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2024年03月08日
3月は最も水温が低い時期!?
陸上ではだんだんと春めいてくる3月。
暖かい陽気に誘われて釣りに出かけてみたはいいものの、全く釣れない......。
なんて経験ありませんか?
それもそのはず、3月はもっとも海水温が低い時期なんです。
2月〜3月は海水温がもっとも冷たい
出典・photoAC
陸上で生活する人にとっては、1月下旬から2月中旬にかけてがもっとも寒い時期ですよね。
しかし、海の中は2月下旬〜3月中旬にかけてもっとも冷たくなるんです。
なぜかというと、海中の季節の進行は陸上よりも2週間〜1ヶ月ほど遅れるから。
海水温の変動は1ヶ月遅れ
水には空気よりも暖まりにくく、冷めにくいという性質があります。
これは、水の比熱容量が大きいため、暖めるには大きな熱量が必要になる一方、いったん暖まると熱量がある程度蓄えられるからです。
鍋でお湯を沸かすのに時間が掛かったり、お風呂のお湯が冷めにくかったりするのは、水の比熱が大きいことが要因です。
海水温が変化する要因
出典・photoAC
海水温が変化する要因は、外気温や太陽による冷却や加熱だけではありません。
海流による水塊の移動、表層と下層の海水の混合などによっても海水温の変化が起きます。
中でも、急激な海水温の変化が起きるのが、海流の影響を受けたとき。
「昨日より急に水温が下がってる」なんて時は、気温低下だけが原因ではなく、海流によって冷たい水が入ってきている可能性もあるんです。
低水温でも安定していれば魚は釣れる
出典・photoAC
一年で最も水温の低い2月下旬から3月中旬。
たしかに、とても水が冷たい時期なので、魚たちも積極的に動くことは難しい。
でも、低水温とはいえ一定の水温が保たれてもいるので、魚種によっては安定した釣果が期待できます。
一番良くないのは急激な水温変化
一般的に変温動物である魚にとって、“急激な水温変化”は活性を一時的に下げる要因になりやすいです。
特に、水塊ごと入れ替わってしまうような大きな変化の場合は、水温上昇であっても魚の動きに影響を与えてしまいます。
釣果の期待度としては『急激な水温低下<低水温で安定』と考えておくと良いでしょう。
水中極寒期
2月下旬〜3月中旬は海の水がもっとも冷たい時期です。
しかし、低水温を好む魚もいます。
また、産卵後の体力回復のために、もしくは産卵を意識して荒食いをする魚もいます。
しっかり冷えて低水温なりに安定する3月に入れば、日を追うごとに釣れる魚が増えていきますよ!
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