2019年05月07日
6個の係数 その使い方
みなさん、こんにちは。
今回は資産運用に関して必要になる6つの指標に関して大まかに紹介していきます。
その指標とは、
@終価係数
A現価係数
B年金終価係数
C年金現価係数
D減債基金係数
E資本回収係数
です。
まずはそれぞれに関して説明します。
@終価係数とは、元本を一定期間複利運用した場合に将来いくらになるか計算する指数
A現価係数とは、将来一定期間後に目標金額に達するためには現在いくらの元本が必要かを計算する指数
B年金終価係数とは、一定期間一定率でつみたてで複利運用をした場合に、将来いくらになるか計算する指数
C年金現価係数とは、元本を一定利率で複利運用しながら元本を一定金額崩していく場合に、現在いくらの元本で運用を始めればいいのか計算する指数
D減債基金係数とは、将来一定期間後に目標金額を得るために積み立てで複利運用をする場合にいくらずつ積み立てればよいかを計算する指数
E資本回収係数とは、元本を一定利率で複利運用をしながら一定期間で元本を取り崩していく場合に、毎年いくらずつ受け取ることができるか計算する指数
こう説明されてもわかりにくいですよね。それではこの指数の使い方の説明をしていきます。
@まずは、資産運用の目標を決めるために、年金現価係数を利用して、老後資金としても目標を決定します。この目標の決め方は、月々どのくらいのお金が必要になるのか? 年金や退職金ではどのくらいの金額カバーできるのかを計算し、そして不足分を算出します。その不足分が毎月元本を取り崩していく金額になります。
老後資金として現在の指標ではどのくらい必要になるかは以下の記事で書いています。参照ください。
https://fanblogs.jp/ougiizaya/archive/50/0
A@で目標が決定しました。次にその目標に達するために必要な計算をしますが。ここでいきなり毎年の積立金額を計算するわけではありません。最初に、現在有するお金を計算します。現在のお金で運用に回している金額が、将来どのくらいの資金になるかを概算で計算するために、終価係数を利用します。この計算によって、現在運用に回しているお金が将来どの程度の金額になっているかを計算することができます。
B次に、@で出した金額とAで出した金額の差分を取ります。この差分が、これから埋め合わせなければならない金額です。ここで初めて毎年の積立金額を決定します。その際に利用する係数が減債基金係数です。これによって、その差分を埋めるためには毎年いくら積み立てれば達成することができるかを計算してくれます。そして、この計算で出た値を12で割ってやれば毎月のどの程度積み立てなければならないのかを算出してくれます。
このようなプロセスで、運用に関する計画を立てることで、無計画での運用を行う心配がなくなりますので、非常に安心して運用を行うことができるのではないでしょうか? そして、もし金融機関などに別用があって、行ったときなどでも、無駄に商品を購入させられる必要もないので、断り文句としても利用することができるのではないでしょうか
さて、ここでこの係数を利用するにあたって、注意したいことを挙げていきます。
それは複利運用をこれから行う場合において、想定する運用利率をあまり高めには設定しないことです。もし高めに設定してしまうと、将来の必要資金にかなり楽観的なバイアスがかかってしまい、将来の資金計画が崩れてしまうこともあるからです。
それではどのくらいの利率で計算することがお勧めなのかというと、大きくても2%での運用を想定してください。これはだいたい世界的に見た時の平均的な経済成長率の指数です。もしこの数字でも少し不安という方は1%くらいまで下げてもよいと思います。私自身は、2%で計画しています。
あくまでここで使ったのは、3つの係数でしたが、これはしっかりと目標をベースにした資産運用における指数の使い方です。目標の天井を決めなければ、年金終価係数などを利用して、自分の資産をどれくらい増やせるかなどを考えるのもまた一つの楽しみではないでしょうか?
今回の内容は以上です。
面白かったと思っていただけましたら、ぜひいいねなどをお願いします。
今回は資産運用に関して必要になる6つの指標に関して大まかに紹介していきます。
その指標とは、
@終価係数
A現価係数
B年金終価係数
C年金現価係数
D減債基金係数
E資本回収係数
です。
まずはそれぞれに関して説明します。
@終価係数とは、元本を一定期間複利運用した場合に将来いくらになるか計算する指数
A現価係数とは、将来一定期間後に目標金額に達するためには現在いくらの元本が必要かを計算する指数
B年金終価係数とは、一定期間一定率でつみたてで複利運用をした場合に、将来いくらになるか計算する指数
C年金現価係数とは、元本を一定利率で複利運用しながら元本を一定金額崩していく場合に、現在いくらの元本で運用を始めればいいのか計算する指数
D減債基金係数とは、将来一定期間後に目標金額を得るために積み立てで複利運用をする場合にいくらずつ積み立てればよいかを計算する指数
E資本回収係数とは、元本を一定利率で複利運用をしながら一定期間で元本を取り崩していく場合に、毎年いくらずつ受け取ることができるか計算する指数
こう説明されてもわかりにくいですよね。それではこの指数の使い方の説明をしていきます。
@まずは、資産運用の目標を決めるために、年金現価係数を利用して、老後資金としても目標を決定します。この目標の決め方は、月々どのくらいのお金が必要になるのか? 年金や退職金ではどのくらいの金額カバーできるのかを計算し、そして不足分を算出します。その不足分が毎月元本を取り崩していく金額になります。
老後資金として現在の指標ではどのくらい必要になるかは以下の記事で書いています。参照ください。
https://fanblogs.jp/ougiizaya/archive/50/0
A@で目標が決定しました。次にその目標に達するために必要な計算をしますが。ここでいきなり毎年の積立金額を計算するわけではありません。最初に、現在有するお金を計算します。現在のお金で運用に回している金額が、将来どのくらいの資金になるかを概算で計算するために、終価係数を利用します。この計算によって、現在運用に回しているお金が将来どの程度の金額になっているかを計算することができます。
B次に、@で出した金額とAで出した金額の差分を取ります。この差分が、これから埋め合わせなければならない金額です。ここで初めて毎年の積立金額を決定します。その際に利用する係数が減債基金係数です。これによって、その差分を埋めるためには毎年いくら積み立てれば達成することができるかを計算してくれます。そして、この計算で出た値を12で割ってやれば毎月のどの程度積み立てなければならないのかを算出してくれます。
このようなプロセスで、運用に関する計画を立てることで、無計画での運用を行う心配がなくなりますので、非常に安心して運用を行うことができるのではないでしょうか? そして、もし金融機関などに別用があって、行ったときなどでも、無駄に商品を購入させられる必要もないので、断り文句としても利用することができるのではないでしょうか
さて、ここでこの係数を利用するにあたって、注意したいことを挙げていきます。
それは複利運用をこれから行う場合において、想定する運用利率をあまり高めには設定しないことです。もし高めに設定してしまうと、将来の必要資金にかなり楽観的なバイアスがかかってしまい、将来の資金計画が崩れてしまうこともあるからです。
それではどのくらいの利率で計算することがお勧めなのかというと、大きくても2%での運用を想定してください。これはだいたい世界的に見た時の平均的な経済成長率の指数です。もしこの数字でも少し不安という方は1%くらいまで下げてもよいと思います。私自身は、2%で計画しています。
あくまでここで使ったのは、3つの係数でしたが、これはしっかりと目標をベースにした資産運用における指数の使い方です。目標の天井を決めなければ、年金終価係数などを利用して、自分の資産をどれくらい増やせるかなどを考えるのもまた一つの楽しみではないでしょうか?
今回の内容は以上です。
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