2016年01月03日
海外旅行 | 自家用車で旅行してみませんか?私は遠慮しておきます。
1.はじめに
この記事は以前から書きたかった記事です。皆さん、日本のナンバープレートのままの状態で自家用車を利用できる国・地域を知っていますか?答えは、韓国とアメリカ合衆国です。
この2国のうち、最も行きやすいのは「韓国」です。韓国に関しては後ほど。
それ以外の国・地域のうち、自動車カルネが適用できるところは、海外渡航用ナンバー(いわゆる国際ナンバー)を取得することで、自家用車で日本の車検を通った車を乗り回すことが可能です。
2.国際ナンバープレートとは?
JAFのサイトによると、カルネを用いて外国に持ち込んだ日本登録の車を現地で運転する場合は日本のナンバープレートをアルファベットで記載された国際ナンバープレートに変更する必要があります。なお、国際ナンバープレートは、アルファベットで記載されていれば良いので、自作でもOKです。
日本のナンバープレートとの違いを下図で解説します。
仙台ナンバーを例にillustratorを用いて、私がイメージ図を作成してみました。自分でいうのも何ですが結構上手く作ったと自負しています。ナンバープレートのフォントは何となく似たようなものを用いています。
変更する箇所は2項目です。地名とひらがな表示のみです。
地名ですが、以下のとおり3文字となります。
・仙台ナンバーの場合は、Miyagi+Sendaiより3文字抜き出してMGSとなります。
・宮城ナンバーの場合は、Miyagi+Miyagiより3文字のMGMとなります。
自作でも問題ないのですが、民間の会社で作成してくれるところがあったり、JAFではカルネの申込と同時にナンバープレートの作成を申し込むことができます。詳しくはJAFのサイトをご欄ください。
3.自動車カルネとは?
自動車カルネ(正式名"AIT/FIA Carnet de Passages en Douane")は、自家用自動車(含自動二輪)の一時輸入の通関手続を簡素化する書類のことです。
これによって一時輸入された自動車は、その国に登録する必要はなく日本登録のままで外国を走行することができます。
ただし、定められた期間内に再輸出しなければなりません。カルネの有効期間は1年間で、使用後はJAFに返却しなければいけません。
また、自動車カルネを取得できる条件は以下のとおりです。
・車両が日本で登録されており、車検が切れていないこと
・必ず日本へ持ち帰ること
・カルネ名義人本人が海外へ渡航すること
・滞在国への持込期間が、その国が定めた期限を越えないこと
自動車カルネ等について、詳しく調べたい方は、以下のホームページをご欄ください。
・税関公式サイト
・一般社団法人日本商事仲裁協会ATAカルネ
・JAF自動車カルネのご案内
自動二輪で世界一周をしたり、レースに用いる車を、国内から一時的に海外に持ち出す機会が多い方はこの手続きを行う必要があります。どうしても、中国やロシアで自家用車を運転したいという方も国際ナンバーとカルネが必要です。
4.日本のナンバーのままで自家用車を持ち込める国
先ほど、日本のナンバープレートを付けた状態で自家用車を運転できるのは、韓国とアメリカ合衆国と記載しました。アメリカ合衆国の場合は、ほとんどのケースは在日米軍基地の中に入ることを意味しています。実際に私のような一般人が他国で運転できる国は、韓国ぐらいです。かなり気軽に渡航できます。所定の手続きをパスポート及び国際免許証があれば、運転可能です。
運転は可能ですが、韓国の交通マナーは最悪の部類に入ります。また、日本と異なり右側通行です。昔、釜山やソウルに行ったときに、日本のナンバープレートの車を目撃したことがあります。盗難車かと思いました。現地の方も同様に思っていたようです。
さらに、二国間の関係は諸事情により現在最悪の状態です。日本のナンバープレートの車をみた途端、イタズラされる可能性もあります。私はそこまでして自家用車で韓国の国内を走り回る勇気はありません。参考までに韓国の道路の写真を添付します。ネットからの拾いものです。
まずは一般道路です。バス優先です。
次は韓国の高速道路です。車線数は非常に多いのですが、なぜかもの凄い渋滞です。
最後に、たまに道路上に出現する穴です。
5.日本からの国際航路
日本からの国際定期便の船は、韓国、中華人民共和国、ロシア連邦の3カ国が旅客船として運航しています。ただし、ロシア連邦の稚内〜サハリン間は、夏期のみの運航です。
以下の図が、現在就航中の定期便です。車の輸送の場合は、貨物船に乗せて、現地で受け渡しという手段もありますが、詳しく調べていないので、今回は割愛いたします。
それぞれの船会社のサイトを掲載しておきます。
・関釜フェリー
・カメリアライン
・パンスターフェリー
・DBSクルーズフェリー
・ハートランドフェリー
・上海フェリー
・日中国際フェリー
6.国際免許証
自家用車ではなく、海外でレンタカーを借りて、車を運転したい方は各都道府県の運転免許更新センター(免許センター)で、国外運転免許証取得手続を行うと1時間程度で発行してくれます。手数料は2,400円で、この他証明写真、パスポートが必要です。国際免許証の有効期間は、発行日から1年間です。
なお、日本が発行した国際免許証で運転可能な国・地域は、ジュネーヴ条約締約国又は2国間取り決めにより有効な国(ドイツ連邦、台湾)、ジュネーヴ条約未締結であってもその国・地域と同等の水準にあるとみなされる免許証(要するに日本の運転免許証)で運転可能です。それに該当する国・地域は、スイス連邦、スロベニア共和国、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国、モナコ公国と台湾です。なお、中華人民共和国(香港、マカオ以外)では上記の条件を満足しないため、中華人民共和国で免許証を取得する必要があります。まあ中華人民共和国に行く機会は余りないと思いますが・・・。私は喉が弱いのでPM2.5には勝てません。
海外での渡航の際に、レンタカーで外国の道路を運転してみるのも面白いですよ。私はかなりハマりました。
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日本が極端に規則的過ぎでマナーが良すぎるだけです。
日本で47都道府県と韓国、フィリピンで運転しましたが、運転マナーは関西と九州を足して2で割った程度です。
それよりも車優先のフィリピンの運転マナーの方がヤバい
国際ナンバープレートに1箇所間違いがあります。4桁ナンバーのハイフンがなくなります。日本で「54-32」ならば国際ナンバープレートは「5432」になります。