2017年12月02日
【ドラマ】この人生は初めてなので ep.15-1
変なところで一時停止をしてしまいました・・・もう既に放送が終わっているというのに。なるべく早く完結させます!!
15話は、登場人物それぞれが自分のこと、相手のこと、周りのことを考える回でした!
〜ep.14-2のつづきから〜
セヒがジホに告白をしようとした日。ジホがセヒに告げたのは、「もう私達・・・契約を終了にしたらと思います」という言葉だった。
そして、セヒは「ウリ」の首輪を見ながら・・・「契約を終了したいんですね」とジホに訊き、ジホはセヒの方を見ずに「はい」と頷いた。
ホランはシン代理に居候中のスジの家まで送ってきてもらっていた。やっぱりさっきスジが電話してた時、シン代理と飲んでいたんだね。「今日はおかげで楽しかったです」とシン代理にお礼を言うホラン。シン代理が家に帰るのが惜しいと相変わらず「給食体」を使うとホランも「認定」とにっこりとシン代理に合わせて応答したよ!でも、ハイタッチはしない(笑)シン代理、悪い人じゃないのだけど、この喋りは30過ぎの男としていかがなものか・・・(個人的な感想ですw)
その2人の姿を見たスジとマ代表。スジが見たことない男だと言うと、マ代表はうちの会社の担当の会計士だと言った。世間は狭い・・・
ジホとセヒはテーブルに向かい合っている。セヒはもう一度ジホに契約終了の意思を尋ねた。ジホは思ったより早く制作会社と契約ができそうで家も探すことができると言った。「家が見つかれば・・・」と言い淀むジホにセヒは「家が見つかれば私に家賃を払う理由がなくなるから」とジホの代わりに言った。「ええ、ですから私達の契約も維持する理由がないのではないかと。そういう風に思ったので。家賃のためにした結婚ですから」とジホも答える。
セヒは無表情のまま「いい結果ですね。文もまた書けるようになって経済的にも自立できてよかったです」とジホに言った。ジホはずっとじっとセヒの顔を見ている。そして話を終わらせようとするセヒに、ジホはさっき言いかけたことを聞いていないと言った。
セヒは・・・大したことのないことで、ジホが忙しくなるから自分が分別をすると言おうとしたと。自分の心をしまってジホに言わないセヒ。言ってあげて〜〜ジホは待ってるんだよおお!!
ジホは自室に入って座り込み、さっきセヒのお父さんと会ったことを思い出していた。ジホはセヒのお父さんにやっぱり本当のことを話したんだね!「私がセヒさんと結婚したのは家のためでした」と。
最初から愛で結婚したのではなかった、お互いの条件がぴったり合って価値観も似ていたからだと説明したジホ。ジホはお父さんに謝ると意外な反応だった。お父さんは全然そんなことは問題にしていなかったのだ。
今度はジホがお父さんの反応が意外で驚いている。結婚というのはそういうもので、愛だけでするものではないと言うお父さん。この2人の価値観は相当違う!!
ジホはお父さんに、どうしてこの急な結婚を、ジホをセヒの相手に許したのをかを訊いた。「結婚は(する)時があるから」と言ったお父さん。その時にセヒの配偶者にちょうど良く来たのがジホだった。ジホの性格も褒めてくれて反対する理由がない、(ジホがセヒを)愛することまでしてくれて幸いだ、とお父さんはきっかけなんかどうでもいいという口ぶり。
お父さんはジホが今日は変なことを言い出しただけだと思っている。ジホはセヒの家に挨拶に行った時、セヒを愛しているとお父さんとお母さんの前で嘘をついたことがずっと気に掛かっていた。「突然どうして?」と訊くお父さん。
「セヒさんを愛するようになったんです、本当に」とジホは答えた。最初が嘘で始まったのをそのままにしたくないジホの心。それもお父さんは喜び、そうやって暮らしながら夫婦の間の愛は生まれるんだとジホに言った。そして世間がどんなに変わろうとも家は男性が任されるものだと、一度返された通帳をもう一度ジホに渡すお父さん。
もちろんジホはお父さんに本当のことを言ったんだろうなー、と思っていたけど、お父さんの反応がまさかの全肯定だったとは。道理でジホがタクシーで見送る時にも全く普通の態度だったわけで。
セヒは部屋で猫から「ウリ」の首輪を外していた。首輪をじっと見るセヒ。電話が鳴った。相手は「妻」。
「セヒさん、質問があります。契約上の甲乙関係ではなく、男と女でもなく、人生の後輩として、訊きたいことがあります。結婚って何ですか?」セヒは黙ったまま。「結婚ってどういうものか知ってますか?セヒさんは」
セヒがその時思い出していたのは12年前。ジョンミンとの結婚を許してもらいに家に行った時。お父さんはセヒの頬を叩いた。「正気か?子供ができたって!?」お母さんは必死でお父さんを止める。
愛しているから責任を取ると言ったセヒにお父さんは周りの噂や体面を気にして猛反対をする。セヒに教育者として恥ずかしくないんですか?と言われ、お父さんは「すぐに出て行け!もう戻ってくるな!」と怒鳴った。セヒにはそのことが傷になって残ってるんだね。
セヒは自分の部屋を出てジホの部屋に向かい、ドアを開けようとした。
「結婚は・・・ですから本当の結婚は」ジホが続ける。「愛でする結婚は」
“声が震えている。目が潤んでいる” セヒはジホの気配を察した。
「幸福なんでしょう?」
“ジホさんが、泣いた。俺のせいで”
セヒはジホの部屋のドアノブから手を離した。
ジホはセヒに何回も自分の気持ちを言って、何回も機会を作ってるのに、セヒは自分の心をしまっちゃう。それは、昔のことをまだきちんと消化しきれてないし、傷が深くて直面したくないということなのか・・・?
翌朝、ジホが起きて部屋を出るとセヒはいなかった。猫を抱き、いつも通り餌を入れようとするともう既にお皿には入っていて、ゴミを捨てようとすると分別箱はきれいになっていた。
机の上には封筒とセヒの付箋が。「実家に行ってきます。契約終了時、追加で要求事項がありましたらお話し下さい」封筒の中身は結婚契約書だった。ここまでジホが契約終了を要求したことに対して、セヒは感情を一切外に出さず、それに対する意見や感想もジホに直接言っていないんだよね〜〜
ウォンソクは自分のベッドの上で目覚めた。クラブで飲み過ぎ、水を冷蔵庫まで飲みに行って見えたのはベッドの下で眠るボミ!ウォンソクの驚きの声にボミも目覚めた。ウォンソクはよく覚えていないようで、なぜここにボミがいるかも分からない様子。
ボミは「覚えてないの?昨日のこと?」とウォンソクに訊いた。自分が下半身パン一であることにまた焦るウォンソク。しかし、ボミがホランのピンクの枕を使っていることに急に腹をたててボミに怒りだす。「人の枕を勝手に、むやみに、許可も無しに」と言ったところでボミがウォンソクをビンタした!
ボミはクラブでヘロヘロで野垂れ死にするところだったウォンソクをおぶって連れてきたのだ、それだけだった。ズボンだって自分で脱いだのだ。怒って部屋を出て行ったボミ。
ウォンソクは外までボミを追いかけ、謝った。自分に腹を立てていたことをボミに八つ当たりしてしまったことを。「酔い覚まししません?」ボミは歩き始め、ウォンソクはついて行く。
へジャングク(酔い覚まし汁)の店でホランとシン代理が一緒に朝ご飯を食べていた。この2人も昨日お酒飲んでたからね。シン代理はヘジャンククで酔い覚ましをすると言うホランに惚れ惚れしている、って言うか、この人はホランが何をしても惚れ惚れするんだろう。「本当に僕のタイプですね」と言ってるところにやって来たウォンソクとボミ!
シン代理とボミは顔見知りだから挨拶を交わす。その連れ同士で顔を合わせてしまったホランとウォンソク。
ジホはYOLOカフェのオーナーに退職の挨拶をしていた。辞めるのを惜しがってくれるオーナー。ジホのおかげで常連もできたと。(キョルマルエ&スジたち!?)ジホもいい職場を与えてくださってありがとうございました、とお礼を言った。
オーナーはなんとジホに退職金兼お祝い金を用意してくれていた。なんて優しいの〜。さすがいい子ボンナムのお父さん!息子をストーカー呼ばわりしてバイクを壊したことも不問にしてくれたしね〜
カフェの帰りにバスを待っているジホ。オーナー、ボンナム、ジホの3人で撮ったチェキを見ている。下には“忘れないで、YOLOカフェ〜〜”のメッセージ。その時、突然「ワッ」とジホの肩を押す人が。不意をつかれて驚くジホ。←に、驚くボンナム(笑)
「も〜〜、驚いたじゃないの」とボンナムを叩くジホ。「挨拶できないかと思ってどれだけ走ってきたか」とブーブー言うボンナム。この2人は本当に姉弟みたいになったね!走ってきたと言うボンナムにバイクは?と訊くジホ。ボンナムは技術移民のため学校に通うので泣く泣く売ったと言い、餞別のフォトフレームをジホに手渡した。
「覚えてない?これ、僕が演出した夫婦写真」そのフレームの中には握手をするジホとセヒがいた。「ありがたいだろ?」「ありがと。ボンナム」ジホはほろ苦く写真を見つめる。
セヒは実家で両親に「離婚することにしました」と報告した。驚く2人に「結婚生活を終了することにしました」ともう一度言う。お母さんは本気にせず、「ケンカしたの?」と言うんだけど、お父さんの方はこの前のジホのこともあり、何か思い当たるような顔をしている。性格の不一致で協議離婚をしたと最初の取り決め通り言ったセヒ。お母さんは合わなくてもお互い合わせて暮らすものだ、それが結婚だとセヒを叱るが・・・お父さんは何も言わない。
ヘジャンククの店で相席したホラン&シン代理とウォンソク&ボミ。ボミがジホの友達がどうしてシン代理と知り合いかとホランに尋ねると、キョルマルエのアプリで出会ったと正直に答えるホラン。何も知らないシン代理は、ウォンソクとボミの開発のおかげで理想のタイプと出会えたとニコニコ顔。「この人生で会えると思わなかったけど」
ウォンソクが理想のタイプ?とシン代理に訊くと、ホランみたいな人と結婚するのを望んでいた、自分が気に入らないところが一つも無いので驚いたと答えるのだった。
ボミは結婚の日取りを決めたのかと尋ねた。大きく否定するホラン。シン代理も「まだです、そういうのは。まだsomeの間柄です」と言いながら、プロポーズには意欲満々。また変な言葉遣いしてるし(笑)。ホランも一応乗ってあげたけど、ボミとウォンソクはあまりに寒いギャグについていけてない。
食べ始めた時、ホランのヘジャングクにこれを入れなきゃ美味しくないとすりゴマを入れようとしたシン代理。ホランが断る前にウォンソクがその手を止めた。「いいえ、ホランはすりゴマが嫌いです!」
一瞬で変な空気になった4人。「すみません」とウォンソクは謝った。
ジホはバスの中でボンナムからもらった写真を見ている。離婚を決めたと同時にもらった結婚写真。ジホはおもむろに電話を取り出してどこかに掛けはじめた。「私です。よろしければ、私とデートなさいませんか?」さて、相手は!?
セヒは帰るため外に出てきた。庭でタバコを吸っているお父さんと顔を合わせる。お父さんはセヒに言った。自分の思い通りに生きてる奴だ。結婚も、離婚も。そこまで言うと、セヒはお父さんに訊いた。
「本当にそうお考えなんですか?僕が自分の思い通りに生きてきたと。本当にそう思うんですか?」セヒは続けた。
「お父さん。僕はあの日以降、一瞬たりとも心の行くままに生きたことはありませんでした。どうしてかご存知ですか?僕が生まれて初めて選んだ人を否定されたからです。それも、僕が一番信じて愛していた人から」お父さんは黙って聞いている。
「僕がお父さんをどれだけ好きだったか。どれほど愛していたか。だけどその人が僕の選んだ人生を根こそぎ無視したから。それが僕の心の中にどんな門を作ったか、ご存知ですか?」
「それならお前は、俺がどんな気持ちで生きてきたのか知っているのか?」お父さんも答えた。「あの時にまた戻ったとしても、俺の選択は同じだ」
自分の子が火の中に入るようなことを見過ごせなかったお父さん。セヒは自分の子を生かすために他人の子(ジョンミン)を火の中に追いやったのか、女だから、貧しいからと全ての荷を背負わせるように、とジョンミンへの仕打ちを非難した。お父さんは「自分の子がもっと大事だから」とセヒへの愛を口に出す。「幼稚で憎らしいと言われても、それが親の心で愛だ」
「そうです」セヒの目が赤くなってきた。「ですから、僕が誰をどうして横にいさせられますか?どんな資格で。一人で不幸になればいいんだ」
ジホのデートの相手。それはジョンミンだった。クライミングのジムですいすいと上に登っていくジョンミン。これはイ・チョンアさんのサービスカットか!?
ジョンミンは天辺から降りてきてジホの横に来た。感心したジホがジョンミンにコウモリかと思ったと感想を言うと、水を咳き込むジョンミン。「契約、本当にしないんですか?」ジホはさっぱりした顔で水を飲み、離婚をジョンミンに報告した。「もう少し正確に言うとすると、契約を終了しようと」途端に複雑な顔になるジョンミン。自分のせいでそうなったのかと思うジョンミンに、ジホは明るくセヒとの仲にジョンミンがそこまでの影響力はないと言った。そうなんだよね〜。セヒとジョンミンの間はもう整理されていて、今回のジホとセヒの離婚はジョンミンとのことから端を発したセヒの心の中とジホの心の問題なんだよね!ジョンミンもすぐに「オーバーだったわね」と笑った。
「むしろ、よりはっきり分かりました、代表のおかげで」とジホは言った。「私がセヒさんを本当に愛して・・いるということを」「だけど・・何故・・」
「愛したいけれど、思いっきりあの人を愛したいんですけど、どうしたらいいのか分からないんです。ただ・・」ジホはセヒのお父さんから言われた結婚にまつわる言葉を思い出す。「結婚という19号室に閉じ込められている感じと言うか。おかしいですよね、混乱してて」
「いいえ、とても理解できるわ。私。結婚はとてもたくさんの人たちの愛が絡まってるものみたい。問題は人たちがみんな真心ということでしょう。分かってみると、一様に全て綺麗な心ということ。だけど綺麗なことも絡まりあうと、それが元々どんな綺麗な形か分からなくなってしまうから。それが元々どんな愛だったか分からなくなってしまうから」ジョンミンの言葉にジホは頷いている。セヒのお父さん、お母さんもセヒの幸せを思えばこその言葉だった。ただ、絡まってしまったのだ。ジョンミンも今はそのことが分かったからジホにこう言えてるんだね!
「本当にすごくて怖いことみたいです、夫婦になるって。だけどユン作家とセヒにはハッピーエンドを望んでたんだけど・・・」切ない表情で言うジョンミン。
「私たちがどうして・・・?」ジホは不思議そうに尋ねた。「サッドエンドだと思うんですか?」
そう!ジホはセヒとの愛を諦めて離婚を申し出たのではなかった!強い!!「離婚するからですか?」ジョンミンはジホの素朴な疑問に当惑している(笑)
「もしかして結婚を維持することがハッピーエンドだと思ってます?離婚は幸せの失敗で?」真面目な顔で尋ねるジホ。「私に実験精神あふれる作品を期待されてるとおっしゃっていた方が、まさかそんな頭の固い考えをお持ちではないでしょう?」とナチュラルに煽る(笑)さすがドライ(ドルアイ=変な子)のジホちゃんです。
「違います、絶対に。私たちは絶対にそんな(古い考えの)制作会社ではないです」と慌ててジョンミンが言うも、「契約、本当に考え直さなければいけないみたいです」と明るく言ってクライミングに向かうジホ!ジョンミン苦笑いの巻。
会社で水入らずのセヒとマ代表。マ代表は不味いと悪態をつきながらジャジャン麺を食べ、セヒは無言で酒を煽っている。すっかり酔ったセヒにマ代表は肝臓が溶けると酒を取り上げた。普段飲まないお酒を煽るセヒにマ代表は感づいた。
「お前、告白したのか?ジホさんに」セヒはため息をついた。セヒはマ代表にメールで相談していたのだった。
1.もう僕たち、本当に結婚しますか?2.もう僕たち、夫婦になりますか?3.もう僕たち、一緒になりますか?←この3つのうちで一番キザっぽくないやつはどれか?って聞いたんだね。
マ代表は、セヒがらしくなく誠実に3つ準備したんだねってちょっと嬉しそう。セヒが久しぶりに人に興味を示したんだもんね!3つのうちのどれにしたかを訊くと「3つとも言えなかった」とたくわんを齧りながら言うセヒ。「お前が全部キザっぽいって言うから」
マ代表は分かっている。「できなかったのか?しなかったのか?」セヒがため息をつくと、「しなかったんだな」とすぐに言った。言おうとはしてたんだよね、でもジホに先に契約終了を言われたから・・・
スジは突然お母さんの住む家に帰ってきた。寝る前にマ代表から来た「あったかくして寝ろよ。愛してる」のメッセを見て笑いが込み上げるスジ。←その姿を見て微笑むお母さん。スジはすぐに真顔になってテレビに話題をふった。
テレビに出ている外国人がタイプだと言うお母さんに、そうではないと言うスジ。するとお母さんは「誰かさんのオッパも私のタイプじゃないわ。顔は」とスジの恋バナに話を持っていこうとする。スジがしらばっくれてお母さんの足を揉んでいると、スジが彼氏のことを何故隠すのかと訊いた。お母さんはマ代表に会った日、スジに裏切られた思いだったと言った。「私、あんたが生まれてこの方男と付き合ったことがないと思ってた」
お母さんはスジが男に縁が無いと思い込んで心配していたのに、実際は何も言ってくれていなかったことが寂しくて裏切られた思いだったんだね。
お母さんは、スジに自分か彼氏かを張り合わせるようなことをどうしてするのかと訊いた。今、裏切られたという思いだったと言った時も「なんでよ!」と言わず、「そう?」と、お母さんの前でまるで罪を犯したような表情をするスジにお母さんは「あんた、私に後ろめたいの?」と訊くと足を揉んでいるスジの手が止まった。「私の足があんたの罪責感なのね」
スジはお母さんを思って全てお母さんを優先にしてきた。お母さんの体が不自由だからその助けをしなくてはならないと。だからこそ、彼氏のことも隠してきた。でも、お母さんはストレスで薬を飲んだり10円ハゲまで作って会社に勤める娘が不憫だった。母子はまともに言い合いになった。
稼いだお金をお母さんと住むための分譲マンションにつぎ込むスジ。お母さんは住まないと言うと「じゃあ!この足でどうやって暮らすの!」とスジが大声を出した。これがスジの本音だった。
「見なさい、私の足があんたの足かせなのね」とお母さんは呟いた。「足をついて世の中に立てと言って私の足を自分ひとりで持って担いで下敷きになってるのね」
スジはお母さんのためを思っている。でもお母さんはスジがそのために苦しい思いをして生きるのは本意ではない。今、それをお互い口に出し合った母子。スジもお母さんも涙をこらえている。でも、こういう風にして相手の思うことを知る。言わなくちゃ分からないんだよ〜〜、セヒや!!
つづきます〜
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15話は、登場人物それぞれが自分のこと、相手のこと、周りのことを考える回でした!
〜ep.14-2のつづきから〜
セヒがジホに告白をしようとした日。ジホがセヒに告げたのは、「もう私達・・・契約を終了にしたらと思います」という言葉だった。
そして、セヒは「ウリ」の首輪を見ながら・・・「契約を終了したいんですね」とジホに訊き、ジホはセヒの方を見ずに「はい」と頷いた。
ホランはシン代理に居候中のスジの家まで送ってきてもらっていた。やっぱりさっきスジが電話してた時、シン代理と飲んでいたんだね。「今日はおかげで楽しかったです」とシン代理にお礼を言うホラン。シン代理が家に帰るのが惜しいと相変わらず「給食体」を使うとホランも「認定」とにっこりとシン代理に合わせて応答したよ!でも、ハイタッチはしない(笑)シン代理、悪い人じゃないのだけど、この喋りは30過ぎの男としていかがなものか・・・(個人的な感想ですw)
その2人の姿を見たスジとマ代表。スジが見たことない男だと言うと、マ代表はうちの会社の担当の会計士だと言った。世間は狭い・・・
ジホとセヒはテーブルに向かい合っている。セヒはもう一度ジホに契約終了の意思を尋ねた。ジホは思ったより早く制作会社と契約ができそうで家も探すことができると言った。「家が見つかれば・・・」と言い淀むジホにセヒは「家が見つかれば私に家賃を払う理由がなくなるから」とジホの代わりに言った。「ええ、ですから私達の契約も維持する理由がないのではないかと。そういう風に思ったので。家賃のためにした結婚ですから」とジホも答える。
セヒは無表情のまま「いい結果ですね。文もまた書けるようになって経済的にも自立できてよかったです」とジホに言った。ジホはずっとじっとセヒの顔を見ている。そして話を終わらせようとするセヒに、ジホはさっき言いかけたことを聞いていないと言った。
セヒは・・・大したことのないことで、ジホが忙しくなるから自分が分別をすると言おうとしたと。自分の心をしまってジホに言わないセヒ。言ってあげて〜〜ジホは待ってるんだよおお!!
ジホは自室に入って座り込み、さっきセヒのお父さんと会ったことを思い出していた。ジホはセヒのお父さんにやっぱり本当のことを話したんだね!「私がセヒさんと結婚したのは家のためでした」と。
最初から愛で結婚したのではなかった、お互いの条件がぴったり合って価値観も似ていたからだと説明したジホ。ジホはお父さんに謝ると意外な反応だった。お父さんは全然そんなことは問題にしていなかったのだ。
今度はジホがお父さんの反応が意外で驚いている。結婚というのはそういうもので、愛だけでするものではないと言うお父さん。この2人の価値観は相当違う!!
ジホはお父さんに、どうしてこの急な結婚を、ジホをセヒの相手に許したのをかを訊いた。「結婚は(する)時があるから」と言ったお父さん。その時にセヒの配偶者にちょうど良く来たのがジホだった。ジホの性格も褒めてくれて反対する理由がない、(ジホがセヒを)愛することまでしてくれて幸いだ、とお父さんはきっかけなんかどうでもいいという口ぶり。
お父さんはジホが今日は変なことを言い出しただけだと思っている。ジホはセヒの家に挨拶に行った時、セヒを愛しているとお父さんとお母さんの前で嘘をついたことがずっと気に掛かっていた。「突然どうして?」と訊くお父さん。
「セヒさんを愛するようになったんです、本当に」とジホは答えた。最初が嘘で始まったのをそのままにしたくないジホの心。それもお父さんは喜び、そうやって暮らしながら夫婦の間の愛は生まれるんだとジホに言った。そして世間がどんなに変わろうとも家は男性が任されるものだと、一度返された通帳をもう一度ジホに渡すお父さん。
もちろんジホはお父さんに本当のことを言ったんだろうなー、と思っていたけど、お父さんの反応がまさかの全肯定だったとは。道理でジホがタクシーで見送る時にも全く普通の態度だったわけで。
セヒは部屋で猫から「ウリ」の首輪を外していた。首輪をじっと見るセヒ。電話が鳴った。相手は「妻」。
「セヒさん、質問があります。契約上の甲乙関係ではなく、男と女でもなく、人生の後輩として、訊きたいことがあります。結婚って何ですか?」セヒは黙ったまま。「結婚ってどういうものか知ってますか?セヒさんは」
セヒがその時思い出していたのは12年前。ジョンミンとの結婚を許してもらいに家に行った時。お父さんはセヒの頬を叩いた。「正気か?子供ができたって!?」お母さんは必死でお父さんを止める。
愛しているから責任を取ると言ったセヒにお父さんは周りの噂や体面を気にして猛反対をする。セヒに教育者として恥ずかしくないんですか?と言われ、お父さんは「すぐに出て行け!もう戻ってくるな!」と怒鳴った。セヒにはそのことが傷になって残ってるんだね。
セヒは自分の部屋を出てジホの部屋に向かい、ドアを開けようとした。
「結婚は・・・ですから本当の結婚は」ジホが続ける。「愛でする結婚は」
“声が震えている。目が潤んでいる” セヒはジホの気配を察した。
「幸福なんでしょう?」
“ジホさんが、泣いた。俺のせいで”
セヒはジホの部屋のドアノブから手を離した。
ジホはセヒに何回も自分の気持ちを言って、何回も機会を作ってるのに、セヒは自分の心をしまっちゃう。それは、昔のことをまだきちんと消化しきれてないし、傷が深くて直面したくないということなのか・・・?
翌朝、ジホが起きて部屋を出るとセヒはいなかった。猫を抱き、いつも通り餌を入れようとするともう既にお皿には入っていて、ゴミを捨てようとすると分別箱はきれいになっていた。
机の上には封筒とセヒの付箋が。「実家に行ってきます。契約終了時、追加で要求事項がありましたらお話し下さい」封筒の中身は結婚契約書だった。ここまでジホが契約終了を要求したことに対して、セヒは感情を一切外に出さず、それに対する意見や感想もジホに直接言っていないんだよね〜〜
ウォンソクは自分のベッドの上で目覚めた。クラブで飲み過ぎ、水を冷蔵庫まで飲みに行って見えたのはベッドの下で眠るボミ!ウォンソクの驚きの声にボミも目覚めた。ウォンソクはよく覚えていないようで、なぜここにボミがいるかも分からない様子。
ボミは「覚えてないの?昨日のこと?」とウォンソクに訊いた。自分が下半身パン一であることにまた焦るウォンソク。しかし、ボミがホランのピンクの枕を使っていることに急に腹をたててボミに怒りだす。「人の枕を勝手に、むやみに、許可も無しに」と言ったところでボミがウォンソクをビンタした!
ボミはクラブでヘロヘロで野垂れ死にするところだったウォンソクをおぶって連れてきたのだ、それだけだった。ズボンだって自分で脱いだのだ。怒って部屋を出て行ったボミ。
ウォンソクは外までボミを追いかけ、謝った。自分に腹を立てていたことをボミに八つ当たりしてしまったことを。「酔い覚まししません?」ボミは歩き始め、ウォンソクはついて行く。
へジャングク(酔い覚まし汁)の店でホランとシン代理が一緒に朝ご飯を食べていた。この2人も昨日お酒飲んでたからね。シン代理はヘジャンククで酔い覚ましをすると言うホランに惚れ惚れしている、って言うか、この人はホランが何をしても惚れ惚れするんだろう。「本当に僕のタイプですね」と言ってるところにやって来たウォンソクとボミ!
シン代理とボミは顔見知りだから挨拶を交わす。その連れ同士で顔を合わせてしまったホランとウォンソク。
ジホはYOLOカフェのオーナーに退職の挨拶をしていた。辞めるのを惜しがってくれるオーナー。ジホのおかげで常連もできたと。(キョルマルエ&スジたち!?)ジホもいい職場を与えてくださってありがとうございました、とお礼を言った。
オーナーはなんとジホに退職金兼お祝い金を用意してくれていた。なんて優しいの〜。さすがいい子ボンナムのお父さん!息子をストーカー呼ばわりしてバイクを壊したことも不問にしてくれたしね〜
カフェの帰りにバスを待っているジホ。オーナー、ボンナム、ジホの3人で撮ったチェキを見ている。下には“忘れないで、YOLOカフェ〜〜”のメッセージ。その時、突然「ワッ」とジホの肩を押す人が。不意をつかれて驚くジホ。←に、驚くボンナム(笑)
「も〜〜、驚いたじゃないの」とボンナムを叩くジホ。「挨拶できないかと思ってどれだけ走ってきたか」とブーブー言うボンナム。この2人は本当に姉弟みたいになったね!走ってきたと言うボンナムにバイクは?と訊くジホ。ボンナムは技術移民のため学校に通うので泣く泣く売ったと言い、餞別のフォトフレームをジホに手渡した。
「覚えてない?これ、僕が演出した夫婦写真」そのフレームの中には握手をするジホとセヒがいた。「ありがたいだろ?」「ありがと。ボンナム」ジホはほろ苦く写真を見つめる。
セヒは実家で両親に「離婚することにしました」と報告した。驚く2人に「結婚生活を終了することにしました」ともう一度言う。お母さんは本気にせず、「ケンカしたの?」と言うんだけど、お父さんの方はこの前のジホのこともあり、何か思い当たるような顔をしている。性格の不一致で協議離婚をしたと最初の取り決め通り言ったセヒ。お母さんは合わなくてもお互い合わせて暮らすものだ、それが結婚だとセヒを叱るが・・・お父さんは何も言わない。
ヘジャンククの店で相席したホラン&シン代理とウォンソク&ボミ。ボミがジホの友達がどうしてシン代理と知り合いかとホランに尋ねると、キョルマルエのアプリで出会ったと正直に答えるホラン。何も知らないシン代理は、ウォンソクとボミの開発のおかげで理想のタイプと出会えたとニコニコ顔。「この人生で会えると思わなかったけど」
ウォンソクが理想のタイプ?とシン代理に訊くと、ホランみたいな人と結婚するのを望んでいた、自分が気に入らないところが一つも無いので驚いたと答えるのだった。
ボミは結婚の日取りを決めたのかと尋ねた。大きく否定するホラン。シン代理も「まだです、そういうのは。まだsomeの間柄です」と言いながら、プロポーズには意欲満々。また変な言葉遣いしてるし(笑)。ホランも一応乗ってあげたけど、ボミとウォンソクはあまりに寒いギャグについていけてない。
食べ始めた時、ホランのヘジャングクにこれを入れなきゃ美味しくないとすりゴマを入れようとしたシン代理。ホランが断る前にウォンソクがその手を止めた。「いいえ、ホランはすりゴマが嫌いです!」
一瞬で変な空気になった4人。「すみません」とウォンソクは謝った。
ジホはバスの中でボンナムからもらった写真を見ている。離婚を決めたと同時にもらった結婚写真。ジホはおもむろに電話を取り出してどこかに掛けはじめた。「私です。よろしければ、私とデートなさいませんか?」さて、相手は!?
セヒは帰るため外に出てきた。庭でタバコを吸っているお父さんと顔を合わせる。お父さんはセヒに言った。自分の思い通りに生きてる奴だ。結婚も、離婚も。そこまで言うと、セヒはお父さんに訊いた。
「本当にそうお考えなんですか?僕が自分の思い通りに生きてきたと。本当にそう思うんですか?」セヒは続けた。
「お父さん。僕はあの日以降、一瞬たりとも心の行くままに生きたことはありませんでした。どうしてかご存知ですか?僕が生まれて初めて選んだ人を否定されたからです。それも、僕が一番信じて愛していた人から」お父さんは黙って聞いている。
「僕がお父さんをどれだけ好きだったか。どれほど愛していたか。だけどその人が僕の選んだ人生を根こそぎ無視したから。それが僕の心の中にどんな門を作ったか、ご存知ですか?」
「それならお前は、俺がどんな気持ちで生きてきたのか知っているのか?」お父さんも答えた。「あの時にまた戻ったとしても、俺の選択は同じだ」
自分の子が火の中に入るようなことを見過ごせなかったお父さん。セヒは自分の子を生かすために他人の子(ジョンミン)を火の中に追いやったのか、女だから、貧しいからと全ての荷を背負わせるように、とジョンミンへの仕打ちを非難した。お父さんは「自分の子がもっと大事だから」とセヒへの愛を口に出す。「幼稚で憎らしいと言われても、それが親の心で愛だ」
「そうです」セヒの目が赤くなってきた。「ですから、僕が誰をどうして横にいさせられますか?どんな資格で。一人で不幸になればいいんだ」
ジホのデートの相手。それはジョンミンだった。クライミングのジムですいすいと上に登っていくジョンミン。これはイ・チョンアさんのサービスカットか!?
ジョンミンは天辺から降りてきてジホの横に来た。感心したジホがジョンミンにコウモリかと思ったと感想を言うと、水を咳き込むジョンミン。「契約、本当にしないんですか?」ジホはさっぱりした顔で水を飲み、離婚をジョンミンに報告した。「もう少し正確に言うとすると、契約を終了しようと」途端に複雑な顔になるジョンミン。自分のせいでそうなったのかと思うジョンミンに、ジホは明るくセヒとの仲にジョンミンがそこまでの影響力はないと言った。そうなんだよね〜。セヒとジョンミンの間はもう整理されていて、今回のジホとセヒの離婚はジョンミンとのことから端を発したセヒの心の中とジホの心の問題なんだよね!ジョンミンもすぐに「オーバーだったわね」と笑った。
「むしろ、よりはっきり分かりました、代表のおかげで」とジホは言った。「私がセヒさんを本当に愛して・・いるということを」「だけど・・何故・・」
「愛したいけれど、思いっきりあの人を愛したいんですけど、どうしたらいいのか分からないんです。ただ・・」ジホはセヒのお父さんから言われた結婚にまつわる言葉を思い出す。「結婚という19号室に閉じ込められている感じと言うか。おかしいですよね、混乱してて」
「いいえ、とても理解できるわ。私。結婚はとてもたくさんの人たちの愛が絡まってるものみたい。問題は人たちがみんな真心ということでしょう。分かってみると、一様に全て綺麗な心ということ。だけど綺麗なことも絡まりあうと、それが元々どんな綺麗な形か分からなくなってしまうから。それが元々どんな愛だったか分からなくなってしまうから」ジョンミンの言葉にジホは頷いている。セヒのお父さん、お母さんもセヒの幸せを思えばこその言葉だった。ただ、絡まってしまったのだ。ジョンミンも今はそのことが分かったからジホにこう言えてるんだね!
「本当にすごくて怖いことみたいです、夫婦になるって。だけどユン作家とセヒにはハッピーエンドを望んでたんだけど・・・」切ない表情で言うジョンミン。
「私たちがどうして・・・?」ジホは不思議そうに尋ねた。「サッドエンドだと思うんですか?」
そう!ジホはセヒとの愛を諦めて離婚を申し出たのではなかった!強い!!「離婚するからですか?」ジョンミンはジホの素朴な疑問に当惑している(笑)
「もしかして結婚を維持することがハッピーエンドだと思ってます?離婚は幸せの失敗で?」真面目な顔で尋ねるジホ。「私に実験精神あふれる作品を期待されてるとおっしゃっていた方が、まさかそんな頭の固い考えをお持ちではないでしょう?」とナチュラルに煽る(笑)さすがドライ(ドルアイ=変な子)のジホちゃんです。
「違います、絶対に。私たちは絶対にそんな(古い考えの)制作会社ではないです」と慌ててジョンミンが言うも、「契約、本当に考え直さなければいけないみたいです」と明るく言ってクライミングに向かうジホ!ジョンミン苦笑いの巻。
会社で水入らずのセヒとマ代表。マ代表は不味いと悪態をつきながらジャジャン麺を食べ、セヒは無言で酒を煽っている。すっかり酔ったセヒにマ代表は肝臓が溶けると酒を取り上げた。普段飲まないお酒を煽るセヒにマ代表は感づいた。
「お前、告白したのか?ジホさんに」セヒはため息をついた。セヒはマ代表にメールで相談していたのだった。
1.もう僕たち、本当に結婚しますか?2.もう僕たち、夫婦になりますか?3.もう僕たち、一緒になりますか?←この3つのうちで一番キザっぽくないやつはどれか?って聞いたんだね。
マ代表は、セヒがらしくなく誠実に3つ準備したんだねってちょっと嬉しそう。セヒが久しぶりに人に興味を示したんだもんね!3つのうちのどれにしたかを訊くと「3つとも言えなかった」とたくわんを齧りながら言うセヒ。「お前が全部キザっぽいって言うから」
マ代表は分かっている。「できなかったのか?しなかったのか?」セヒがため息をつくと、「しなかったんだな」とすぐに言った。言おうとはしてたんだよね、でもジホに先に契約終了を言われたから・・・
スジは突然お母さんの住む家に帰ってきた。寝る前にマ代表から来た「あったかくして寝ろよ。愛してる」のメッセを見て笑いが込み上げるスジ。←その姿を見て微笑むお母さん。スジはすぐに真顔になってテレビに話題をふった。
テレビに出ている外国人がタイプだと言うお母さんに、そうではないと言うスジ。するとお母さんは「誰かさんのオッパも私のタイプじゃないわ。顔は」とスジの恋バナに話を持っていこうとする。スジがしらばっくれてお母さんの足を揉んでいると、スジが彼氏のことを何故隠すのかと訊いた。お母さんはマ代表に会った日、スジに裏切られた思いだったと言った。「私、あんたが生まれてこの方男と付き合ったことがないと思ってた」
お母さんはスジが男に縁が無いと思い込んで心配していたのに、実際は何も言ってくれていなかったことが寂しくて裏切られた思いだったんだね。
お母さんは、スジに自分か彼氏かを張り合わせるようなことをどうしてするのかと訊いた。今、裏切られたという思いだったと言った時も「なんでよ!」と言わず、「そう?」と、お母さんの前でまるで罪を犯したような表情をするスジにお母さんは「あんた、私に後ろめたいの?」と訊くと足を揉んでいるスジの手が止まった。「私の足があんたの罪責感なのね」
スジはお母さんを思って全てお母さんを優先にしてきた。お母さんの体が不自由だからその助けをしなくてはならないと。だからこそ、彼氏のことも隠してきた。でも、お母さんはストレスで薬を飲んだり10円ハゲまで作って会社に勤める娘が不憫だった。母子はまともに言い合いになった。
稼いだお金をお母さんと住むための分譲マンションにつぎ込むスジ。お母さんは住まないと言うと「じゃあ!この足でどうやって暮らすの!」とスジが大声を出した。これがスジの本音だった。
「見なさい、私の足があんたの足かせなのね」とお母さんは呟いた。「足をついて世の中に立てと言って私の足を自分ひとりで持って担いで下敷きになってるのね」
スジはお母さんのためを思っている。でもお母さんはスジがそのために苦しい思いをして生きるのは本意ではない。今、それをお互い口に出し合った母子。スジもお母さんも涙をこらえている。でも、こういう風にして相手の思うことを知る。言わなくちゃ分からないんだよ〜〜、セヒや!!
つづきます〜
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タグ:この人生は初めてなので
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だいぶ、7〜8割戻りました!根が丈夫なもので(笑)ありがとうございます(^_^)
ほんと、まさか15話までがこのシリアス展開か!!と最初は思いましたが・・・最終回の下準備、まさにその通りでしたね。
ジホは3人の中で一番常識人みたいに見えて、実はドライちゃん。ジョンミンとの会話でそれがよく出てましたよね!あれを見て「あ、ジホはそういう意味で離婚を言ったんだね」っと分かってハッピーエンドを確信しましたよ〜
セヒは・・・産みの苦しみっていうか、生まれ変わりの苦しみ中ですよね〜
では、またコツコツやってきま〜す。
お体大丈夫ですか?
翻訳UPありがとうございました。
やっぱりノンノンさんの翻訳は、判りやすいです
15話はタシポギはしないけど、ノンノンさんが活字にして下さると読めるわ、不思議(@_@)
なんかこの回は、最終回に向けての下準備みたいな話でしたよね
15話と、最終回の前半、セヒが身から出た錆とは言え、かわいそうで涙しました
ジホは強い!逞しい!w
後半戦の翻訳楽しみにしてます