定善寺(じょうぜんじ)は、宮崎県日向市大字財光寺にある日蓮正宗の寺院。山号は日知屋山(ひちやざん)。日蓮正宗三本山のひとつで日向本山。元は郷門寺院。
日蓮正宗改宗に抵抗した檀家が離脱し近隣に日蓮宗本光寺を建立し本東寺より住職を迎えた。
起源と沿革
1331年(元弘元年) - 薩摩阿闍梨日叡により建立される。開基檀那は地元の領主である伊東氏[2][3]。
1486年(文明18年) - 保田妙本寺の僧侶日蔵により日向市大王谷に本建寺創建。
1957年(昭和32年)8月30日 - 日蓮正宗へ改宗。定善寺及び末寺の日向六ヶ寺の日蓮正宗帰一奉告法要が奉修される。
1977年(昭和52年)12月4日 - 現在の本堂が完成。本建寺を定善寺内に移転。
所在地
宮崎県日向市大字財光寺7295。
寺院の特徴
毎年、虫払い法要は御会式終了後に行われ、地元では「おまんだらさま」として親しまれ、テレビ中継が行われるほど有名である。
交通アクセス
日豊本線日向市駅から徒歩15分
その他
現存する『曽我物語』の最古のものであり、国の重要文化財の指定を受けている「曾我物語(真名本)」十巻は、天文15年(1546年)に定善寺の一僧侶であった四位日助によって親本から書き写されたものが、保田妙本寺の日我の元へ渡ったものである。
2024年02月25日
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