円興寺(えんこうじ)は、岐阜県大垣市にある天台宗の寺院である。山号は篠尾山。本尊は木造聖観音菩薩立像(国の重要文化財)。西美濃三十三霊場第三十二札場。
かつては山頂に存在していた。旧円興寺跡地には礎石が残り、源朝長の墓、源義朝、源義平の供養塔などが残る。現在の円興寺には源朝長の位牌や関わる遺品がある。
境内
沿革
寺伝によれば、790年(延暦9年)、美濃国不破郡青墓(現大垣市青墓町)の大炊氏に懇願され、最澄が開山したという。
1574年(天正2年)、織田信長により焼き討ちにあい、全てを焼失する。この際本尊が勝手に動き、石の上へ難を逃れたという。このことから、本尊を石上観音と呼ぶ。
1658年(万治元年)に再興され、現在地へ移転する。
交通アクセス
東海道本線(美濃赤坂線)美濃赤坂駅より約3km。
東海道本線、養老鉄道養老線大垣駅(大垣駅前バスのりば)1番のりば
名阪近鉄バス「赤坂総合センター」行き終点より約2km。
名阪近鉄バス「池田温泉」行き終点より約3km。
所在地 岐阜県大垣市青墓町880
位置 北緯35度23分55.91秒 東経136度33分20.75秒
山号 篠尾山
宗派 天台宗
本尊 聖観音菩薩(石上観音)
創建年 伝・790年(延暦9年)
開基 伝・最澄
中興年 1658年(万治元年)
札所等 西美濃三十三霊場32番
文化財 木造聖観音立像(国の重要文化財)ほか
2024年01月17日
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