吸江寺(ぎゅうこうじ)は高知県高知市にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。
歴史
文保2年(1318年)、夢窓疎石が北条高時の母・覚海尼による鎌倉への招請から逃れるために四国に渡り、土佐国の五台山の山麓に結んだ草庵を起源とする。夢窓が草庵の前に広がる浦戸湾を「吸江」と命名したことで、草庵は吸江庵と称されるようになった。
疎石は2年余りで吸江庵を離れたが、義堂周信や絶海中津などによって引き継がれた。
夢窓が足利尊氏の政治顧問に就いたこともあって、室町幕府の厚い庇護の下に隆盛し、海南の名刹と呼ばれた。室町時代には長宗我部氏が代々当寺の寺別当を務めた。江戸時代の慶長6年(1601年)には、土佐藩主山内一豊の命を受けた義子の湘南宗化により中興され、このとき寺号を吸江寺と改めて現在に至っている。
交通アクセス
はりまや橋よりとさでん交通「前浜」行きバスで「南吸江」で下車、徒歩5分。
所在地 〒781-8126
高知県高知市吸江132番地
位置 北緯33度32分50.4秒 東経133度34分15.1秒
山号 五台山
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 如意輪観世音菩薩
創建年 文保2年(1318年)
開基 夢窓疎石
別称 海南の名刹、吸江庵
文化財 木造地蔵菩薩坐像(国の重要文化財)
吸江庵跡(県史跡)
2023年12月06日
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