作楽神社(さくらじんじゃ)は、岡山県津山市神戸にある神社である。鎌倉時代から室町時代にかけて美作国守護の館(「院庄館」)があった地に、後醍醐天皇とその忠臣児島高徳を祭神として、明治2年(1869年)、津山藩主松平慶倫により創建された。
境内には約100本のソメイヨシノが植えられている。また、神社の敷地全体が、国指定の史跡「院庄館跡(児島高徳伝説地)」となっている。
歴史
児島高徳を主人公にした史劇を公演していた俳優川上音二郎は、1907年(明治40年)に新たな拝殿を寄進した。この建物は、後に神楽殿に転用された。
1922年(大正11年)3月8日、敷地全体(30,189平方メートル)が、「院庄館跡(児島高徳伝説地)」として国の史跡に指定された。1973年(昭和48年)11月から1974年(昭和49年)3月までと1980年(昭和55年)11月から1981年(昭和56年)1月までの2度にわたり、津山市教育委員会によって発掘調査が行われた。
達筆であった後醍醐天皇と児島高徳にあやかり、1981年(昭和56年)以降、毎年1月中旬(2007年は1月14日)に、古筆感謝祭(筆まつり)が行われている。
神紋
丸に桜花
社宝
太刀(銘国行) - 重要文化財(1929年(昭和4年)4月6日指定)。松平慶倫寄進。
児島高徳公木造 - 津山藩主松平斉孝(康孝)の命により1812年(文化9年)製作。
古刀3口
主な年中行事
古筆感謝祭(1月中旬)
例祭(4月第2日曜日)
交通
JR姫新線院庄駅から徒歩で約15分
中鉄バス・おおぞらバス「作楽神社前」停留所下車
中国自動車道院庄インターチェンジ出口から西へ約500メートル
所在地 岡山県津山市神戸433
位置 北緯35度3分44秒 東経133度56分35秒
主祭神 後醍醐天皇
児島高徳
社格等 県社
創建 明治2年(1869年)
本殿の様式 神明造
例祭 4月第2日曜日
2023年11月13日
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