小佐野家住宅(おさのけじゅうたく)は、山梨県富士吉田市上吉田、北口本宮冨士浅間神社の門前に建つ、江戸時代末期の住宅である。富士講の御師の住宅であり、重要文化財に指定されている。世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産に含まれる。
概要
江戸時代に86軒連なった富士山北口(富士吉田市)御師住宅[2]の一軒として、小佐野家が本住宅にて永らく御師を営んでいた。 御師住宅(小佐野家住宅)は単なる住宅ではなく、宿坊、御神前を備えている。 宿坊にて参拝者に宿を提供し、登山の世話を行い、御神前にて祈祷を行い、参詣者と神仏の仲立ちを行っていた。 小佐野家住宅は、個人宅のため、非公開。 富士吉田市歴史民俗博物館の敷地内に、復元された小佐野家復元住宅がある。
歴史
江戸時代末期、1861年(文久元年)に御師の小佐野家により建てられた[2]。主屋は保存状態が良く歴史的価値が高いため、1976年(昭和51年)5月、国の重要文化財に指定された。また2013年(平成25年)6月には、富士山が世界文化遺産に登録され、御師・小佐野家住宅はその構成遺産に認定された。
所在地 山梨県富士吉田市上吉田三丁目632番地
位置 北緯35度28分34秒 東経138度47分38秒
類型 御師住宅
形式・構造 切妻造、妻入
延床面積 291u
建築年 西暦1861年 江戸時代末期
文化財 国の重要文化財
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12239831
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック