旧小原家住宅(きゅうおばらけじゅうたく)は、岩手県花巻市東和町に所在する江戸時代の建築物。重要文化財に指定されている。
概要
明確な資料がなく、由緒及び住宅の建築年代とも明らかではないが、平面や構造手法からみて18世紀中頃と推定される。建物は曲り家で、突出部が非常に小さく、曲り家として古い形態といえる。平面は他の曲り家と大差ないが、外回りに壁が多く、構造上では上屋柱の省略が少なく、柱の太いことが目立つ。古い時期に直家から曲り家に改造されたもので、発生過程を窺うことのできる貴重な遺構である。1969年(昭和44年)12月18日に重要文化財指定を受け、1975年(昭和50年)に所有者から東和町(当時、現・花巻市)が寄贈され、現在地に移築された。
建築
桁行16.3m、梁間9.6m、寄棟造、茅葺。南面突出部桁行5.6m、梁間4.8m。
交通アクセス
釜石線土沢駅または晴山駅よりタクシーで約10分
釜石自動車道東和インターチェンジより車15分
用途 住宅
管理運営 花巻市総合文化財センター
所在地 〒028-0122
岩手県花巻市東和町谷内6-37
座標 北緯39度20分57.6秒 東経141度16分21秒
文化財 重要文化財
指定・登録等日 1969年12月18日
2023年06月21日
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