黒石寺(こくせきじ)は、岩手県奥州市水沢黒石町山内(もと江刺郡黒石村)にある天台宗の寺院。「くろいしでら」と読まれることも多い。山号は妙見山(みょうけんざん)。本尊は薬師如来坐像。
重要文化財で平安時代初期の在銘像である木造薬師如来坐像や、選択無形民俗文化財の黒石寺蘇民祭で知られる。
歴史
天平元年(729年)、東北地方初の寺院として行基が開いたとされる。東光山薬師寺と称していたが、延暦年間(782年 - 806年)に、蝦夷征伐による兵火により焼失。その後大同2年(807年)に坂上田村麻呂により再興され、嘉承2年(849年)円仁(慈覚大師)が中興して現在の寺号となったとされる。
もとは修験(山伏)の寺であり、胆沢城鎮守の式内社である石手堰神社の別当寺として、盛時には48の伽藍があったと伝えられ、一帯には多くの寺跡がある。
現在の本堂と庫裏は明治17年(1884年)に再建。
交通
バス 岩手県交通
東北本線水沢駅より「正法寺線」に乗車し、「黒石寺前」バス停下車。
車
東北本線水沢駅より20分
東北新幹線水沢江刺駅より15分
東北自動車道水沢インターチェンジより25分
東北自動車道平泉前沢インターチェンジより20分
所在地 岩手県奥州市水沢黒石町字山内17
位置 北緯39度5分3.4秒 東経141度12分23.7秒
山号 妙見山
宗旨 天台宗
本尊 薬師如来
創建年 (伝)729年(天平1年)
開山 (伝)行基
正式名 妙見山K石寺
札所等 奥州三十三観音霊場第25番
文化財 木造薬師如来坐像、木造僧形坐像、木造四天王立像(重要文化財)
2023年11月08日
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