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2022年09月17日

下呂温泉合掌村(げろおんせんがっしょうむら)

下呂温泉合掌村(げろおんせんがっしょうむら)は、岐阜県下呂市森にある博物館類似施設(野外博物館)。下呂温泉でもっとも規模の大きい観光施設。飛騨地方の生活文化が体験できる。

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下呂温泉合掌村

概要
下呂市の直営で、地方公営企業法(財務)を適用している。下呂温泉でもっとも規模の大きな観光施設である。

村内は「合掌の里」「歳時記の森」の2つのゾーンで構成されている。「合掌の里」には重要文化財「旧大戸家住宅」を中心に白川郷、五箇山から移築保存された合掌造り家屋10棟が点在し、飛騨地方の民具の展示などがされている。山手には下呂花見山「歳時記の森」がある。

村内には四季の山野草などが植えられ、飛騨の自然が感じられる。また、陶芸や陶器の絵付け・手びねり、和紙の絵漉きも体験できる。

村内の合掌造りの劇場、影絵昔話館「しらさぎ座」は、日本で唯一常設の影絵劇場。1996年(平成8年)春に1人で百体の人形を操る「竹原文楽」の終演によって、それに変わる下呂の文化・新しい観光資源、オンリーワンの観光資源を築こうと1人の市職員の発案と取組みにより下呂市・下呂温泉合掌村が企画した。横浜市に本社がある劇団かかし座が委託され、演目を制作し公演していた。

影絵昔話館「しらさぎ座」は、多くの観光客を魅了していたが、2017年(平成29年)に公演を終了した。

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合掌の里
10棟の合掌家屋、円空館、休憩棟などが里山に点在しており、飛騨の生活文化が体験できる。

合掌造り家屋
旧大戸家住宅(重要文化財)
旧所在地は大野郡白川郷御母衣村字上洞(現・大野郡白川村御母衣)。天保4年(1833年)から弘化3年(1846年)まで13年の歳月をかけて造営されたと、棟札に書かれている。釘やカスガイ類をまったく使わず、荒縄やネソなどで木材を固くしばり、組み立てられている。間口21m、奥行き12.3m、高さ13mと合掌造りでは最大級の規模を誇る。なお、衆議院議員・平沢勝栄氏の生家でもある[1]。
旧伊並家
食堂 - 合掌茶屋として使用。
旧岩崎家
国の登録有形文化財 - 民俗資料館として使用。
江戸中期の建築で、本を伏せたような屋根の形である切妻造り茅葺。木造1階建てで屋根裏にも部屋がある。
富山県南砺市の五箇山から、1968年(昭和43年)に移築。白川郷の合掌造りは、屋根の三角部分が側面になる「平入り」であるが、この建物は三角部分が家の正面になる「妻入」で、五箇山の伝統的な合掌造りと言われている。
旧遠山家板倉(国の登録有形文化財)
1963年(昭和38年)に「旧遠山家住宅」(1971年(昭和46年)に重要文化財に指定)の倉を白川郷御母衣から移築。1810年に建てられた木造倉庫で、板で壁を二重にしているため板倉と呼ばれている。2階の床板と横木が1階の天井となっている「根太(ねだ)天井」で、養蚕農家の建築様式を伝えている。
旧大溝家
入場口、売店として使用など。
竹原文楽
昭和40年代に下呂町の下呂温泉合掌村で常設上演が始まった文楽。それまでは全国を巡回公演していた。100体の人形を一人で操るのが特徴。創作者、故洞奥一郎氏(下呂市宮地出身)が一代限りと後継者を作らず、現在は当時の資料が展示されている。記念館。
斐騨陶房
陶芸や陶器の絵付け、手びねりが体験できる体験工房。
漉倉
和紙で絵漉きが体験できる体験工房。
市倉
下呂地方の食が味わえる。岩魚やあまごの炭火焼きが有名。
その他
合掌の足湯
円空館
市内の神社、個人所有の円空仏30点余りを展示。

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下呂花見山・歳時記の森
2010年(平成22年)夏に竣工。「旧ふるさとの杜」を全面リニューアルした施設で、下呂地方の文化を紹介している。この施設も前出の市職員の企画と取り組みにより、下呂地方の民家「益田造り」の古民家風の建物(萬古庵)を中心に、山桜、山モミジなどが植栽され下呂地方の里山を再現した施設となっている。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉が見どころ。

萬古庵
美しい自然の中、下呂温泉合掌村の「合掌の里」を眼下にながめながら、下呂の味が楽しめる。

営業時間・入場料
営業時間
営業時間:8時30分 - 17時00分
休館日:無休。
入場料
大人(高校生以上):800円
小中学生:400円
施設の料金
遊園施設:森の滑り台(175m)1回100円
影絵昔話館「しらさぎ座」観劇料:3歳以上、1回300円、観劇料は、合掌村入場者への特別低廉料金。
影絵昔話館は休館。

アクセス
岐阜県下呂市森2369番地
JR高山本線 下呂駅より約1.5km。
濃飛バス「下呂温泉病院行き」に乗車、「合掌の里」バス停下車。
posted by Kazu at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 岐阜県
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