2014年04月10日
安土から春の近江へこぎ出そう(2)「たいまつの炎が春の安土かな」
b.さて、われわれは今、JR安土(アヅチ)駅からすこしびわ湖よりに位置する常浜(ツネハマ?)水辺(ミズベ)公園におりますが、
a.あの山に安土のお城があるんか、
b.せっかくですし、武者溜り(ムシャダマリ)見に行きますか、
a.え?、「きつい坂はイヤなんです」ってさっきまで言ってたのに、あんなきつい石段のぼろうってか、
b.そんなきついんすか、
a.巨体のアメリカ人でもしんどくなるアメリカンサイズ、敵から城を守るため、わざと登りづらくしてるんや、5メートル級の巨人にピッタリの石段、
b.じゃあ、やめときましょう、
a.安土城はいろんな人が紹介してるし、オレらはもっと別なとこを進んでいこう、
b.「安土(アヅチ)来て 城に登らぬ 変わり者」、
a.ほっといちくり(=ほっといてくれ)、
b.さて、JRびわ湖線の踏切をわたり、なにやら地味な用水路にカメラを向けとりますが、
a.安土(アヅチ)へ来ると、城よりも安土らしさを感じる正面の小山、
b.中央右寄りに切れ目が入ってますね、
a.クルマも通れる細いアスファルトやけど、なんか昔の雰囲気が漂って味がある、
b.「佐々木」って名字(ミョウジ)のヒト専用の神社が近くにあるって聞いたけど、あのへんですか、
a.よう知ってんなあ、あの丘の左のあたり、正確には沙沙貴(ササキ)神社っていうらしい、この方のホームページにとてもくわしい解説と写真も、
http://www.azuchi-shiga.com/mizu-sasakijinjya.htm
b.YouTubeにも「沙沙貴まつり」のもようがほぼ10分にわたって克明(コクメイ=くわしくありのまま)に紹介されてます、
a.ハイビジョン撮影で編集もすばらしい、おまつり動画の傑作や、
b.画面の端々(ハシバシ)にそれとなく映り込んでる子供たちのはしゃぐ姿がまたいいですねえ、
a.さて、沙沙貴神社もいろんな人がていねいに取り上げてるし、もう行かんでええか、
b.じゃあどこへ行けばいいんすか、
a.ここや、
b.「きょうは坂のぼらない」って言ったやないすか、
a.いや50mにも満たないお茶漬け峠、おまけにサラサラ登ればこの見晴らしやで、
b.でも、お茶漬けって言うくらいやから、朝メシ前ってワケでもない、
a.それは峠やからしゃあない(=しかたない)、
「さらさらと お茶漬け峠 登ろうや」、
b.じゃあ、もっときつい峠はどうなるんすか、
a.「ぐつぐつと 煮込まれ峠 くったくた」、このばあい、われわれはお肉になって煮込まれる側や、
b.まあたしかに、サクラはまだつぼみやけど、左手にあざやかな菜の花畑、前方の町は近江八幡の中心部ですか、
a.そう、まん中の山すそからロープウェイが登ってて、山頂の城跡からびわ湖も一望できる、
b.そういえば山肌にはロープウェイのそれらしき筋が、山頂駅もそれとなく見えてら、じゃあ有名な八幡堀(ハチマンボリ)はあのふもとを流れてるんか、
a.うむ、とりあえずあっち方面へ流していこう、
(それから10分後の午前10時前)
b.ゲゲゲの鬼太郎が休んでそうな四阿(アズマヤ=小さな休憩所)ですね、
a.こけむして、なおさら雰囲気あるなあ、
b.となりは立派なツバキやし、さりげなくオカネかけてるんちゃいます?
a.そうかもなあ、すぐ横は安土城つながりで立派な公園や博物館も並んでるし、その勢いでこんな手の込んだ四阿(アズマヤ)もできたんかなあ、
「鬼太郎と やすむ四阿(アズマヤ)こけむして」、
b.これもユニークですね、手形足形のタイルには2000年8月の文字が、
a.夏休みに子供たちが集まって作ったんかなあ、
b.本人たちにはまたとない記念ですね、こんな晴れがましい文化公園で、
a.またここへ来たくなるやろなあ、人生の節目節目に、
「人生の 節目節目に 足の跡」、
b.しかし、なんか寒(サム)ないすか、京都に比べて、
a.びわ湖から、北風がどんどん吹きこんで来るさけえなあ、
b.それでも神社のお神輿(ミコシ)が、春を感じさせます、
a.変わった名前の神社やなあ、なんて読むんやろ、
b.活津(イクツ)彦根神社っていうようです、
a.ここも沙沙貴神社みたいに、たいまつのお祭りするんやなあ、
京都新聞社の記事「22年ぶり大たいまつ2基」
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140405000132
b.たいまつって信長公となんか関係あんのかなあ、
「たいまつの 炎(ホノオ)が春の 安土(アヅチ)かな」、
アニメ「進撃の巨人」を題材にした傑作動画
才能あるクリエイターが前期のオープニングテーマにのせて人間と巨人の戦いに焦点をしぼった再編集版を発表! R指定でもおかしくないほど残酷シーンが多いアニメですが、そのへんのエグさをたくみに抑えながら充実した5分間に仕上げています。