a.今度はどこ行こかなあ、
b.しばらくは、きつい坂、イヤなんです、ヒルナンデス、
a.ストレートな御意見ありがとうございます、御斉(オトギ)峠つづきで疲れがたまってるし、今回はド平坦(ドヘイタン=まったいらな道)でいこう、
b.さてスタート地点ですが、
a.なぜか今、アタマにひびく「武者溜り(ムシャダマリ)」というコトバ、
b.なんすか、「武者溜り(ムシャダマリ)」って、
a.安土城のきつい石段をのぼる途中にそんな場所があったんや、
b.武者(ムシャ)が何人もたまってるんすか、そこに、
a.石段横のこじんまりしたスペースで、待合所(マチアイジョ)みたいな役目があったらしい、なんか少しホッとするような空間だったのを覚えてる、自分もそこであくびしながら溜(タ)まっていたいような
b.じゃあ、とりあえず京都からJRびわ湖線で安土駅まで輪行しましょうか、でも、きょうは登り禁止なんでそれだけはお願いしますよ、
a.了解、これっぽっちも登らんよう気をつけよう、
「武者(ムシャ)だまり コトバにひかれ 安土(アヅチ)まで」、
b.けっこうかかりますねえ、ここまで来ると、
a.京都駅の西どなりにひっそりたたずむお気に入りの西大路駅から各駅停車で約50分、30分も揺られてるとそわそわして早く自転車のりてえなあ、
b.40分を過ぎてから、急に車窓(シャソウ)のながめが広々するなあ、
a.野洲川(ヤスガワ)こえると田園地帯が広がるさけえなあ(=広がるからなあ)、
b.さて、のどかな安土(アヅチ)の駅前で自転車にタイヤをはめて、「殿(トノ)、出陣のしたくが整ってこざりまする」、
a.すぐ忘れて、また来て驚くんやけど、駅のトイレまだ汲(ク)み取り式なんや、そん(=ソレ)だけでも遠くへ来た気分になるなあ、
「水洗が くみ取りになる かなた(=遠く)まで」、
いやまてよ、汲み取り式の地方から水洗のエリアに旅する人を忘れてた、逆も真なりということで、
「汲み取りも 水洗となる 彼方(カナタ)へと」
b.いつまでも、駅前でそんな下(シモ)がかった話してると、信長公の怒りに触れるんちゃいますか、
a.ホンマや、駅前のデカイ銅像わすれてた、今にもカミナリ落ちそうや、
b.短気な信長公が切れる前に出ちゃいやしょう、
a.うむ、信長公もこんだけ巨大化したら、その怒りもか計(ハカ)りしれん、ここは隠密(オンミツ=スパイ)のごとく、ひそかにこの場を立ち去るのが得策(トクサク= good choice)じゃ、
b.ところで、どこ行きやしょう、
a.そうやなあ、びわ湖も近いし、やっぱり水辺(ミズベ)へと自然に引かれるなあ、
b.常浜(ツネハマ?)水辺公園、明治時代は蒸気船が立ち寄る港やったんか、
a.今じゃとても信じれん、蒸気船が大阪方面から京都の疎水(ソスイ=運河)を抜けて、びわ湖まで行ってたとは、
「いまいちど 疎水(ソスイ)に浮かべ 蒸気船」、
b.ところで、今回つかう自転車やカメラの紹介など、
a.自転車はミヤタの名作マウンテンバイク、リッジランナー1996年モデル、カメラは自転車から落としても壊れないオリンパスの耐ショック防水カメラ「ミュー1050SW」、ちなみに旅の日付は2010年4月3日でござる、
b.しかし、この自転車ってリッジランナーでも上位モデルですよね、当時ほとんど9万してたし・・・それなのに、なんでリジッドフォーク(前輪部分がサスペンションじゃないタイプ)なんすか、
a.今から20年前は、サスペンションフォークがやっと世に出始めたころ、値段のわりに性能もイマイチやったんで、「ほんならサスペンションあきらめて、フレームにおカネかけたらエエやないか、やすし君」、ってことちゃうかなあ(=ってことじゃないんかなあ)、
b.今でも、サスペンションフォークにかえる気は無いんすか、最近はずいぶん安く高性能になってるけど、
a.今は悪路を走らんしなあ、こんで(=これで)じゅうぶんや、舗装路やったらリジッドフォークの方が軽くてかえってスッキリしてるし、
b.なるへそ、じゃあ次回はこの常浜(ツネハマ?)水辺公園からってことで、今回はこのへんで、
a.失礼いたします、
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