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2013年08月31日

YMOと広重の浮世絵



a.決まってこの浮世絵がココロに浮かんでくるんや、Multiplies(マルティプライズ)聴いてると、

b.広重(ひろしげ)の東海道五十三次の中でも名作といわれる「庄野(ショウノ)」か、

a.ポイントは曲の中でずっと繰り返されるかけ声やと思う、

b.「ホイ、ホイ」ってやつですか、

a.絵の中に駕籠(かご)をかついで坂を登る二人組が見えるやろ、この2人のかけ声みたいに聞こえるんや、この「ホイ、ホイ」、

b.なるへそ、まあ言われたら、そんな気もしますが、

a.で、最初の2秒・3秒とティンパニーが2度打ち鳴らされるけど、コレは雷鳴を表している、

b.確かに、庄野で描かれてる雨は夕立なんで、雷鳴がとどろいてもおかしくないっす、

a.最初は駕籠(カゴ)かきの2人組もテンポ良く坂を登って行くんやけど、とうとう2分14秒から夕立がザーッと降り始め、かみなりも派手に鳴り始める、

b.ここからティンパニーが何度も連打され、かけ声も倍速になって、かごかきのかけ声も乱れたりして、慌(アワ)ただしい(=忙しく落ち着かない)雰囲気、

a.この2分14秒からラスト50秒ほどが、「庄野(ショウノ)」って浮世絵、とくにその中の駕籠(カゴ)かき2人組を、連想させるんや、

b.なるほどねえ、そう言われたらそう思えなくもないけど・・・しかし、まあ33年も前の音楽をよく取り上げる気になったもんすね、

a.いや33年前なんてまだいいほうや、広重の浮世絵は180年前、バッハの音楽なんか200年以上も昔のこと、

b.ああそうか、古典と考えたら、まだまだ青いわけか、YMOも、

a.そのとおり、「まだ青い古典としてのYMO」、

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posted by なおいのおじさん at 16:41| YMO
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