ブログに乗せられなかった大きい写真11枚分はコチラからご覧ください。
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b.しかし、ここまで来ると京のみやこではありませんね、もはや、
a.京都の中心部を自転車でゆっくり散歩するのも楽しいけど、同時に信号やクルマも多くて、きゅうくつなのもまた事実、
b.それで中心部を離れて、広々した南へ走ることが多いのか、
a.それに、木津川ぞいにサイクリングロードが伸びてるから、これを基本ルート線にして、いろんなコースが描けるんや、
b.たとえば?
a.木津川の名所、流れ橋あたりなら、サイクリングロードで京都市内へもどるのが一般的だけど、ここでわざとコースをそれて、八幡市の田園を迂回してみると、これまた味が変わって楽しい、で、石清水八幡(イワシミズハチマン)あたりでまたサイクリングロードに復帰するとか、
b.あるいは、
a.木津川大橋から久御山町(クミヤマチョウ)の田園を流して宇治川大橋を渡って外環状線からサイクリングロードに復帰とか、
b.なるほど、たしかに、サイクリングロードばかりじゃしだいに飽きてきますもんね・・・で、今回は昨日の続きということで、第二京阪で宇治川の橋の上から再開なんすけど、
a.流れ橋を渡りたいけど、直進は味気ないので、久御山(クミヤマ)JCT(ジャンクション)の手前から古川という小川にそって進もう、
b.その間の写真が欠けていて残念すけど、独特の雰囲気ですね、このあたりは、
a.カルロス・ゴーン社長が大鉈(オオナタ)を振って、ここにあった大工場を閉鎖してもう10年ぐらいか、
b.ウェブには2001年閉鎖とありますね、その後は、マイクロバスや特殊車両の生産に特化してしのいでるようです、
a.その影響で人がたくさん住んでるんやな、
b.陸上自衛隊の駐屯地もありますしね、
a.高台にある近鉄の大久保駅から丸見えなんだな、敷地が、
b.そうかと思うとかなり昔の雰囲気を残した農村がかたまっていたり、走ってて飽きないエリアですね、
a.しかも、流れ橋のすぐそばまでアクセス可能なりよ、
b.そんな一枚がこれか、そういえば流れ橋って、さっきの駐屯地の陸上自衛隊員が直すんですよね、
a.なんか、聞いたことあるな、水かさが増すと、橋をわざと一時的に分解するんやけど、水が引いてから自衛隊が演習をかねて組み直す作業を請け負うとか、
b.流れ橋を渡ってからは、サイクリングロードに戻らず、八幡市(ヤワタシ)の田園を石清水八幡(イワシミズハチマン)のある男山へ向かって進むのか、
a.スッキリした平成の新道、第二京阪の横を流れる小川は昔のままやな、何年も会ってない友人にふと出会ったような気分や、
b.向かいの丘陵地帯はすでに京阪奈丘陵(ケイハンナ・キュウリョウ)なんすか、
a.京阪奈丘陵というのも京都の北山と同じように、漠然としたエリア名なんで、取りとめない(=つかみようのない)気分になるんや、
b.コトバからすると、京都・大阪・奈良にまたがる丘陵地帯ってことですよね、
a.まあそうなんやけど、じっさい走ってみると、ただ丘と言うよりもっと複雑で、そこには平地もあれば谷も山も峠もあるって具合で、とりとめない、するっと逃げる、ふわふわの変化球みたいや、
b.これはまた古びたアズマ屋、左奥に見えるあれは、愛宕山(アタゴヤマorアタゴサン)、あのふもとに嵯峨野や嵐山があるのか、
a.大谷川という木津川の小さな支流だけど、国道1号線と交差するから、田園も多いけど、それ以上にヒトが多く住んでる、
b.そんな1号線を渡って、珍しく男山の丘を越えてますね、
a.ここは丘の上まで木々をすべてなぎ倒して住宅があふれてる、もし、北の端に石清水八幡宮(イワシミズ・ハチマングウ)が無かったら今ごろすべて丸ハダカだったろうな、
b.戦後の日本でもっとも人口が急増したエリアですからねえ、こうなるのも仕方ないっす、
a.そんな男山を上って下って、淀川ぞいに上流へ向かうと、お気に入りの大樹(タイジュ)に出会える、誰がカメラを向けるでもないけど、何度この木を写したことか、
b.そんな京都ともあとふた月ですね、
a.ああ切ないなあ、
b.最後の一枚は、御幸橋(ゴコウバシ)と愛宕山(アタゴヤマ)のツーショット、
a.京都市民が自転車にはまると、まずはここを目指すはず、嵐山からサイクリングロードで約20キロ、30年住んだ京都で半分近くは自転車と一緒に過ごしたから、この橋はとりわけ印象的やなあ、とりあえずここまで走れば、人生なんとかなるっつうか、分かるかなあ、分かんねえだろうなあ・・・
b.そんな御幸橋もすっかり新しくなりました、
a.そろそろ、郷里へもどれって合図なのかもなあ、もう一度言わせてくれ、「この町と別れんの切ないよう」、
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