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2013年08月29日

京都からふた山越えて琵琶湖までC「二つ目の峠を越えて琵琶湖かな」

ブログに乗せられなかった大きい写真はコチラからご覧ください。
iPadで編集、iCloudで公開してます。

https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;70DDE2AB-C54A-479B-A564-D6D3DB2C5E8D


b.さて、宇治から小一時間、最初の峠を越えて、ひと休みしておりますが、さっそく次の峠なんすね、

a.今度の峠はルートがふたつ、道幅も広く新しい南ルートもスッキリして良いけど、今回はより歴史を感じさせる北ルートの細道にしよう、

b.当然のことながら、棚田なんすね、山ん中やし、

a.8月も29日ともなれば、稲に実がつき始めてほんのり黄色みを帯びてくる、

「盆過ぎて黄色味おびる棚田かな」、

b.最初の峠より坂がきついような気がします、

a.距離はそれほど無いけど、そのかわり、えらいきついな、

b.そんな中、伏見土木事務所が路肩を工事してます、

a.近年の暴力的な雨ふりで、こんな現場をよく見かけるようになった、

b.Oh!、最初の峠でも出くわしたエグいヘアピンカーブがここにも、



a.峠の最後に待ち受けるとどめの鬼坂、コレを登ると峠はもうすぐ、じきラクになる、



b.なるほど、言われるとおり、坂もやっと穏やかになって見晴らしも良くなりました、向こうの山が最初の峠、あのふもとにアクトパルがあるわけか、達成感が目で確認できると、やる気が出てきますね、

a.そうか、旅もなかばを過ぎて、ようやく君のやる気スイッチも入ったんか、

b.いや、そういうわけでも・・・ところで、ここは東海自然歩道だったんすね、気づかなかったなあ、



a.ふつうの道を勝手にそう呼んでるだけなんで、ついついその存在を忘れてしまう東海自然歩道、

「それと知る、自然歩道の道しるべ」

b.でも、この道しるべ、いいっすね、木目(もくめ=木材の年輪)が生かされてるし、見やすいし、

a.その土地の名所が一筆描かれてたらもっと良いけど、予算のつごうとかあんだろうな、

b.ここは峠に神社があるんすね、「東笠取清滝宮(ひがしかさとりきよたきぐう)」、ちょっと成り立ちを調べてみましょう、

a.どないや、なんか分かったか、

b.神社の由来は分かりせんが、多くの現代人がここを通って旅の記録を残してます、ここは人気のコースみたいっすね、

http://websearch.rakuten.co.jp/?tool_id=1&rid=2000&ref=ff&qt=%E6%9D%B1%E7%AC%A0%E5%8F%96%E6%B8%85%E6%BB%9D%E5%AE%AE

a.ほんまや、このやり取りも載(ノ)るんやろか、

b.そりゃ平等に載るんとちゃいますか、

a.そやろか・・・

b.それより、この峠、下り始めてすぐ、なんだか晴れ晴れしますね、ココロが、

a.旅をしてる気分やなあ、しんどい思いして、ここまで登ってきて良かったなあ、

b.他の旅人もきっとそう感じてるから、なおさら景色も晴れ晴れするんでしょうか、

a.その辺のことはよく分からんが、きっとそんな不思議も手伝ってるのやもしれんな、

b.峠を下ると、ひなびた集落が見えてきます、こんな山里で田畑を耕す苦労は大変なもんでしょうね、

a.そんな棚田の急坂を東海自然歩道は再び登っていくが、われわれ自転車部隊はもっと楽なコースで行こう、



b.地図には京滋(ケイジ)バイパスをくぐる地点に桜峠ってありますけど、確か、峠はふたつって言いませんでしたか、

a.うむ、たしかに桜峠ってあるんやけど、こっちから進んでくと、とても峠とも呼べないようなルートなんで大丈夫、

b.ほんまや、歴史的集落を過ぎると、いきなり誰も来ない広いアスファルト道路、それほど登ることもなくじきにどんどん下りが始まりました、もう、このまま琵琶湖なんすか、親方、

a.あたぼうよ(=Of course it is!)、長い間ペダルを黙々踏み込んでご苦労やった、あとは、やんわりブレーキ掛けながら、琵琶湖へ吸い込まれて行くばかりじゃ、

b.Oh!、たどり着いたのは、しかし、瀬田川じゃないすか、



a.うむ、あと数キロ上流から正式な琵琶湖が始まるけど、今回はこの南郷の洗堰(アライゼキ)までを琵琶湖としよう、

b.ところで、洗堰(アライゼキ)ってなんすか、

a.調べてもようわからん、ただ単に「堰(セキ)」と書いても発音しにくいから、調子を整えるために「洗い」って付けたんちゃうか、

いちおう、ウィキペディアにはこんな風に書かれてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E7%94%B0%E5%B7%9D%E6%B4%97%E5%A0%B0


b.さて、次回はこのまま水なりに琵琶湖へ向かうばかりですね、

a.ああ、もう登るべき坂はひとつも無い、なんて気楽な人生なんや!





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