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b.びわこ大橋のまんなかで大津市から守山市に入りました、ここからは、
a.橋のたもとから自転車をかつぎ降ろして、ピエリにそって湖岸を流したい、ここはゆずれないド定番の道、
b.そんなに良い道なんすか、
a.釣り人がたまに居るくらいで、広いアスファルトにクルマが来ることもなく、湖岸道路の騒音もまったくしない、冬から早春にかけて、対岸の比良山地に雪がかぶり、びわ湖の美しい眺めが独り占め、
b.たしかに比良山地の高い山並みがあると、なおさら琵琶湖の眺めが良くなるような気がします、
a.時速10キロ台で走りたい、あっという間に湖岸道路へ出ちまうから、
b.菜の花畑も有名ですね、マンションの横に広がる、この時は申し訳程度のヒマワリですが、
a.菜の花が咲く時期だけは、たくさんの人々がカメラや携帯を持って集まって来る、そういう人たちの明るい表情がまた良い、
「菜の花をながめるヒトの笑顔かな」、
b.湖岸道路からは、
a.湖岸にそってりっぱな松林がのびてるから、その中に分け入ってみるのも楽しいけど、やはり県営都市公園「びわこ地球市民の森」の引力圏なんで、逆らうことなくそっちへ進もう、
b.公園じゃないけど、ここからのながめも素晴らしいっすね、
a.クルマは先を急ぐばかりやし、たたずんでる人にも出会わないけど、これも近江を代表するような美しい田園風景、
b.広々してるから、電柱や電線までリズミカルに美しい、
a.おまけに真夏で日影もないのに風が涼しいんや、おどろくほど、
b.干拓地なんすかねえ、まるで畑が湖面のように見えるんすけど、
「涼しげな湖面を模(モ)して稲の波」、
a.おお、何度このあずま屋で休んだことであろうか、
b.一度エグい雷雨に見舞われたことがありましたね、
a.あずま屋に逃げ込んだけど、あまり意味がなかった、横から吹き込んできて、
b.ここはもう公園内、
a.右手にかつて野洲川(ヤスガワ)が流れてたんや、あばれ者だったころ、
b.別名、近江太郎っすね、戦後しっかりと川筋が整えられて、今はすっかり穏やかになりましたが、
「少しまえ近江太郎はあばれ川」、
b.しかし、なんにも無いんすね、この公園、
a.だから良いんじぇねえか、あずま屋にトイレ、ちょっとした池や遊歩道、ほかに何がいるってんだ、
b.河川跡地をすべて公園にするという、これはちょっと類例がありませんね、
a.河川敷を公園にする例はたくさんあるけど、川筋それ自体が公園って聞かないよなあ、ああ、だから自転車だと楽しいんや、いま気づいた、
b.どういうことすか、
a.川筋が公園になってるから、細長く続いてて、それにそって次の町へとスムーズに走っていけるんや、
b.なるへそ、ふつうの公園は丸く閉じてますもんね、
a.閉じこめられ感がないんや、いつの間にか公園が終わって、道なりに進むと野洲川の本流に自然と合流してる、
b.じゃあ、今回もそうやって現在の野洲川へ進んでいきましょう、
a.うむ、
b.こうやって上流をながめると、つくづく近江富士とワンセットなんすね、野洲川って、
a.なんで近江八景にこの絵が乗らんのか、いまだに不可解や、
b.橋の上からやと、さらにながめが良くなります、これは川田大橋ですが、
a.午後1時20分か、午前9時過ぎに大津京駅前から走り始めて約4時間、それなりに暑いし疲れたし、JR野洲(ヤス)駅から帰路につこう、ここからやと15分もあれば駅前、
b.最後に旅のまとめをお願いします、
a.2011年8月6日、京都市内からJRで輪行、唐崎神社をゆっくりながめ、坂の多い坂本の町を流し、国道ぞいのフラットな(=たいらな)道を走って堅田(カタタ)の町へ、湖岸にそって歴史ある町並みをぬけ琵琶湖大橋を渡り、琵琶湖地球市民の森から野洲川へ向かい、JR野洲駅から家路につくという日帰り旅、
b.やはり琵琶湖大橋が効いてますね(=効果的ですね)、
a.おなじ距離走っても、コレ渡ると雰囲気が一変するから、旅の中身がとても濃くなる、ああ、またゆっくり景色見ながら渡りたいなあ、
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