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a.電車に乗って遠出もいいけど、こうやって近場をのんびり散歩する気楽さも、また格別でごわすな、
b.それにしても近年は、こんな青い空と白い雲をホント見かけなくなりました、
a.この10年間で悪い方へ激変してしまった、今じゃひと月に2〜3度あれば良い方じゃないか、こんな澄み渡った空、
b.それだけに貴重な青空っすね、
a.日付は2012年8月19日、時刻は午前9時45分、場所は桂離宮の横にかかる桂大橋から北のながめ、
b.池のように見えるけど、これが桂川か、
a.京都の東を流れる鴨川(カモガワ)に対して、西を流れるのがこの桂川、町中を流れる人工的な鴨川に対して、桂川のほうは川幅も広く、自然のままに流れてる感じ、
b.正面に見えてる山のどれが北山ってわけでもないんすか、
a.北山っていうのは、一個の山じゃなくてあの山なみからずっと北、日本海までの広いエリアを指してるようで、なにか取りとめもないんや(=つかみどころがないんや)、人気のあるハイキングエリアなんだけど、
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b.丹波でもないんすか、
a.丹波はもっと左手やけど、一部北山とかぶるんじゃないかなあ、ウェブで調べても「北山」ってハッキリしたコトバの説明は無いんだ、山歩きの本を当たればハッキリするかも、
b.なるほど、分かったような分からんような、
a.じゃあ、つぎの一枚、
b.伏見稲荷ですねえ、
a.門前あたりが大改装されて、鳥居もキツネ様も出来立てホヤホヤでござるな、
b.しっぽに何か乗せてるし、口にも何かくわえてる、
a.なんやろ、調べてちょんまげ、
b.口にくわえてるのは稲の霊にまつわる、米倉の鍵とか、刈り取りに使う鎌とか、色々みたいですけど、これは何すかねえ、柔らかい物みたいやけど、稲穂かなあ、よく分かんないす、
a.しっぽに乗っけてるのは、
b.宝珠(ホウジュ)という、まあ願いを叶えてくれるありがたいパワーストーンじゃないすか、詳しくはこの方のホームページが素晴らしくよくまとまっています、
a.しかし、京都に三十年暮らしたけど、結局二回しか中に入らなかったなあ、門前はこうして何度も通り過ぎたけど、
b.まあ、でも一度も入ってない社寺もかなりあるし、良い方じゃないすか、入っただけでも、
a.つぎ行ってみよう、
b.これはまた印象的な水門ですね、
a.三栖閘門(ミスコウモン)、十数年前に周辺も含めて丸ごと大改装工事を行って、今では伏見の観光スポットになりかけてる、
b.上に登れるんすね、
a.内装工事もしっかりやってるから、らせん階段で閘門の上に出られるけど、そうとう怖かった、見晴らしは良いんだけど、
b.横を流れるのは宇治川か、
a.この辺が京都の町の南端になる、
b.でも、宇治はもっと南じゃ、
a.ああそうか、この宇治川が右に蛇行して、その先に宇治の平等院があったな、
b.この辺は広々してますね、
a.むかし巨椋池(オグライケ)っていうどでかい池が広がってたから、広々してるんや、
b.今は畑になってるんすか、
a.干拓されてしまったけど、今でも京都競馬場の中央の池がその名残じゃないかって言われてるらしい、
b.過密な伏見の町がすぐそばに有るなんて、ウソのようっすね、いきなり広がるこの空間、
a.伏見の町中をあの路地この路地とクキクキ曲がりながら散歩して、そろそろ飽きたころ、ここで急に広々するんで、一度で二度おいしい、
b.なるへそ、もうかりましたね、今回も、じゃあ次の写真へ、ひたすら見事な雲がわき上がっております、
a.空気が澄んでる証拠やなあ、これほどくっきり写るとは、ちなみにカメラはキヤノンのパワーショットG12、
b.橋の上のようやけど、
a.平成の新橋、宇治川を渡る第2京阪国道、つまり出来立てホヤホヤの1号線バイパスでおじゃる、
b.しかし、平成の橋や道路はホント広くて気持ち良いすね、
a.橋の中央には見晴らし用にバルコニーまで設置されてんだ、クルマで通り過ぎるだけじゃ、あまりにもったいない橋ぜよ、
b.このあたりがすべて巨椋池(オグライケ)だったんすね、
「巨椋池(オグライケ)、なにも無いから素晴らしい」、
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