キャラデザが可愛らしく、前後の作品とはかなり異質感がある、見る前はこのデザインで大丈夫なのか?と心配したレベルで。しかし中身はかなりの良作だった。
内容は植民星ベルウィック星に謎の敵アストロゲーターが現れ攻撃して来たので住民はシャトルで脱出、練習艦ジェイナスに乗って逃亡を図るも追撃にあい大人たちは一部を除き全滅、その一部もすぐにいなくなってしまい、残された子供たちは力を合わせ生き延びていくと言うもの、頼れる人のいない状況の中、それぞれが長所を生かしながら。因みにガンダムの初期案の一つであるロボット宇宙十五少年漂流記といった感じのものを流用したようで。
作画はたまに荒れるものの基本当時最高水準なのでは?と言うレベル、1話の作画は本当にすごい。話も地味ながら良くできている。軌道変更のリスクや宇宙での戦闘のリスク等が描写された戦闘シーンと色々丁寧。キャラもひとりひとりしっかりと描写がされており、それぞれに活躍回や見せ場のシーンがあり、また生活感もありやっぱり丁寧。
他アバンタイトルが入っていたりOPが全部英語だったりと色々と特徴多し。
なんというか、今はありとあらゆる意味で難しい作品(尺的が足りなかったりノウハウがなかったが故に出来た展開だと思うので今は出来なかったり、需要的に辛かったり色々)なのでその片も。
しかし不振で放送時間短縮、そう裏番組がなんとあの伝説の某青いアイツだったのだ。なので枠が移動に。
監督が神田監督なせいか、チームでの戦闘が主体なのもポイントだと思う。ドラグナーでも08小隊でもそんな感じだった。主人公が乗っているメカが強いほうだけど最強でないあたりも。
ちな私はある時期キッズステーションでの再放送の番宣を、毎週宇宙服(ラウンドバーニアンがゴーグルアイの為宇宙服にみえた)で船外作業するアニメだと思ってスルー、ダグラムにハマってしまった後に評判を聞いて円盤レンタルという流れでした…。面白かったですね。
登場メカ
劇中ではラウンドバーニアン、RVと呼称。効果音は同時期のサンライズアニメではよく聞く音が多い。
バイファム:主なパイロット ロディ
タイトルの通りの主人公メカ、ロディが搭乗。連邦軍の主力RV、しかし数は少ないらしく目立つのはネオファム、ディルファム等、コアファイター的な脱出ポッドも搭載されている。序盤にモブがその脱出ポッドで敵機を落としているシーンがあり。因みに操縦の下手なジェイナス艦長のスコットも一度だけ練習用の色違いに搭乗している。
ネオファム:主なパイロット バーツ モブもよく乗ってる
ネオと書いてあるけど旧式。赤い機体でバーツが搭乗する。旧式で一応バイファムも予備機らしき機体が一応存在するにも関わらずバーツはこれに乗る。アニメ的にはそれぞれ別の機体に乗ってくれた方が識別しやすいと言うメリットがあるのだが、バーツがあえてこれにこだわった理由はあまり分からず、仮面つけた某変態のファンだったのかもしれない、服も赤いし。ただ聞いた話バイファムは操作が難しいらしいのでそれかもしれない。
トゥランファム:主なパイロット ケンツ、マキ、カチュア
新型RV、開戦時は特に配備されていなかったようで、入手は途中から。2人乗りになっており、ロディはあまり気に入らなかったらしく、専らケンツとカチュアかマキが搭乗する、特に終盤はパペットファイターが使えなくなったためにパペットファイターに乗ってた組はこっちに乗っていた。
ディルファム:主なパイロット モブ 初登場バーツ他子供色々
陸戦型のRV、序盤にアストロゲーターを迎撃していた連邦軍が使っていた他、避難した無人の基地に破壊されずに残っていた機体を子供たちが使っていた。序盤はこっちがメインで地上漂流ディルファム状態だった。ヤラレメカとしての出番が主体な上、序盤のみの出番。
パペットファイター
ウェアパペットに乗って操縦する小型戦闘機。敵が多く2〜3機のRVでは対処しきれない時の予備戦力や、RVと比べて操縦が簡単なのかRVに慣れてないのではと思われるキャラが搭乗したこともあった。武器は機銃とミサイル。回数は数えてないがマキがよく乗ってたきがする。
ウェアパペット
宇宙服。これに武器を持って戦闘したりニュートロンバズーカを動かしたりできる。
スリングパニアー
RVでも戦闘機でもなく、飛行用のオプションパーツ、要はジェットスクランダーー的なもの。
ラピットファイター
序盤登場し、アストロゲーターを迎撃したり避難民の援護をしていた大気圏内用の戦闘機。出番はほとんどないが、「我々の限界はここまでだ、エンジンが咳をしている」のシーンが印象的だったのであえて。
その他兵器
序盤に登場した戦車や終盤登場した戦闘機など、基本子供は連邦軍との関わりは最小限なので特に活躍はない。がこういった細かいギミックが豊富なのは監督が監督だからかな?とも思う。
ジェイナス
母艦、終盤に乗り捨てられる。メインコンピューターボギーは14人目とも言っていい立ち位置。練習艦であり、ボギーのサポートもありかなり操艦は簡略化されているようで、子供達だけでも動かせる模様。本来100人以上のクルーが乗れるはずらしく、13人で乗るにはやや広い、ただし艦内探検シナリオなんかは最小限だったのがやや寂しい。巨大なスクリーンがある部屋があり、ガンダム?と思われる映像が一瞬写りこんだ事も。サンライズだから仕方ないね。
砲手が基本2人しかいない為、攻撃力はそれほど。高威力の兵器としてニュートロンバズーカがあるが、わざわざウェアパペットに乗って艦外に展開して戦闘を行うと言うもので、あまり使い勝手が良くなかったようで多用はされなかった。
敵
便宜上ARV(アストロゲーターラウンドバーニアン)と呼ばれる。
長いあいだ「正体不明の敵で、毎回やってくる」くらいの立ち位置なので、名前などが呼ばれることも少なく個別では印象には残りにくい。逆に後半は正体はわかったものの今度は種類が多くそれはそれでわかりにくい。なんというか1stガンダムの形式に近いのですが、それがかえって難点になっている感じ。
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