サンライズ公式(矢立文庫)のWEB小説を原作としたアニメ。アニメは1話のみの短編で、アクシズ内での少数の戦闘と回想くらいしか話はない。原作も描写が少し違い細かいくらいでほぼ展開は同じ。
原作小説は公式サイトで今のところ読むことが可能、単独で単行本化できる分量はない。
地球から離れていくアクシズを、シャアの元部下および連邦軍の特殊部隊と、のちにクロスボーンバンガードを設立するブッホ社の私兵バーナムによる調査と戦闘を通して、CCAとF91の話を繋ぐのが目的の外伝的な話。
かなり低予算らしく、ほとんど動かない、ただし止め絵は綺麗という現代の低予算アニメ。
あらすじ
アクシズショックの後、アクシズは地球から離れる軌道に乗っていた。連邦軍はアクシズショックを起こしたサイコフレームの力を恐れ、そのサイコフレームの資料が他に漏れないように特殊部隊マスティマにアクシズの調査を行わせる。
マスティマはシャアの元部下であり、アクシズに詳しアルレットとダントンを道案内として雇うのだが、そこでガンダムを擁する謎の武装勢力の攻撃を受ける。
元シャア専用テストパイロットだったダントンはアクシズに残されたザクV改に乗って謎の武装勢力のガンダムを追い払うが、今度はバイアランが出現する、さらに先のガンダムが新装備を付けて再登場、アルレットはそのガンダムに対抗するためにサイコフレームの原型機でもある試作MAのアハヴァ・アジールを持ち出すのだが…。
登場メカ
外伝作品という性格上ほとんど既存のMSおよびその改造機、オリジナルはアハヴァ・アジールくらい。
マスティマ
マスティマ自体は連邦だが、MSをアクシズに持ち込まなかったために、戦闘の際にはアクシズ内にあったジオン系のMSをダントンたちが起動させて使っている。
ザクV改:ダントン・ハイレッグ
実はシャア専用としてチューニングされており、赤い。本作ではダントンが謎のガンダムを迎撃するために乗り込んだ。
R・ジャジャ:ダントン・ハイレッグ
ギャン系統のMS、修復されていない状態でダントンが無理やり動かした。
アハヴァ・アジール:アルレット・アルマージュ
アルレットが開発に大きくかかわったサイコフレームの原型機、しかし未完成のままであり武装の多くが使えない、メガ粒子砲およびファンネルは一応ついているが、メガ粒子砲は調整不足、ファンネルはアルレットのNT能力の問題から最後に起動したのみ。
謎の敵との交戦で新たに現れたガンダムに対抗すべく、シャアのIDを使ってアルレットが起動させたが、MSパイロットではないアルレットの能力では限界があるうえに未完性であり、戦闘では終始劣勢。
バーナム
傭兵部隊。現在はジャンク屋だがのちにクロスボーンのMSを開発することになる兵器会社であり、バナージがバイトをしていたブッホ・ジャンク社の私兵。ブッホ社が本格的にMS開発をするための資料を非合法に集めている、本作ではアクシズに残されたサイコフレームの資料を回収するためにアクシズに侵入、同一の目的でアクシズに侵入していたマスティマを攻撃する。
ガンダムNT1‐トリスタン:クァンタン・フェルモ
あの1年戦争末期に開発されたNT‐1が巡り巡ってブッホ社の手に渡ったもの、魔改造されており本来格上のザクV相手に戦闘可能。サイズは1年戦争当時のものでこの時期のMSと比べて小さいため、ダントンがその小ささを怪しんでいた。
クレヴェナール
トリスタンをベースにしたアームドベース、原作では事実上デンドロビウムのようなもの扱いされていた。
バイアラン・イゾルデ:ヴァルター・フェルモ
バイアランの改造機、トリスタン共々サイコフレーム回収任務に投入された。
ジェガン
連邦軍の主力MS、バーナムも数機投入してきた。
他
サザビー:シャア・アズナブル
残骸が登場し、CCA本編の殴り合いでかなり悲惨なことになっていることが語られている。
デンドロビウム
存在が抹消されているために名前は出ないクレヴェナールの説明のために噂としてぼかされて言及されていた。
登場キャラ
アルレット・アルマージュ
シャアの部下だった外見少女、ダントンとは親子ということにしているが、実験でいろいろいじられた結果老けにくくなっており見た目ほどの年齢差はない。
フラナガン機関の実験体でNTの素質はあったが不完全で処分されるところをシャアに拾われ、シャア専用メカニックとしてシャアの部下となる、その後シャアに付きいろいろな組織を渡り歩き、
サイコフレームの原型機を開発している。救ってくれたシャアの事を慕っているほか、感情をくれたララァに対しても恩義を感じている。
ダントン・ハイレッグ
おっさん。元ジオン軍→(シャアとともにアクシズ)→エゥーゴ→ネオジオン(ハマーン)→ネオジオン(シャア)→クリーニング屋とアルレット共々シャアについていろいろな勢力を渡り歩いてきた。
アニメの方では人が撃てない、原作の方ではいくら戦えども戦うことになれずに徐々に撃つのに嫌気がさしていったと説明されており、腕の良さとは裏腹に戦闘は苦手である。
そんな中でシャアに見つかりシャア専用テストパイロットとしてシャアの下で生きてきた模様。アルレットと違いシャアに対して明確な好意は持っておらず、シャアに対する感情は複雑。
えらくぽっと出の新部下の2人、しかしシャアの部下は基本すぐ死ぬ(1年戦争の部下は大体某天パにやられている、ロベルトアポリーもグリプス戦役で戦死)ので、後付けとはいえ相当長生きということになる。
メーメット・メルカ
連邦軍の特殊部隊マスティマの隊長。アルレットにアクシズの道案内を依頼する。
クァンタン・フェルモ
強化人間傭兵フェルモ兄弟の兄。地球の貧しい家の生まれで、1年戦争で家族を失いその後オーガスタ研究所へ、しかしティターンズが敗北してそのまま傭兵にという流れだった。
ヴァルター・フェルモ
弟。傭兵として戦うも大した相手と戦えない状態だが続いていたが、ダントンはエース級の腕前であり、高揚感を得ていた。
シャルンホルスト・ロナ(ブッホ)
ブッホジャンク社の社長にて名門貴族ロナ家の当主、しかし当人はただの成り上がりもので家柄を買っただけであり、本来の姓はブッホ。MS事業に手を出すために非合法にMSの技術を集めている。
エンゲイスト・ロナ
シャルンホルストの息子。
マイツァー・ロナ
シャルンホルストの息子、ベラ・ロナ(セシリー)の祖父に当たる人物。サイコフレーム回収計画を推し進めている模様。
シャア・アズナブル
おなじみシャア、すでにどこかに行ってしまい回想にしか登場しない。
用語
アクシズ
ジオンの宇宙要塞、逆シャアで割れたのち地球から離れる軌道に乗っており、無人になっている。いまだにネオジオンの様々な兵器や研究資料が残されている。
マスティマ
連邦軍の特殊部隊、普段何をしているかは不明だが、今回の任務はアクシズ内でのサイコフレームの調査。
バーナム
ブッホ社の私兵集団。サイコフレームの回収のためにアクシズを訪れた。
ブッホ・ジャンク社
現状ジャンク集めの企業だが、のちに本格的にMS開発を始め、F91の時代にはクロスボーン・バンガードを設立することになる。が現状は非合法にMSのデータを回収している。バナージのバイト先。
感想等
30分程度の外伝に感想も何もないです正直。シャア等の補完がいくらか行われたのが少しいいくらい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image