宇宙戦艦ヤマトのリメイク作品。
松本零士は無関係、また西崎義展はすでに亡く、新たなスタッフにより作られた作品。
基本的なストーリーラインはそのままですが、結構な設定変更が行われており、多くの点が変更されています。
全体的にオリジナルでいろいろ言われたポイントや描写不足だった部分に手を加えている形になっている他、2の要素を入れたりその他かなり変更点があります、例を挙げると…
・存在を描写されながら最終回まで行方不明の3000隻のガミラス艦隊が、ヤマトがワープゲートを破壊したためにガミラスへ帰還が遅れたという形に変更
・ガミラスは大艦隊を持っていながら大規模な決戦がほとんどないままガミラスについてしまった点に対して、一度ガミラスの大艦隊がヤマトを撃沈寸前に追い込むエピソードがある(がガミラス側の事件で撤退する羽目に)
・序盤に出てきた肌色ガミラス人のシュルツ達はガミラス支配下の民族ザルツ人になっている
・ガミラスが複数の地域で戦争している描写があり、オリジナルで匂わせながらも描写されていなかったガミラスが何かと戦争している状態をある程度描写している
・コスモクリーナーがコスモリーバースシステムに名称変更がされた他、なぜ直接地球に運んできてもらえなかったかが設定されている
・イスカンダルにVのシャルバートの要素がいくらか加わっており、かつて宇宙を支配していたという設定が追加されている
・30年以上の時間の経過から科学知識が更新されたためもあってかいろいろ細かい点が変更され、イスカンダルへの距離が16万8000光年に、銀河系のかたちも渦巻き銀河っぽかったのが棒渦巻銀河っぽく描かれ、また冥王星の衛星も新しく発見されたものが追加されているなど
・ビーメラ星は、ビーメラ4と名前を変え、イスカンダルの救済を受けながら滅亡した星として描かれガミラスの占領下には入っていない、ビーメラ人もデザインが現代風の昆虫人になっている
・山本明が山本玲(アキラ)という名前になり性転換、他かなりの設定が変更になっている
・その他かなりのキャラが追加されている、特に女性キャラが大幅追加
・ガミラスもヒスが文官に変更された他いろいろキャラが追加される
また色々あって2度の短縮→終了後評価→その後続編という流れがあったオリジナル違って最初から続編ありきで作られているため
・2の下準備として小マゼランにガトランティス(白色彗星帝国)が小マゼランに侵入しガミラスと戦闘状態に入っている
・反面ガミラスの銀河系攻撃は多方面にわたっている描写があるが、ボラー連邦やディンギル帝国は今のところ描写なし、暗黒星団帝国も描写なしだが案としてはあった模様、またガルマン人キャラの1人がガミラス人に設定変更されている
・完結編に搭乗したアクエリアスと似た名前のアーケリアスという用語が登場しており、かつて高い文明を築いていたが滅びた描写がある、現在子孫がわずかに生き残っている
・土方や斎藤が先行登場済み
とはいえ2以降のエピソードをやるほどの準備はない印象も受けます、完結編はギリギリ出来そうですが、Vはちょい厳しそう
総合的にみると概ね1(2219)→2(2202)→完結編みたいな構想なんだろうかという印象、Vや永遠にあたりは出来たらいいな程度の感覚のように見えます、実際2の展開が今続いている状態
あらすじ
2199年、地球は異星人ガミラスとの戦争状態にあった、がガミラスの遊星爆弾により地球はすでにあと1年へと寿命が迫っていた、国連宇宙軍は残存艦艇をかき集め冥王星のガミラス基地を攻撃しようとするも、一切の砲撃が通用せずに艦隊は壊滅、旗艦のキリシマのみ駆逐艦ユキカゼの尽力により地球に帰還する。
しかしこの作戦はガミラスの目を冥王星に向けるための陽動作戦であった、宇宙のどこかにある星イスカンダルからの使者が到着する予定であり、それを迎えることが本来の目的であったのである。
そしてイスカンダルの使者サーシャは火星に到達するも、宇宙船は爆散し、彼女も波動コアを持ったまま絶命。波動コアのみ古代進らが回収、地球に持ち帰ったのである。
その波動コアは2世紀以上前の戦艦大和の残骸に偽装して建造されていた宇宙戦艦ヤマトの波動エンジンのコアとなり、宇宙戦艦ヤマトが起動、地球に迫る惑星間弾道弾を破壊、そのまま宇宙へ飛び立つ。
ヤマトの目的はイスカンダルにあるとされるコスモリバースシステムを持ち帰り、地球の環境を回復させることであったのである、ヤマトは地球を攻撃するガミラスの冥王星基地を破壊、そのまま太陽系外へと旅立つのだった。
そしてガミラスのアンドロイド兵器ガミロイドの研究からガミラス人が本質的に地球人と大差ない種族だということを確認、冥王星基地のガミラス軍の生き残りを撃退、その後ガミラスのパイロットメルダとの接触も経る。
しかしガミラスの勇将ドメルがヤマトの前に立ちはだかり、ヤマトを撃沈寸前に追い込むのだったが、ガミラスでも問題が生じていた、デスラー総統が暗殺されたのである、ドメルはデスラー暗殺の疑惑を着せられ召還される、そのためヤマトは九死に一生を得るのだった。
そしてビーメラ4でのイズモ計画派の反乱を経て、ビーメラ4に残された波動コアを入手、バラン星にあるゲートの存在を確認、しかしバラン星ではガミラスの観艦式が行われていた。
ヤマトは観艦式の中を突破、さらにゲートを突破する際に破壊したためにガミラス艦隊はガミラスに迅速に帰還する方法を失う、先にいるガミラス艦隊を大幅に減らすことに成功したヤマトは一路ガミラスへ向かう、しかしガミラスでは植民星での反乱がおきるなど、情勢は悪化の一途をたどっていた。
そして再び立ちはだかるドメル艦隊、すでに主力艦隊は遠くにあり、空母4隻と次元潜航艇、ドメラーズのみで兵士も老兵少年兵という貧弱な戦力でヤマトを止めようとするドメル、ヤマトはドメル艦隊には勝利するが、ガミラスのザルツ人特殊部隊が雪をユリーシャイスカンダルと勘違いして連れて行ってしまうのだった…。
登場メカ
国連宇宙軍
宇宙戦艦ヤマト
設定変更が行われ、まずサイズの巨大化、通常のヤマトサイズだったものを333mまでに巨大化されている。
またヤマトの残骸に偽装して新造した戦艦ということに変更、戦闘機の格納庫が棚状からエンジンを取り巻く円形の形になる、クルーも114人から999人に変更。
ショックカノン効果音は復活編で変更されたのが不評だったためオリジナルの耳コピという形に戻っている。第三艦橋も大破しない。
99式空間戦闘攻撃機(ハヤブサないしコスモファルコン):加藤三郎、篠原弘樹他
ヤマトの艦載機。格納庫の形状が変更されている。
零式52型空間艦上戦闘機(コスモゼロ):古代進、山本玲
ヤマトの艦載機、カタパルトに2機のみ搭載。
金剛型宇宙戦艦キリシマ:沖田十三、土方竜
かつて沖田艦とそのまんまの名前で呼ばれていた戦艦だが、本作で名前が付いた。メ一号作戦でガミラス艦と交戦するも主砲が全く通用せずに艦隊は全滅、キリシマの援護もあり何とか地球に撤退する。
その後は月面で空間騎兵隊の斎藤らを救出していたことが劇場版で判明。
村雨型宇宙巡洋艦ムラサメ:島大吾、山崎奨
ガミラスとのファーストコンタクトを行った艦。
ユキカゼ:古代守
古代守が艦長を務めていた駆逐艦。設定上100mに満たないわりにそれより大きく見える気がするカットが多いのは仕様。
メ一号作戦でキリシマを逃がすために囮となり撃沈。ガミラス艦を沈めた描写があるが、これはヤマト用の魚雷をユキカゼのみ装備で来ていたかららしい。
ガミラス
設定が整理されており、細かい名称方浮いている。またほとんどの艦艇にデストロイヤーの目のパーツが追加された。
デストリア級航宙重巡洋艦
旧デストロイヤーだが大きめだったためか重巡洋艦扱いに。
ゲルカピア級航宙高速巡洋艦
デストロイヤー系の見た目だが目が二つ付いている。
クリビテラ級航宙駆逐艦
こちらも旧デストロイヤーに近い外見をしてるがより小型。
ポルメリア級強襲航宙母艦
ガミラスの円盤型空母、最初にヤマトを攻撃したあの空母。
ガイデロール級航宙戦艦
二等戦艦、艦首に穴のようなものが開いている。
ガイベロン級多層式航宙母艦
旧三段空母。3隻がドメル艦隊に配備される。
超弩級一等航宙戦闘艦ドメラーズV世:エルク・ドメル
ドメルの旗艦。ド級とあるだけにヤマトを大幅に上回る大きさ。
ゲルバデス級航宙戦闘母艦
旧戦闘空母。
次元潜航艇UX-01:ヴォルフ・フラーケン他
試作型の新兵器。異次元と通常空間を行き来する潜水艦的な兵器。
特一等航宙戦闘艦デスウーラU世:アベルト・デスラー他
デスラーの旗艦。ヤマトに決戦を仕掛けるが主砲波動砲封印状態のヤマトに三式弾等の実弾兵器を連射され爆散。
キャラ
ヤマト関係
沖田十三
ヤマト艦長、病気が宇宙放射線病から遊星爆弾症候群に変更されている他、土方との絡みが追加されている。
最終回の描写を見るにほぼ確実に死亡したという描写になっており、今後誤診で復活の余地は残していない印象は受けるのですが?完結編はやらない?どうなんだろうか。
古代進
主人公。戦闘班長から戦術長に肩書が変わっている。
真田志郎
真田さん。チートっぷりはやや鳴りを潜めている印象だが、波動砲は彼が開発したりしている。ヤマトの副長も兼任しており艦長が倒れたときは指揮を代行している。古代守の親友で守から貰った詩集を大事に持っている。
徳川彦左衛門
機関士、役割はオリジナルとあまり変わらず、仕事は真面目。
山崎奨
徳川の部下。かつて島大吾が艦長を務めるキリシマに乗艦していたが、生き残ったのは彼のみ。そのためキリシマの真実を知っており、それを島に伝える。
藪助治
機関士でデブで気弱。イズモ計画派に同調し反乱→営倉入り→攻撃で営倉が大破→命からがら脱出→その後シーガルにこっそり乗り込むもその後ガミラスの捕虜に→収容所暴動に巻き込まれる→気が付いたらガミラスの次元潜航艇のクルーになっていた(ザルツ人扱い)とかなり複雑。オリジナルと違い死亡しない。
南部康雄
キャラが増えたせいかいくらか影が薄くなっている気がする。砲雷長でヤマトの主砲も担当。
相原義一
南部以上になんか影が薄くなっている気がする。通信長。
加藤三郎
航空隊長、キレるごとに何かを殴る癖があり、その都度腕をケガする。寺の息子という設定が追加され、いつも般若心経を唱える。
篠原弘樹
ロン毛の軽い発言が多いキャラとして大幅に変更されている。加藤とよく絡んでいる。元偵察志望でガミラス戦闘機を使って偵察に出たこともある。
実は本来こっちが山本明になる予定だったらしい。
山本玲
かつての山本明、思いっきり設定が変更され原型がわからないレベルに。マーズノイドで目が赤い。一時期古代に好意を抱いていたが身を引く。
明生という兄が設定されており、戦死しているため玲を殺したくない加藤によって主計課に回されたがすぐに航空隊に、兄の事からガミラスの事を憎んでいるため、メルダと大喧嘩するがのちに和解、それ以降はユリーシャも交えて3人で集まっているところが描かれる。
原田真琴
新キャラとして追加された。沢渡先生の助手としての仕事が主、巨乳、ドジ、酒癖悪い。最終回で加藤と結婚、艦内で結婚式を挙げていた。
伊東真也
保安部、糸目の何か怪しい男。イズモ計画派でありまたイスカンダルに不信感を抱いていたため、反乱を起こすが新見と揉めたあげく鎮圧されて営倉入り、その後藪と脱出するが収容惑星で森雪をかばって死亡。
星名透
保安部、伊東の腰巾着といわれていたが実態は藤堂の密命を受けてイズモ計画派の動向を探っていた層で、伊東の反乱を制圧した。
岬百合亜
船務科。ヤマト内のラジオのパーソナリティーであり、またユリーシャに憑依されユリーシャの肉体にもなっていた。
新見薫
情報長かつ心理カウンセラーで真田の弟子。イズモ計画派で反乱を起こし営倉入り、その後七色星団の戦いでドリルミサイルを改造するために真田さんに解放される。元々おばさんとしてデザインされたが監督の意向で若返ったらしい。
国連宇宙軍その他
土方竜
本来この段階では登場しないキャラだったが、重要なキャラ故に先行登場することに。沖田艦長とは旧友であり、沖田艦長を止めて自分がヤマトに乗るというシーンがある他、劇場版では月面で空間騎兵隊を救出している。
古代守
古代進の兄、オリジナルと同じくユキカゼ艦長で沖田の撤退を支援してガミラス艦隊に突入し戦死したと思われたが、冥王星海戦の後ガミラスの捕虜になってその捕虜輸送船が事故でイスカンダルに墜落という流れでイスカンダルに到着している。
しかし傷は深く死亡、その際にヤマトクルーにメッセージを残している。その後コスモリバースシステムの中に意識だけが残され、システムがヤマトに組み込まれたためにヤマト内で亡霊として出没。
本来地球を復活させるためにコスモリバースシステムに入っていたが、森雪を復活させて力を使い果たし、
島大吾
島の父親でムラサメの艦長だった。
ガミラス軍
アベルト・デスラー
もはやおなじみのガミラスの総統。色々設定が変更されている。声が古代の代役だったやまちゃんになっている。
レドフ・ヒス
副総統、オリジナルと違い文官。あまり活躍しなかったがヤマトがガミラスに来た後の騒動では避難の途中でしれっとヒルデを救出している。
エルク・ドメル
おなじみガミラスの軍人。目が綺麗で厳つくケツアゴなのは変わらないが、顎はそこまで強調されていない。本作では3000隻の艦隊がどこへ行ったかの描写がなされ、なぜあの戦力でヤマトと戦わざるを得なかったかが描写されている。
ハイドム・ギムレー
親衛隊長官。艦隊なども保有しているが親衛隊は秘密警察的な側面が強く、またギムレーはかなり強引な方法で植民性どころかガミラス人すら弾圧しているためか人気はあまりない模様。第二バレアスの爆発に巻き込まれて…?。
ミーゼラ・セレステラ
デスラー配下のジレル人。デスラーに幼い時に救われた過去がありデスラーに心酔しているが、第二バレアスに去っていくデスラーに置いて行かれる。その後はヤマトの捕虜となっていたが、デスラーがヤマトに白兵戦を仕掛けて来た時に撃たれてしまう。
ヘルム・ゼーリック
若本、新キャラ。ガミラス中央軍総監、デスラーの暗殺を企てたが影武者を爆殺する形になってしまい、挙句登場したデスラーに狼狽した挙句部下に撃たれて死亡。このクーデターの際にディッツとドメルが逮捕されており、結果ヤマトは救われている。というかヤマトがイスカンダルに到達できたのはこいつのおかげが大きいような…。
ガル・ディッツ
メルダの父、ガミラス軍の艦隊総司令官。艦隊総司令官ではあっても、親衛隊などは管轄外の模様。穏健派。ゼーリックのクーデターの際に逮捕され、成り行きで反体制派に組み込まれる形となった。
メルダ・ディッツ
ガル・ディッツの娘、パイロット。オリジナルのガミラスの捕虜のパイロットのポジションだが、出番は非常に多い。最初は次元断層に迷い込んだヤマトに対するやはり迷い込んだガミラス軍の使者として登場、その後は一度食料をもらってヤマトから離れるが終盤再登場、今度はガル・ディッツ派の連絡将校というポジションでヤマトに乗ることに。
ヴォルフ・フラーケン
次元潜航艇のEX-01の艦長。本来ヤマトVのキャラであり、ガルマンガミラス帝国人だったが、本作では普通にガミラス帝国人として登場。扱いは困難だが有能な人物として描写され、中盤から登場しいくつもの作戦に関わっており、最後までしっかり生き残っている。ザルツ人に対する差別意識はない。
ドーテム・ゲルヒン
おなじみヤマト名物下品な伝説の男、本作では名前が付いたが役割は同じ。つまらないギャグを言って総統を怒らせてガミラスに下品な男は不要だと落とされる。
ヴァルケ・シュルツ
冥王星基地の司令官のおっさん、ザルツ人。冥王星基地を落とされたのち、唯一脱出に成功した艦に乗ってヤマトを追跡するが戦死。
ヒルデ・シュルツ
ザルツ人の少女、ヴァルケ・シュルツの娘。シュルツにメッセージを送っているシーンがある。父の戦死後に名誉ガミラス臣民に引き上げられる、その後は総統府で働いていた。
オルタ
ヤマトとの戦闘で大破したガミロイド3機のパーツをかき集めて作ったガミロイド。ガミラスに対する研究素材として使われていたが、アナライザーにとっては唯一のロボット友達だった。のちにヤマトの女神を求めて暴走、その後機能停止させられるが、アナライザーを友達と認識していたらしく、孤立無援になると発動する自爆装置が発動しなかった。
イスカンダル人
スターシャ・イスカンダル
イスカンダルの女王。
サーシャ・イスカンダル
スターシャの妹、波動コアを地球に持ってくるが墜落して死亡。
ユリーシャ・イスカンダル
新キャラ、サーシャより先に地球に到達し、波動エンジンやイスカンダルの事を伝える。
用語など
ヤマト計画
イスカンダルまでコスモリバースシステムを取りに行く計画。
イズモ計画
ヤマトが本来地球脱出の船として作られた設定を基に作られた設定。ヤマトクルーの中にはイズモ計画派が存在しており、イスカンダル行を中止しどこかの星に移住しようとする動きがある。
遊星爆弾
ガミラスの地球環境改変および地球人殲滅のための兵器。小惑星に環境改変の仕掛けを行い地球に落としまくるアレ。
地下都市
遊星爆弾から逃れるために地球人が作った地下都市、本作では内惑星戦争という地球と火星の戦争があり、その際に作られた避難シェルターがもとになっているという設定が追加。
反射衛星砲
普通の砲から遊星爆弾発射装置に変更されており、周囲の小惑星をこの反射衛星砲で撃って軌道をそらして地球に落とすという描写になっている。それを直接ヤマトに照射して攻撃するというものになっている。
ガミロイド
ガミラス軍のアンドロイド兵士、急速な帝国の拡大により兵力不足に陥ったガミラス軍がそれを補うために大量に配備している、ヤマトはこのガミロイドの研究でガミラスが地球と同じ性格を持つ種族だということを知る。
冥王星
かつての9番惑星、オリジナル制作時と違いすでに準惑星になった後に制作された本作では準惑星。ガミラスによって星の環境がいじられ、海を持つ準惑星へと変貌している。ガミラスの遊星爆弾基地がある。
ビーメラ4
かつてのビーメラ星、設定が大幅に変更され、昆虫人が暮らす星という点は変わらないが、すでに330年前に滅亡している、400年前にイスカンダルの救済を受けて波動コアがもたらされ、その波動コアは祭壇に飾られている、この星自体はガミラスの支配下にはいっていない、人類が暮らすのにはいい環境なのでイズモ計画で移住先候補になっている。
バラン星
銀河系と大マゼラン雲の間にある星。ガミラスの基地やアーケリアス文明の残したワープゲートなどがある。
ガミラス星
オリジナルと比べると星の寿命の設定がなく安定している(ただし2202でやっぱり星の寿命が近いことが判明)、環境も地球人にとってそこまで暮らせない感じでもなく、またガミラス人もある程度なら地球環境下でもなんとかなる模様。とはいえ遊星爆弾での地球環境改変は行われており、細かいことはわからない。
第三艦橋
ヤマト名物の一つ、ヤマトの底にくっついている第三の艦橋。大破することに定評があり、ヤマト苦戦→第三艦橋大破は名物。結果いろいろな作品にパロられてネタにされてきた歴史を持つ…が本作ではとにかく大破しない、波動防壁の発生装置もここにあり、真田さんがいることが多い。
ザルツ人
ガミラスの支配下にある種族であり、地球を攻撃していたガミラス軍はすべてザルツ人という設定になっている。基本的に2等ガミラス人という待遇。
ヤマト初期にあった肌色ガミラス人の回答。オリジナルの初期はデスラー含めて皆地球人と大差ない容姿だったのが、途中で青い肌に変更された過去がある、本作では初期のガミラス軍のみザルツ人に変更することでその状態をごまかした。
ジレル人
アーケリアス人の末裔らしく、精神感応能力を持っている、2名が登場するのみで絶滅危惧種、他にも生き残りはいる模様(劇場版)。
オルタリア
ガミラスの植民惑星の一つ、オルタリア人は赤い肌を持っている、生活は割と原始的。ガミラスに対して暴動を起こしたが、惑星を焦土化された。
ガトランティス
元々白色彗星帝国という名前で呼ばれていた国家、本来は2の敵勢力だが先行して登場、ガミラスと戦争状態になっている。本作では別に重要な勢力ではなく、小マゼランに侵入したがドメル艦隊に撃退される等あまり目立っていない。
O・M・C・S
オムシスと読む。ヤマトの食料などの再生システム、どんなシステムかは真田さん曰く知らないほうがいいらしい。
次元波動振幅防御壁
通称波動防壁、次元波動理論をもとに作られたエネルギーフィールド。第三艦橋に設置されている。
コスモリバースシステム
オリジナルではコスモクリーナーD。本作ではわざわざイスカンダルに取りに来させる理由が設定されている。
感想等
大昔オリジナルは視聴済み、概ね変更点は理解できるというか、あーこここうするのねという感じ、ビーメラは出ないと思ってました。
ただ修正型のリメイクの宿命か、各方面をいじったために結果的にバランスがとれていた部分が別に作り直すことになったりといろいろ面倒になっているところもあり。
後妙に大きいユキカゼとかその辺はそのままだったり。
後ストレートに宇宙戦艦が堪能できる作品って実はほとんどないので、すごく貴重。
というかブログタイトル変更した理由の2割くらいヤマトについて言及したかったから…。
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