概要
横山光輝著 学年誌の4〜5年生、73〜75年にかけての作品。
闘将の方じゃありません。
横山光輝の漫画作品。火星生まれの2つの一族が地球で争うという物語。
双子しか産まれない村で生まれた一つ子は忌み嫌われるという特異な設定を持つ作品。
時期的に近いせいか、雰囲気的にバビル二世っぽい。
あらすじ
双子ばかりが生まれる気妙な村、そこに一人っ子が生まれてしまう。一人っ子は不吉なので殺そうといわれるが、母親は必ず育てるといいその子供を育てるのだった。
その村がなぜ双子しか生まれないのか、それは理由があった、その村は火星のダイモス人の生き残りの村であり、ダイモス人は絶対に双子が生まれるという性質を持っていた。
ダイモス人は火星時代からもう一つの種族フォボス人と戦い続けており、そのフォボス人はすべて一人っ子で生まれるためであった。
そして幾度となく起こったフォボス人の攻撃が始まり、村は全滅、真介以外の住民は全滅、真介は一人であったために地球人と勘違いされて見逃される。
ダイモス人最後の生き残りとなった真介はフォボス人と戦い始めるが、フォボス人も真介を殺そうと刺客を派遣してくる。
その戦いの中でダイモス人の守り神ダイモスが起動、フォボス人を蹴散らしていくのだった。
メカ
ダイモス
ダイモス人の守り神であったメカ。長らくフォボス人の地球制服を阻止してきたらしい。今度も真介の危機に起動してフォボス人を壊滅させた。
シードラゴン
フォボス側の兵器、ダイモスには歯が立たず。
キャラ
真介
一つ子であったがゆえにフォボス人の襲撃を生き延びた、ダイモス人最後の生き残り。超能力が通常のダイモス人より強い。彼以外に目立ったネームドキャラはおらず、フォボス人は割と雑にフォボス人扱い。
用語
ダイモス人
火星人の片割れ、必ず双子が生まれる。長らくフォボス人と戦い続け、最終的に火星は核戦争で滅亡した。その後双方の生き残りが地球に降り立ち戦い続けてきた。
超能力者が多く生まれるらしい。
フォボス人
火星人の片割れ、必ず一人っ子が生まれる。核戦争によって火星が滅亡したのち地球に降り立ち今度は地球を征服しようとしてダイモス人に阻まれ、その後はずーっと戦い続けている。
最終的に降伏しており、数百年後にまた地球を征服するということを語っている、つまり火種はまだ残っている訳である。
感想等
忌み嫌われる一つ子という非常に尖った設定を持つ作品で刺激的でありますが、話はバビル2世の簡易版的っぽくなっています。
鉄のサムソンでも感じた、何か「昔」と「今」の間の作品という印象。
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