横山光輝によるロボット漫画。
(今は亡き)学年誌(4、5年生)の連載であり、学年誌の漫画は単行本化されることがすくなく、本作も長らく単行本化に恵まれなかった。そのため単行本化はなんと2010年という割と最近。
鉄人28号のヒットでロボット作品をちょくちょく書いていた時期の作品で、これも遠隔操作型ロボットを手に入れた少年の話。
あらすじ
ジャングルの奥地で高岡博士が発見した謎のロボット、そのロボットは謎の「輪」を持たものの言うことだけを聞いて動く性質を持っていた。
所がその輪をワタル君の友達のサルであるチーターが盗み出し、チーターの意思によってロボットは少年のもとにやってきた。
ワタル君の手に渡ったロボットはワタル君の言うことを聞いていろいろな作業を行ったので、ワタル君はかつて両親を殺し金品を略奪していったドクロ団に復讐することを計画する。
そしてあっさりとドクロ団を壊滅させて警察に突き出したが、その時にドクロ団が言っていた「緑色の魔王のような怪物」という言葉から、ロボットは魔王と呼ばれるようになった。
しかし緑の魔王のニュースを見ていた科学者ゴラムは、魔王を欲して自分の作ったロボットヘルメスをけしかけてきたがそれを撃退、次に襲来したザガーロボットも撃退した。
ゴラムはどうやっても魔王に勝てないことから、魔王の発見者高岡博士を連れて来て、魔王を高岡博士に引き渡すように要求する、ワタル君は魔王を博士に引き渡したが、その代わりに博士は日本にワタル君を返してくれるというのだった、そして日本に帰ったワタル君だったが…。
メカ
魔王
高岡博士がジャングルの奥地で発見したロボット、特に名前はなかったがドクロ団の証言の「緑色の魔王のような怪物」ということで魔王と呼ばれるようになる。
セットで発見された輪を持ったモノの言うことだけ聞く、人間以外にサルでも動かせることが判明済み。
ヘルメス
ゴラムが開発したロボット1、外見は「ウェストがくびれててハンマーを持った鉄人28号」といったところ。
ザガーロボット
ゴラムのロボット2、なんかモノクロページとカラーページでかなり印象が違う。モノクロだと水滸伝に出てきそうな顔になっている。
キャラ
ワタル君
不思議な少年と書かれているが、一般人。南米の某国に移民していたが、そこでドクロ団によって一家は皆殺し、何とか一人逃げてきた過去を持つ。
偶然魔王を手に入れてドクロ団に復讐するが、その後はゴラムという博士に追われることになる。
ワタル君の両親
故人、南米でトウモロコシ農園を営んでいたがドクロ団によって殺されてしまう。
高岡博士
魔王の発見者。
ゴラム
魔王を欲している博士、本作の敵。
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