落合 尚之 矢作 俊彦 サンデーGX 01〜03年 4巻
行本以外に全く資料がない状態で書いているのでなんもわかりません…。
(多分)鉄人28号をモチーフにした作品で、鉄人を動かしてしまった
鉄人が眠っているのが中国だったり搭乗式になったりしていますが(28号は太平洋の島)、第二次世界大戦中に作られて封印されていたなどの大筋の設定は同じ…ようだが実はミスリード。
作者の後書きだと中国取材が規制が多く大変だったとか。
アニメ系の雑誌や少年誌、特定テーマの雑誌連載ではなく、青年誌連載の作品なので、内容的に濃いめの作風。
世界観
現代ものなので特にない。
あらすじ
中国の長春で発見された巨大な日本軍の不発弾、そのため日本より工学博士の鳶尾冴子他自衛隊などが派遣され、処理に当たることになった。
そして冴子はそのために息子を鳶尾翔を呼び寄せるが、その途中で兵乱の予兆と言われる「白虹」を見てしまう。
アメリカ生まれで日本語すら危うい(漢字がほぼわからない)彼は、汽車内で色々話しかけられるも何も対応できない、そこに関西弁の少女の助け舟が入り通訳してもらい、さらに盗まれたものまで取り返してもらう。
不発弾処理事業が進む中で、謎の巨大構造物が発見されその電磁波で街が停電を起すなど状況は混沌としてくる、そんな中翔のロボット犬アトムも暴走、走り回る中で謎の穴を見つけてしまう、翔は謎の穴の中で巨大なロボットを発見してしまうのだった。
翔はそのロボットを起動させてしまい、旧型戦車を密輸していたロシアマフィアの現場に出っくわして戦闘になりつつも逃げることには成功、ただしその戦闘もあり街中に巨大な穴が出来てしまう。
さらに同級生であり汽車内で助けてくれた少女虎姫が闇市での商売の件で連れていかれ、さらに謎の構造物の暴走も収まらず、事件は収束に向かわず、米国やロシアマフィアも事件にかかわり始めて状況は混沌としていく。
メカ
鉄人:鳶尾翔
いくつかの描写から(28号同様に)日本軍が作ったと想定されていた、翔が発見してしまいそのまま暴走させてしまう、が明らかなオーパーツであり冴子は疑問に思っていた。
翔の父お思わしき人物が時折現れて翔に鉄人を守れと言い続けるが…実際は未来のロボットでありタイムスリップしてきたことが明かされる。
冥王U(プルートゥU):伴田恭介
汎用型のロボット、不発弾処理用に持ち込まれた、一応二息歩行はできるがまだまだ。
アトム
アイボっぽいペットロボット、翔唯一の友達だったが、同級生とのトラブルから大破、のちにデータは鉄人に移植される。
天候支配装置
謎の構造物の正体、日本軍が開発していた農業用の機械であり、雨を降らせることが目的だったらしいが、失敗し封印されていたらしい。
暴走すると町が停電するなどいろいろと問題が起こる。
ロビーキャノン
米軍の衛星兵器。タイムスリップの原因であり事件の発端だったりする。
キャラ
鳶尾翔
冴子の息子、現在父親とは別れて暮らしており、父親の情報は不明。アメリカ生まれ日本に転校今度は中国へ転校とかなりいろいろ飛ばされている。
鳶尾冴子
MT主席卒業の工学博士で翔の母、「不発弾」処理に参加して事件に巻き込まれる。
翔の父??
何やら不穏な動きをしつつ翔に鉄人を守れと言い続ける。
甲村幸夫
外務省、落ち着きというか胆力がない。
伴田恭介
江戸っ子のおっさん、冥王Uを操縦する。
黄虎姫
大阪出身の中国人、関西弁を話威勢がいい、翔と知り合ったことや彼女の抱える問題などから事件に深くかかわっていくことになる。
イワン・ジュガシビリ
ロシアマフィア、鉄人を欲しがる。
王国威
中国側の役人。
暁声、銭美鈴
翔の同級生。
感想
青年誌系の作品であり、いたってまじめな作風、雰囲気と読みごたえみたいなものはあり。ただしオチはあっけない言うか強引に〆た感じ、あと2〜4話くらい予定していたように思える。
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