Gセイバーの1年後の物語ということになっている。ちなみに宇宙世紀最終作品は現状これだったりする。
バンダイのPS2参入が01年ということもあり、PS2の初のガンダムゲーだったりする本作。
なのだが、PS2初期でノウハウがなかったのか不明だが、単調なゲームに仕上がってしまっている。
基本的にプレイヤーのMSと敵しか存在しないマップ、あまり賢くない上に配置が雑な敵、お互いに高火力ゆえに割とあっさり死ぬので難易度は高め。またいまいち使いどころが限られる必殺技(周囲を爆発させながら突撃するが、敵の向こう側に出てしまい無防備な背中をねらわれるという恐ろしい技)も困ったもの。
また3Dの割にゲーム性は2Dな2.5Dという状態でやや半端な状態。特に2Dゲーとしてみると作りが雑で、3Dゲーとしてみると作りが単純といった感じで、どっちつかず。
そのためか02年ごろには数百円で中古ワゴンに鎮座する事態になっていた。
音楽は割といい。グラフィックはPS2初期としては割と良いほう。
世界観
一応Gセイバーの続編かつ宇宙世紀なのだが、本編共々の尺不足により描写は曖昧。
無人壁MW(モビルウェポン)がすでに実用化されており、AIのレベルもさすがにハロとは比較にならないレベルに来ている。他キリマンジャロ基地はいまだに存在していたりもしている。
あらすじ
ガイアの光事件の首謀者ガーノー提督は死亡、そしてサイド8ガイアはセツルメントとしての独立を承認されたが、ガーノー提督の腹心バイス准将は非人道的な軍事増強計画プロジェクトレイブンを推し進めていた、それを阻止すべくイルミナーティはライトニング部隊を派遣するが、Gセイバーはトラブルで宇宙装備のまま地球での作戦に参加する羽目になってしまうのだった。
登場メカ
Gセイバー:リード
ライトニング部隊に配備されている。トラブルが多い。
G3セイバー:リード
大破したGセイバーをセイバーチームが大幅に改良したほぼ新型MS。
Jセイバー:リード
ライトニングに複数搭載されているようで、シナリオ的には割と重要な役割を果たすが、ゲーム的にはぼっちなので僚機などとして同行はしてくれない。隠し機体。
ブグ2:リチャード
量産型。リチャード専用も登場する。
スピアヘッド:クラウス
最初のボス。
スピアヘッドtypeC:カイト
スピアヘッドの砲戦型。
スピアヘッドtypeB:ウィン
スピアヘッドの拠点防衛用。
レイド
MWレイの後継機、無人。
レイヴン:ライシス
最初の戦闘ではGセイバーを圧倒したが援軍の登場で撤退。実はMW(モビルウェポン)つまり無人機であり、パイロットはAIである。
ライトニング:ベン、アサカ
ライトニング部隊の母艦。設定では基地に対して砲撃などを行っており、背景で砲弾が降り注いでいるシーンがある。
感想等
正直あまりにも単調ですぐに飽きた思い出。進んで撃つだけのゲーム性、その割に武器の威力だけは高く理不尽に難易度が高いという退屈なのに難しいゲーム。一言でいえば作りがかなり雑。正直今ならsteamで数百円で売られている怪しいゲームレベルのクオリティ。2Dゲーにしては雑で、3Dゲーにしては単調な作りで、PS2前半の主要なゲームが徐々に2D〜2.5Dから3Dへ、JRPGからアクションに代わっていった時代のアクションゲームという時代の象徴的な内容化も知れない。
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