2018年06月28日
アルジェントソーマ
地球に襲来を繰り返す正体不明のエイリアンと戦いつつ、そのエイリアンの目的の謎を軸にした話。
ロボットアニメではあるものの、ロボの種類は少なく、大型のギミックみたいな感じの扱い。
多分ポストエヴァ的な雰囲気で、世界の謎が明かされていくタイプのシナリオ。サブタイは〜と〜という形式で、前話と後話とそれぞれ前後の単語がつながるようになっている。
画風的にデジタルになりだした時期の絵で、あの時期のサンライズアニメといった画風。
OPも本編もゆっくりペースで静かな雰囲気だが、EDだけが妙に明るい雰囲気であり、謎の宇宙飛行士の写真が多数並んでいる。
また本編でも宇宙飛行が強調されており、何度も宇宙飛行士に関する話が出で来る、この部分が話の核心につながっている。
あらすじ
エイリアンの襲来を受けた地球、タクト・カネシロは付き合っているマキとあまりうまくいかない、そしてタクトは研究施設モルグに呼び出される、そこはエイリアンの死体を継ぎ接ぎして作った実験体を作っていた、博士はエイリアンの構造は人体と符合するという。しかし実験体のフランクの起動実験の時に軍が基地を襲撃、フランクはそのまま暴走、その際にマキおよび教授は死亡してしまう。
起動したエイリアンの継ぎ接ぎ死体「フランク」は、そのまま暴走し、博士および助手のマキは死亡してしまう、フランクはそのままどこかへ飛び去り、マキに瓜二つの少女ハティと出会う、その少女はフランクを妖精さんと思い込み話しかける、ハティは両親を失っており、長らく祖父と二人暮らしをしていた、そこに気の弱そうな議員とガラの悪い保安官が現れ、学校に連れて行くといい連れ去ろうとする、しかしそこにエイリアンが襲来、驚いた保安官はエイリアンに向かい発砲、ハティはエイリアンと銃声により過去のトラウマがフラッシュバックする、そしてエイリアンは議員や祖父を殺すのだったが、そのエイリアンもフランクによって頭部を破壊され沈黙する。
フランクの起動時の事故の中生き残ったタクト・カネシロは病院に現れた謎の男の言葉に乗って、タクトは死んだことにして、リウ・ソーマという男になりすまし、対エイリアン用に組織された「フューネラル」にスパイとして入り込んだ。そしてフランクもフューネラルによって回収されフューネラル基地へ運び込まれる。そしてソーマとなったタクトは、フューネラルの対エイリアン兵器ザルクに乗って戦い始めるのだった。
そしてフランクもエイリアンとしてのコードであるEX‐1(エクストラワン)という呼称を与えられ、ハティの声にこたえて戦うようになる。
タクトはソーマとしてエイリアンと戦いながらフランクへの復讐の機会をうかがうが、マキと瓜二つの少女ハティの悲しむ顔も見たくないという葛藤にさいなまれ、さらにフランクは幾度となくフューネラルの危機を救っていき、いつしかフューネラルのメンバーはフランクに対して人格のようなものを認めるようになるのだった。しかしフランクは危険なためもしもの時のための自爆用核弾頭を装備させられた状態で戦闘が続いていた、そこに現れた巨大エイリアン、ありとあらゆる手段が通用せず、フランクに自爆させて止めようとするが、なぜか弾頭が模擬弾頭に入れ替わっていたために爆発せず、何とかエイリアンはフューネラル地下にある粒子加速器を使って撃退したものの、フランクは激戦から機能を停止し眠りについてしまう、ソーマはフランクを護送する任務に就くが、そこに黒いザルクが現れ攻撃を仕掛けてくるのだった、黒いザルクを撃退したが、黒いザルクは何者だったのか、そしてまた新たな戦闘でザルク3が突如暴走を始めるのだった…。
登場メカ
基本的に種類は多くない、そもそも人型兵器自体が元々存在しなかった世界で、エイリアンの襲来によってはじめて少数の人型兵器が作られたという状況。
ザルク:リウ・ソーマ、ギネビア・グリーン、ダン・シモンズ、スー・ハリス、Mr.X
エイリアンモーターと呼ばれるエイリアンからもたらされたテクノロジーで動く兵器。フューネラルの基地に5機が配備されていた、ザルク2のみパイロット死亡で開始時に欠番で実際に稼働するのは4機である、ザルク5のみ複座。ほとんどがブラックボックスという謎の機体であり、どういったものかは不明な点が多い。基本的に可変機。リミッターがついており、リミッターを解除すると人体に大きな影響があるため危険。実際にザルクの正体は後半明かされ、その際に4機が失われている、最後のザルク2も終盤になって失われた。ネタバレ:その正体はエイリアンに電極を刺して動かしてるだけのものでしかない、リミッターを解除することによりザルクは本来のエイリアンの姿を取り戻し、巡礼ポイントに向かい始める。
ザルク(白)
ザルクの問題点を修正した新型ザルク。最終回に少し登場した。
トード
ザルクの後継機。ザルクより装甲などが強化されている、性能は向上しているが基本的にすべての意味においてザルクと同じようなものである。
フランク
ノグチ博士によって生み出されたエイリアンの死体の継ぎ接ぎ。エイリアンを素材にして作られたフランケンシュタインのようなものであり、それ故にフランクという名前が付けられた。エイリアンを素体にしているが、他のエイリアンとは似ても似つかない外見をしている。基本的に何を考えているかわからない、何も言わないが、なぜかハリエットの言葉だけは理解できるため、ハリエットの指示のみで動く。
戦闘力はザルクを大幅に上回っているどころか一部除いただいたいのエイリアンを上回っており、フューネラルにおいて警戒されつつも戦力として使用される、単なる継ぎ接ぎのフランクが本来のエイリアンを上回っている理由は雑種強制のようなものではないかといわれているが、定かではない。また左腕は素体となったエイリアンと同じ素材がフランクに使われているなら、瞬時にその組成を作り変える能力「アルケミストアーム」を持つ。
フランクは生みの親のノグチ博士の命名。ハリエットは妖精さんと呼び、フューネラルではエクストラワンと呼称されるなど名前が3つある。またフランクとしての3つとは別にエイリアンとしての4つ目の名前があるが、ネタバレになるため伏せる。
荷電粒子爆撃機
フューネラルに数機が配備されている荷電粒子砲を装備した大型機。普通のエイリアン程度であればこれで十分対抗できるがようで、ザルク抜きで荷電粒子爆撃機のみでエイリアンを撃退している描写もある。プログレッシブになると歯が立たない。
成層圏迎撃機
宇宙から襲来するエイリアンを迎撃するための迎撃機。ソーマもフューネラルに侵入するための偽の過去として、これに乗っていたことにされている。
ミステル
大型輸送機。
ユリシーズ号
エイリアンの襲来で建造中止になっていた大型ロケット。
エイリアン
2054年に突如地球に出現し、甚大な被害をもたらした。すべてのエイリアンは巡礼ポイントという何もないようなところを目指すという習性をもっており、その巡礼ポイントへ到達すれば何かが起こるのではないかといわれているが定かではない。巡礼ポイントは学者の調査によれば今のところ特に何もないようなところであり、ポイントを目指す理由は一切不明である。
通常のエイリアン以外にプログレッシブエイリアンと呼ばれる特殊能力持ちも存在している。
感想等
後半の展開はなかなかいい感じ、あたり引いたなって印象です。たぶん緩い気分で一気見が一番推奨。
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