1年戦争とグリプス戦役の間に起こったジオン残党蜂起からティータンズ結成までが主なストーリー。その中で新米パイロットがライバルのエースパイロットであるアナベルガトーと戦っていく。
OP二曲はなかなか良い、EDも良いのだがOPの存在感がありすぎてやや影が薄め。
作画クオリティは時代が時代(バブル)なので非常に高く、そのクオリティの高さは有名。
前半と後半で監督が代わっており、また本来の予定と違った展開になったと言う話。その為特にヒロインのニナパープルトンの行動がいろいろ議論になるのだが…これに関しては見てからといった感じ。しかし見直してみると少しスタンスが変わるのは確かかもしれませんが。
あらすじ
ア・バオア・クーの戦いの最中、ギレン総帥がキシリアに暗殺、それを察した新鋭たのエギーユ・デラーズは出撃しようとするエースパイロットのアナベル・ガトーを止め、何処かに身を隠す。
その3年後、連邦軍トリントン基地、そこに新型ガンダムが配備されたのだが、そこにジオンを名乗る集団が襲撃。新型ガンダム1機がアナベル・ガトーに奪われてしまう。連邦軍の新米テストパイロットウラキは新型ガンダムの1機に乗り込んでガトーと戦うがあしらわれてしまう。その後基地のMSパイロットは追撃するが、ジオンの反撃で連邦はさらに損害を受けて、生き残ったのはウラキとキースの新兵2名とベテランパイロットバニングだけになってしまうがまだ追撃する、しかし相手はエース、逃げられてしまう。
その後パイロットが補充される、彼らはバニングの部下でありかつ1年戦争を戦い抜いたベテランだった、ウラキは悔しさから追撃に志願するが、モンシアとガンダムの奪い合いになり、模擬戦になるが、奇跡的に勝ってしまう。そのままペガサス級強襲揚陸感アルビオンに乗って追撃に向かうが、アルビオン内にジオンのスパイが入り込んでおり脱走してしまう、そのスパイを追ってジオンのMSを発見、そのまま基地を発見する。基地を守っていたジオン軍はHLV打ち上げの為に時間稼ぎを行い、ガンダム2号機を宇宙に逃がすのだった。
追撃を続け宇宙に上がったアルビオン、デラーズフリートにはシーマ海兵隊が加わっており、そのシーマ海兵隊がアルビオンを攻撃してきたのである、そんな中デラーズから声明が入るのだった。シーマ艦隊との戦いでウラキは地上用のガンダム1号機で出撃し負傷してしまうのだった。その後ウラキはその失敗から自暴自棄になって街で殴られ、救われた家がジオンの元パイロット、ケリィの家であった。ウラキはケリィのMSの修理を手伝う中で立ち直るが、ケリィはシーマがケリィのMAを取り上げようとしている事を知り怒ってMAを出撃、ウラキと戦い戦死。その後連邦は力を誇示するためにコンペイトウ(ソロモン)で観艦式を強行しようとするが、そこにガンダム試作2号機が迫るのだった。
登場メカ
登場メカはガンダムなのでMS(モビルスーツ)表記。外伝OVAなので他の作品に登場したメカがある程度出てくる。
地球連邦軍・ティターンズ
ガンダム試作1号機ゼフィランサス:コウ・ウラキ
トリントン基地に搬入された新型ガンダムの1つ。いろいろあって新米パイロットのウラキが乗ることになり、ガンダム試作2号機とそれを奪ったガトーと戦うことになる。
宇宙用にはフルバーニアンに換装する必要がある。ガンダム試作機は全て花の名前で統一されている。
ガンダム試作3号機デンドロビウム:コウ・ウラキ
超大型のMS、通常サイズのガンダムであるスティメンをオーキスと言う巨大兵器に入れて運用される。武装コンテナには大量のミサイルや巨大ビームライフルやビームサーベル他Iフィールドも装備している。ただしパイロットの負担も大きい。終盤にウラキが乗り込んでデラーズフリートを追い続ける。
ジムキャノンU:チャック・キース、チャップ・アデル
ジムキャノンと言うよりガンキャノンに近いMS、キースらが搭乗して地味に活躍。デラーズ紛争後も使用されており、グリプス戦役でも使用が確認出来る(劇場版Zにちょっと出てる、終盤の宇宙シーンに他のMSと写りこんでいる)。
ジム・カスタム:サウス・バニング、ベルナルド・モンシア、アルファ・A・ベイト
特徴のないことが特徴らしい。少なくとも1年戦争時代の旧式MSよりは高性能。アルビオンに3機が配備されており、デラーズの追撃に参加した。
ジム改:サウス・バニング
名前的にジム・カスタムと紛らわしい。
パワード・ジム:ディック・アレン
ガンダム試作機の装備評価用らしい。トリントン基地に複数配備されていたがガトーの襲撃で次々破壊される。
ボール改
おなじみ戦闘用ポッド。
ジム・クェル
ティターンズのMS、ほぼ背景メカ。
バーミンガム:グリーン・ワイアット
連邦の新造戦艦。MSの搭載能力は持たない。観艦式に参加するがガンダム2号機の核攻撃で周囲の艦隊もろとも吹きどばされる。
サラミス改
連邦の巡洋艦。
マゼラン改
連邦の戦艦。
コロンブス改
連邦の補給艦、アルビオンに補給を行っているシーンがある。
自動砲台
多数のミサイル等を搭載した砲台。
ジオン・デラーズフリート・アクシズ
ガンダム試作2号機サイサリス:アナベル・ガトー
南極条約違反の核兵器を搭載したガンダム。核攻撃用でありそれ以外の武装は少なめ。トリントン基地に運ばれたところをガトーに奪われ、連邦の観艦式攻撃に使われた。それにしても奪ってくださいと言わんばかりの悪人面である。
F2ザク:ノイエン・ビッター
ザクのバリュエーションの一つ、アフリカのジオン残党軍が使用して追撃してくるアルビオンと戦う。
ドム・トローペン:アダムスキー、ゲイリー
ガトーの支援としてトリントン基地を襲撃、他ビッター指揮下にも登場。
ザメル:ボブ
砲撃MS、トリントン基地を砲撃しガトーを援護、その後殿を務めてガトーを逃がす。基本砲戦用でヒートホーク等は装備されていない。
ドラッツェ
ザクとガトルを合わせたMS。元がザクとガトルの原型はとどめていない。
ヴァル・ヴァロ:ケリィ・レズナー
ビグロの系統であるMA。元ジオンのパイロットであるケリィが修理していたが治らなかったところにウラキが転がり込んで修理が進むことになる。しかしケリィはシーマが連れてきた男がヴァル・ヴァロに乗ると言う事を知ってしまい、ケリィは自らの力を示すために出撃する。ケリィが片腕を失っているため片腕でも動かせるように改造されている。
ノイエ・ジール:アナベル・ガトー
MA、Iフィールドを装備している大型。ガトー曰く、ジオンの精神が形になったようだとのこと。最後にガンダム3号機を待っていたかのように登場し(コウ曰く、待っててくれたのか?)、ガンダム3号機と交戦、3号機が動けなくなった後連邦軍に特攻した。
ガーベラ・テトラ:シーマ・ガラハウ
実はガンダム試作4号機ガーベラ、シーマ艦隊に横流しされて原型がわからないほどに改造されている。突撃してきたガンダム3号機に胴体を打ち抜かれる。
ゲルググM:コッセル
シーマ艦隊で使われている海兵隊用ゲルググ。
グワデン:エギーユ・デラーズ
デラーズフリートの旗艦、グワジン級。
リリー・マルレーン:シーマ・ガラハウ
ザンジバルU巡洋艦なのだが、シーマ艦隊のリリーマルレーンが名前としては有名。
ムサイ
ジオンの巡洋艦、後期型のため1stのものとはデザインが違う。
劇場版
再編集劇場版が存在、カットが多いものの大きな変化がないため同記事内に。大きな変化としては序盤部分が大きくカットされており、ニナの回想と言う形で序盤のシーンが消化されている事、ケリィとヴァルヴァロに関するシーンもほぼカット、ケリィはウラキが立ち直るきっかけポジでしかない等、殆どがガトーとの対決と星の屑作戦に集中した編集が行われています。
感想
ガンダムOVAの代表作品、安定したハイクオリティMS作画を堪能できす作品。私がこれを知ったのはPS2ゲームめぐりあい宇宙、その為最初に見たのがウラキのシワ顔だったのでウラキはおっさんだと思ってました。ほかにも第四小隊メンバーの顔が老けてます。
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