基本的な話の筋はアニメとほぼ同じなのですが、細かい描写がかなり違っているというもの。
作者の岡崎優氏は当時家にテレビがなく、資料も大してなかったという状態で書いていたようです。
アニメの打ち切りと共に打ち切られて未完かと思いきや、その後映画めぐりあい宇宙の分が加筆されて完結。めぐりあい宇宙編だけは本編を見た上で書いているので割と普通。
アムロがパンチでモニター破壊、ホワイトベースがゴッグを潰す、シャアがアッガイに乗っている等がよく話題になる要素。
アニメとの違いと適当な補足
・ガンダムハンマーの形状
長い刺が数本だけというもの。これは玩具等はこの形状だった見たいです。
・ホワイトベースの表記が空母
これはホワイトベースの表記はかなり不安定なので致し方ない感じ。
・一部メカがアニメの設定ではありえない動きをする
水陸両用が宇宙に出てる、大気圏内でも飛べるムサイ等、またシャアアッガイ等本来乗らない組み合わせ有り。
・一部表記が特殊
MSが初期だけ機動歩兵などと呼ばれている(途中からモビルスーツに統一)
見た感じ、当時のガンダム関連書籍に見える設定が見えるようなので、没設定や非公式設定が盛り込まれている可能性も有ります。
人気コンテンツのコミカライズは実はこのガンダム以外でも人気が出る前のものは何かがおかしいと言われているものは有ります。マイナー作品だとコミカライズがなんか違ってもネタにもならず消える事が多いので、ガンダムがメジャーな証でもあるのでしょう。
またコミカライズの都合としてだいたいダイジェスト展開になりがちなので、だいたい瞬殺芸や一部キャラのカットが往々にして起こり易いのも。
ガンダムの場合アニメとはまた違って現在はアニメとはやや違った世界観を造っている部分があるので、アニメ開始以前の設定が多い本作は、アニメ終了後の後付け設定との乖離も大きいと言うのもネタにされやすい原因な気がします。
登場メカ
特にオリジナルメカが出ているわけではないので、特記すべきMSのみ。
地球連邦軍
ガンダム:アムロ・レイ
概ね本編通りの役割だが、腕を前に出して飛ぶ等スーパーロボット風と言うか巨大ヒーロー風の挙動が増えている。
ガンキャノン
やや細い感じが。
ガンタンク
影は薄い。
ジム
普通のジム、地味。なんは詰まってる感じ。
ボール
普通のボール、空気。
サラミス、マゼラン
大気圏内で活動、オデッサ作戦に参加したかは不明だが反攻作成によってジオンを追い落としていた。チベを沈めているようなシーン有り。
ジオン公国軍
ザク
普通のザク。ガンダムにワンパンで破壊されたことで有名。多分尺の都合。
グフ
ラル隊が最初から3機揃えて登場。
ドム
黒い三連星が登場しないため出番は乏しい。めぐりあい宇宙編でヤラレメカとして登場、ノーマルドムとリックドムが混ざってる感じ。
ゾック:マ・クベ
宇宙に出てくる、なぜかマ・クベが乗っている(本来はギャン)。MSなのかMAなのかよくわからないMSだが、本作ではMSではなくMAと呼ばれてる。
ズゴック
宇宙で出てくる。本来は水陸両用型。
ゴッグ
ガンダムハンマーは防げない、その上ホワイトベースにぺしゃんこにされる等屈指のネタ枠。
アッガイ:シャア・アズナブル
なんとシャアが乗っている。役割はシャアズゴとほぼ同じ。
アッザム
普通のアッザム。
ムサイ
ジオンの軽巡洋艦なのだが、大気圏でも飛べる。
グワジン
ムサイと同じく大気圏内でも飛べる。
チベ:コンスコン
コンスコンはほぼ原作通りの扱い。
ゲルググ
あんまり特筆すべき点なし。
ページ数の不足もあってかザクレロやギャン等登場しないMSも多い。
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