基本一話完結の話で、植物が生い茂る未来世界でメカに乗って戦う少年が主人公。700年前の20世紀にコールドスリープされたのだが、なぜコールドスリープされたのか等の解明はされないまま。
登場メカ
サイバス・クローラーと呼ばれる樹上での仕様に特化した乗り物が使われている。多くが木製。
ゼロイン(鋼鉄の狩人):アイアン・キッド
製品の殆どが木製になっていった世界において、貴重な金属製。さらに現在よりもまだ技術力があった時代の遺産なので人工知能も搭載されている。
別名鋼鉄の狩人と呼ばれ、自分のそばで戦うものがいるとそれに対して攻撃を仕掛け狩っていた事から名付けられた。元々戦うために作られた機会に過ぎないのだが、己の欲望のために争い奪い合う人類に絶望して世捨て人状態になっていたとアイアン・キッドに告げている。その為他人の為に戦う事を告げたアイアン・キッドに力を貸すことを決意する。その戦いで人工知能を失い、亡骸(ボディ)はアイアン・キッドに使われている。
あらすじ
20世紀にコールドスリープカプセルに入った少年、目覚めてみるとそこは遥か未来、バイオテクノロジーの暴走か宇宙からの放射線か、植物が以上発達した世界であった。そこで人間は樹上に街を作り暮らしていたが、文明は退行し、僅かに新たな技術としてサイバス・クローラーと言う多脚メカが、樹上生活を支えていた。
そしてその世界は強くなければ生きていけない弱肉強食の世界、少年を助けた老人の元にいた少女ヨナも奴隷でああったのである。また各地に盗賊が跋扈し、都市に対する襲撃を繰り返しているような有様であった。そして近くの森で盗賊とキャラバンが争う姿を見たのだが、それらを殲滅する巨大サイバス・クローラーの姿があった、100年以上前の技術で作られた高性能の人工知能を積んだ鋼鉄の狩人と呼ばれる物であり、自律して戦うものを見ると攻撃を加えており、全身金属であり通常の木製サイバス・クローラーでは対抗できない代物であった。少年はこの世界で生き残るためにその鋼鉄の狩人を捉え自分の力としようとするが・・・。
そんな中ヨナが誘拐商人に攫われてしまう、少年は鋼鉄の狩人を捉え、その力でヨナを救出しようと試みたのである。鋼鉄の狩人はそんな少年の姿を見て、自らがなぜ森に入り戦うものを攻撃していたかを語り、力を貸す。鋼鉄の狩人の力でヨナを救出することができたが、鋼鉄の狩人の人工知能はその戦いでやられてしまう。鋼鉄の狩人は自分がもう長くない事を悟り、少年に鋼鉄の狩人の名前と自らの亡骸を与えたのであった。
少年は鋼鉄の狩人の名前を襲名し、キャラバン等の護衛の仕事を始める事になる。
感想
意外と面白い。しかし同作者の作品で見た感じのシーンも多し。
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