2015年03月31日
無敵超人ザンボット3
最初に感想言いますと、非常に面白い、ロボ好きならとりあえず見て欲しい位には。
ストーリーはかつて地球に逃げてきた宇宙人の子孫が、祖先の故郷を滅ぼし次に地球を狙う宇宙人の攻撃から地球を守るという話なのだが、基本一族で運営するロボットチームは周囲からは白眼視され、信用されず、支援もしっかり受けられず、迫害されながら戦って行く。敵の攻撃は激しく、徐々に街は破壊されていき難民も発生、徐々に追い詰められていきます。
中盤になるにつれてその状況は改善されていくのですが、敵の攻撃はどんどんエスカレート、攻撃の大規模かよりも残虐さと恐怖を与える方向に向かっていき、人を風船につけて飛ばして落とす、人に爆弾を仕掛け街中で爆発させ恐怖を煽る有名な人間爆弾等徹底的な方向になっていきます。人間爆弾回は2回あるのですが、どちらもそれぞれ別方向に重いです、片方は被害者そのものの視点、もう片方は残された者の視点といった所でしょうか。
主人公の勝平役にあの有名な大山のぶ代を当てているのですが、非常にいい味出している。あのしわがれ声からくるやんちゃさと弱々しさがこの重いストーリーと絶妙にマッチしていて見ているこっちも非常に感情移入しやすいのもポイントかと思います。
「スパロボ始めるんでまずどれから見たらいい」と言われると、私はまずはこれを勧めているのですが、確かに欝アニメではありますが、それ以降の富野作品と比べると話が直球で解りやすくシンプル、またあまり壮大な構想があるわけではないのでまとまりもよく、それ故に作品テーマ部分だけが強調されて非常に見やすい、話も2クールと一気見するにはちょうどよく、ストーリー、テーマ、ロボット、ギミック等のバランスもよく、DVDも4枚と気楽なので初めに見るのはいいかなと。むしろ視聴に当たっての問題は当時基準でもあんまり良くない作画かと・・・。
メカ紹介
ザンボ・エース
合体前の3機の内の一つで上半身を構成。戦闘機形態のザンバードから変形する人型ロボット。
わざわざ銃の組立をするなど妙に細かいギミックがあるのが素敵。
ザンブル
合体前の3機の内の一つで胴体部分を構成する戦車、ロケットパンチに相当するアームパンチが合体前から飛ばせる。
ザンベース
合体前の3機の内の一つで下半身を構成する支援機。偵察や武器の輸送等を行う。
ザンボット3
陣羽織をイメージしたロボット。殺戮を楽しむ外道なブッチャーを迎え撃つには今一つ物足りない性能の主人公メカ、それだけに戦い方に毎回工夫があって楽しいのですが。
キングビアル
ビアル1世、ビアル2世、ビアル3世の3機が合体して誕生する戦艦。合体シーンが完全オートでない辺りが富野っぽい。
バンドック
土偶+馬?と言う組み合わせの敵母艦。割と良デザインだと思う。
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=2HHRQ9+6FLN3M+2HOM+72EY9)
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3487051
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。