あくまで幕末ベースなので、ロボットは最低限、炎(ほむら)とミコトと呼ばれる人型のカラクリが存在する意外は動物型や蜘蛛型が存在するくらい。
幕末ベースなので、龍馬や新選組等の人物が登場し、一部はヒヲウ達と関わる(主に龍馬)事になります。
ちょっと私的な感想ですが、子供時代に一応見ていたのですが、イマイチ乗り切らないまま前半で投げてしまった記憶があるのですが大人になって見直して理解。子供向けの冒険活劇の割に主人公が厭戦的で大人の事情が複雑に絡みイマイチ盛り上がりにかけるのが、史実ベースなので話を広げられる範囲も乏しく、話的にも敵対勢力の風神も史実イベントの消化もありやや出番不足、後半はやや盛り上がるも一連の事情から盛り上がりに乏しい。
話的にもいつもべんべらぼーと言いながら喧嘩している印象ばかりで、よく考えると当初の目標の達成が18話で終盤、そしてその目標を達成した結果あまり希望のない結果で、全体的にカタルシス不足な印象があります。
なんとなくシナリオの発想がどこか過去や歴史の改変を防止するタイプの話に近い印象を受けました、ヒヲウ戦記自体はそういった作品ではないのですが(ヒヲウは幕末の人間)どうも発想がそっち寄りというか、もう一つ思ったのがなんか小学生向けの学習本読んでいる気分にも、NHKだからでしょうか。あとバイファムも影響ありかと思って調べてみたら監督はバイファムにも関わっていました。
そして話の展開が遅いのとペース的に明らかに途中で終わっているのでもしやと思ったら最初は4クール予定だったと言う噂を聞きました。と言うのも最終話が丸ごとエピローグ状態になっているので、いろいろ消化できてなかった感が。
あらすじ
古来よりカラクリを受け継ぐ機の民の村、蓬莱村、そこに住む機の民はカラクリを戦で利用することを戒め祭りの為に用い生活していた。そんな中、風神と言うかつて機の民から分かれた、カラクリを戦で用いる忍びの集団が襲撃して来た、そして村は焼かれてしまう、ヒヲウ達は村に伝わる神輿を起動させ、逃走に成功する。
その後どうすればいいのかと言う状況の中、才谷(龍馬)と出会う等し、高山から届いた父の手紙の事から、高山に向かうことになった。しかし風神からの追っ手から逃げたり、謎の姫華と雪と出会い同行したりもしながら高山へ到着したが・・・。
ヒヲウ達
炎(ホムラ):ヒヲウ、シシ、マチ、サイ、マユ、テツ、ジョウブ
機の民の住む蓬莱村に封印されていた神輿(というか山車?)が変形したもの。ゼンマイ駆動だがそれにしてはパワーがある。通常はゼンマイ節約のために馬2頭で引いている。操作はかなりアナログなので、それぞれのパーツに人が入って動かす。普段はヒヲウ一行、場合によっては才谷(龍馬)、華、雪等も搭乗して移動している。一応外輪が付いており木製のため多少海も泳げる。武器としてエレキテル、天狗の剣等。
風神
ミコト:アラシ
アラシが作ったスチームエンジン搭載のカラクリ人形。炎に対抗して作られたため炎と同サイズの大型でスチームエンジンの効果でパワーは炎以上のものだが、スチームエンジン故に水に弱く沈む。登場は終盤からで、あまり本格的な戦闘も少なめで出番は最小限。
漢字は不明、音から表記を探そうにも候補が多すぎて。ホムラでも炎と焔がある訳で、と言う事でとりあえずカタカナ表記のみで。
海鬼(カイキ)
カラクリの軍船。風神が天下を取るために建造したもの。その性能は外国船をを簡単に破壊する程。実はヒヲウの父マスラヲが風神や新月藩の力を借り建造したものであり、マスラヲが行方不明なのはこれを作っていた為。マスラヲはカラクリは祭りの為に用いるべしの祭りは政(まつりごと)の為に用いるべしと解釈している。
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