ファンタジー系の内容で、異世界もの。少女漫画の要素を取り入れており、三角関係や占い等を中心に話が進む。主人公は占い好きの女子高生、戦いは基本出来ないですが、一応陸上部という事で脚力があり、それを活かして話を進める時もある。また占いで色々なビジョンが見える為に、それを活かすこともあるが惨劇回避には失敗することも有り。
そして何より特徴的なのが鼻、見ていけば慣れます、ただししばらく見ないとまた気になり始める位高い鼻。
ファンタジー世界なので亜人やら獣人やらが登場、大体○○人(ひと)と呼称される、レギュラーに猫人のメルルが登場する。他豹人、土竜人が目立つポジションで登場。またバァンの母は竜神人である為羽が生えている。
90年代の作品なので、例えばポケベルを主人公が持っており、ガイア界に飛ばされたあとも幻の月、つまり地球から連絡が入ると言うギミック有り。また今はあんまり聞かなくなった成田離婚と言う単語が出てきたりも。
あらすじ
陸上部に所属する神崎ひとみは、あこがれの天野先輩に対して100m13秒切ったらファーストキスをお願いしますと頼み、記録を図ろうとする。しかし、そこに突如空間から一人の少年が出現、謎の言語を話すその少年の言葉をなぜかひとみだけが理解できる。さらに少年を追うように竜も現れる、少年は竜を退治したが、そのままひとみごと光に包まれどこかに飛ばされてしまう。飛ばされた先は空に地球が幻の月として浮かぶ異世界ガイア界だった。
少年の名はバァン、アストリアと言う国の王子で、王位継承の為に竜退治の儀を行っていたのである、そして竜を退治したため、王位を継げることになったが、そこに見えない謎の巨人(ガイメルフ)が襲撃し、アストリアは火の海に、侍大将たちも戦死していく。バァンはガイメルフエスカフローネに乗って迎撃するが苦戦、侍大将の一人バルガスもバァンを庇って戦死してしまう、そんな時エスカフローネが光り、バァンとひとみは再び何処かへ飛ばされてしまう、バァンとすこち違うところに飛ばされたひとみは、天野先輩に似た騎士に救われるのだが…。
登場メカ
基本的に小型のものはメルフ、大型のものはガイメルフと呼称される、飛行能力は基本一部しかなく(エスカフローネは飛行中は実質戦闘不能)、ガイメルフに穴が開いておりそこから直接見るだけなので、視界はめちゃくちゃ狭い、一部のシーンではそれが表現されており、。
小型メカながら基本大型機械がメルフ意外滅多に出てこない世界感と作画クオリティのおかげで重量感と巨大感はなかなかのもの、投石器等が使われている世界なので、ガイメルフの相対的な性能は相当なものになる、が肝心のガイメルフは基本的に制作時間が世紀単位でかかってしまう代物なので数は少ない。
エネルギーは基本的にドラグエナジストと呼ばれる竜の死骸から採取される宝石のようなもので動く、龍の死骸は龍の墓場に集められており、そこで採掘される、そして限界を超えると壊れる模様。
ガイメルフ
大型のメルフ、職人の手作りらしく1つ作るのに相当な時間がかかるらしく(ウン十年とか)、数は少ない。ただし例外的にザイバッハは流体金属によるガイメルフ量産に成功しており多数のガイメルフを保有している。
メルフ
人型メカ、人間とは比較にならない程の戦闘力はあるものの、ガイメルフには遠く及ばず本編では専らやられ役。まさに一蹴されるとしか言い様がない性能差。
ファーネリア王国
バァンの国、森の奥にある小国、日本風のイメージ。竜退治の儀を行う事で王位が認められる。序盤にディランドゥの攻撃を受けて壊滅したが、ディランドゥの目的がエスカフローネだったためか残党狩りは行われなかったようで、民の多くは逃げおおせたようで、終盤に復興している。
エスカフローネ:バァン・ファーネル
ファーネリアの王が代々受け継いでいるガイメルフ、王位継承の際の竜退治の儀は、エスカフローネの燃料であるドラグエナジストを得るためでもある。
飛竜形態になると飛行ができるが、コックピットから外に出て手綱で動かすと言う無茶な操縦方法、外に出ているため攻撃も受けやすく落ちたら死ぬのでかなり危険。
制作はイスパーノ一族と呼ばれる一族が行っている、イスパーノのガイメルフは使い手を殺すと言われている、イスパーノ一族は非常に巨大な船に乗り、異次元にいる等謎が多い。
一度大きな被害を受けて修理を行ったが、修理費はアレンの部下の2000年分の費用がかかる模様。
アストリア王国
運河が流れる大国。ザイバッハと同盟を
シェラザード:アレン・シェザール
アレンが登場していたガイメルフ。いかにも騎士といった外見のガイメルフ。アレンの技術の高さからかなり戦闘力が高い。クルゼードに搭載されバァンたちと共に戦った。基本的には剣のみの白兵戦用。
アレン機以外のシェラザードもあるが、目立った出番はない。
クルゼード
アレンの砦に配備されていた飛行艇。砦がディランドゥの襲撃を受けた際に脱出するために使われ、それ以降も長く乗り続けることになる。
ザイバッハ帝国
機械で埋め尽くされたような国家。バァンのファーネリア王国を襲撃した敵勢力。ディランドゥと量産型ガイメルフであるアルセイデスをけしかけてくるだけの存在であり、はっきりとした目的は不明だった。後半になり、ザイバッハ皇帝であるドルンカークが登場し目的が明確になっていく。ドルンカークは運命を操る技術を探しており、運命を改変する様々な技術を持っている。
ドルンカークの回想によると、昔は相当貧しい国だったらしい。
アルセイデス:ディランドゥ・アルパタル、竜撃隊(ギメル、ダレット、ガァティ、シェスタ、ミゲル)
流体金属を用いて作られた量産型ガイメルフ、流体金属の爪で攻撃する、爪は流体金属で伸びるのでリーチが長く、剣のみのエスカフローネ、シェラザードに対してその面で優位に立てる、また流体金属のためか形を変えて盾としても使える模様。
姿を隠すステルスマントを装備している(竜激隊用)他、飛行能力も有する。ステルスマント効果もあり、メルフではまず相手にならない、ただしステルスマントは飛行中は使えなくなる。エナジストは通常のメルフと同じで1つのみ。
エナジストの全ての力を使う事で、城壁のはるか遠くから市内にいるターゲットを打ち抜くことも可能だが、それをやるとエナジストどころか機体が崩壊してしまう。
序盤は専ら竜撃隊機が登場、その後は普通のアルセイデスが登場する。
旧型アルセイデス
エナジスト採掘場で使われていた、普通の特徴のあまりない旧型アルセイデス、武器は普通の剣。回想シーンにも登場。
重機型のメルフ
旧型アルセイデスと共にエナジスト鉱山で働いていた作業用メルフ、エスカフローネにやられた。
ティリング:ナリア、エリア
幸運強化兵の豹人姉妹が搭乗するガイメルフ。姉妹はディランドゥ程しつこくはない上に量産型も存在しない為アルセイデス程目立つ存在ではない。飛行能力が高く高速飛行にする。
オレアデス:ディランドゥ、ジャジュカ
終盤に登場したアルセイデスに近いタイプのガイメルフ、出番はそう多くない。
浮遊要塞
ザイバッハ軍が使用している要塞。かなり巨大であり、多数のガイメルフを搭載している。後半になるとステルス等も使ってくるようになる。
フレイド公国
東南アジア風の国。フレイドの秘宝を求めたザイバッハの攻撃を受ける。
テルセイロ:ボリス
出てきてすぐ捨石になったため、出番はほぼない。目立った特徴はない模様。
シャファリス:
フレイド王専用ガイメルフ。妙に豪華な雰囲気のガイメルフ。武器は弓。
その他
サジマのガイメルフ
アストリアに到着したバァンに対してアストリア王が闘技場でけしかけたガイメルフ、アレン曰く賞金稼ぎのもの。これ以外にも2機登場して3機でエスカフローネに襲いかかってきた、しかし3機ともあっさりやられてしまった。
余談
スパロボ参戦済み、ただしWS専用のコンパクト3で、WS末期だったため売上も期待されてなかったので出荷数そのものが少なく、現在はプレミアがついている。
感想等
総合的に出来がいいと言うのが感想、すでに1回昔に見ており、見返しましたがやはり高いクオリティ。特に全てにおいて出来がいい、作画、音楽、妙に練られた世界観等。ガイメルフの挙動は相当な重量感が有ります。どうもバブルの影響で作画にかなり予算を割けたおかげらしいですが。前半は話の全容が見えず良い緊張感が有ります。
ただ後半やや話がごちゃごちゃしてしまった感があるのですが、一部唐突な要素もあり少し路線変更もあったのか?とちょっと思う。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image