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イタリアの国公立の学校の未来は。。

すっかり更新が遅くなっています。仕事に復帰して以来、毎日がジェットコースターのような日々で、なかなかブログを更新する時間がありません。今日は、4歳の息子はおじいちゃんおばあちゃんの家にお泊まりに行ったので、娘を寝かしつけてやっとちょっと自分の時間が出来た訳です。

11月、12月は夫の仕事上、出張やコンベンション、ミーテングなどが多くて家にいない事も多いので、子供達のお迎えを週に2回はすっかり義父母のお世話になっています。

結局今回仕事を復帰するに辺り、娘のお迎えにベビシッター件、家事手伝いの人を週3回雇いました。息子の方は、学校の敷地内にある市営の児童館で、幼稚園終了後、スタッフに連れられて児童館でいろいろお仕事をやったり、歌を歌ったり、踊ったり、天気が良い日には外で遊んで19時まで預かってくれるので助かります。しかも無料。ただ、最大で週に3回だけなので、あとの2日は基本的に夫が息子と娘を迎えに行く事にしていますが、今回のように仕事でできない時は義父母にお願いです。

何とかバタバタしつつも、子供達もこのリズムに慣れて元気にそれぞれの園に行ってくれているので、助かります。

ところで、息子が通う国立のモンテソーリ園ですが、私は昨年1年間終わって、この学校(園から中学校まで続けてあるので、学校と言った方が良いでしょう)がとても気にいって満足していました。ただ、今年に入り、9月の始まりの時点では、全てのプロジェクトは例年通り行われるとコンファームしたにも関わらず、11月になって校長先生が全てのプロジェクトを中止しようとしている事が分かり、ちょっとした騒動になっています。

背景には、ベルルスコーニ政権の時に決められた国公立学校への資金の削減があるようです。それは、国公立学校への資金は削減するが、私立への資金援助は増額するというもので、全く呆れてしまいます。結局、私立へ子供を通わせる事のできる中上流階級の人達だけが有利になり、一般人は、教育もおぼつかず、インニョランテ(知能が低い)のままにして、中上流階級がイタリア社会を牛耳ろうという全く驚くべき魂胆があるのだそうです。

国公立の学校では、この冬の暖房費も凍結するという話が出ていてイタリア中で大問題になってきています。

そんなあおりを受けて、息子が通うモンテッソーリ園も音楽、菜園、水泳、カメリエーレのプロジェクトを今年は中止するという話した出て来ているのです

まず水泳のプロジェクトは、4歳以上の子供は幼稚園は週1回、小学校〜は週2回、学校の授業時間の間に、学校内にある市営プールにてレッスンができるというもので、この学校が40年以上も続けて来たプロジェクトです。息子は今年4歳なので、今年から水泳プロジェクトに参加できると思って楽しみにしていたのに、市営プールの責任者と校長がもめて、結局今年は水泳のプロジェクトを中止する事に決定したのだそうです。本当に残念です。

昨年とっても良かった音楽のプロジェクトは有料なのですが、年間6000円くらいのもので、クラス全員が参加する事が条件です。息子がいるクラスは皆この有料料金を払える家族なので、全く問題ないはずなのに、今年は、校長の独断で「国公立である以上、お金を払える家族と払えない家族で差が出ては行けない」という理由で中止にしようとしているとの事。でも、万が一お金が払えない家族のために、無料枠というのが各クラス2名程あるので、問題ないはずなのに、中止する意向との事で、クラスの両親が今団結して反対しています。

菜園やカメリエーレ(給食係)はたいしたお金はかからないはずだし、モンテッソーリの教育の特徴とも言えるプロジェクトで、なぜ中止にされるのか訳が分かりません。

国公立の学校に資金を援助しないイタリアに未来はあるのでしょうか?

この前もトイレットペーパーの置き場がトイレに無いという事で、夫がドリルを持って、トイレットペーパー掛けを付けに行きました。イタリアの国公立の学校のほとんどは、両親がトイレットペーパーを寄付しないと、学校にはトイレットペーパーも無いのが悲しい現状です。

それでも、息子を見ていると毎日楽しそうに学校に通っているし、数字に興味が出て毎日「4と4がくっつくとよんじゅうよん?」と突然聞いて来たり、一生懸命数字を書いていたり、アルファベットもほとんど読めるようになって、書く事にチャレンジしたりしているので、先生の教育自体は良い方に行っているようです。だから、プロジェクトも中止せずに昨年のように続けて欲しいものです。

音楽や他のプロジェクトが続けられる事を願いつつ、昨年の音楽の授業参観の写真を添付します。

ピアノの演奏と先生のふりを見ながら一生懸命歌う子供達。


とても表現力豊かなシルビア先生、また教えに来て下さい!!!



そう言えば、日本の小学校って音楽室や、家庭科室、集会室、体育館等々、本当に施設の面では日本の公立の学校ってすごいですよね。こっちは私立でもそんな設備の整った所はありませんよ。

息子の通う学校は、それでも広い敷地内に市営プールや児童館があり、音楽用の部屋(ピアノがあるだけですが)があったり、バレーボールコート1面とれる体育館があったり、ちょっと日本の学校に似ています。そこが気に入ったというのもあってこの学校を選びました。ただ、おそらくこの学校が建てられたのが60年代、その後、40年間メンテナンスもしないままほったらかしという感じなので、学校の所々がかなりガタが来ているという感じです。

子供は未来をしょって立つ人間です。そんな人材を育てる学校にもっと資金援助をして欲しいものです。


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栗拾い

最近は、寒い日があったり、シロッコと呼ばれるアフリカからの南風で20度近い気温だったりする日があったり、本当に着ていく物に困ります。

10月末の話ですが、家の前にある息子が2年間通い今、娘が通っているモンテッソーリ保育園の息子の元クラスメートの家族と栗拾いに出かけました。

私達が住んでいる新興住宅地は、1000人を超える0歳から12歳の子供が住んでいるのに、保育園に続く幼稚園、小学校、中学校が無いため、家の前にある保育園のおかげでせっかく家族同士が知り合いになっても、幼稚園は家族の都合によって選択肢が異なるのでバラバラになってしまうのです。それでも、息子の元クラスメートのいくつかの家族は、よく連絡を取り合っていて、時々皆で会って、子供達も昔のクラスメート達と遊べる機会を作るようにしています。

10月の初めに「秋だからどこかに栗拾いに行こう!」とあるお母さんが言い出し、栗拾いをテーマにする事は決定したのですが、なかなか場所が決まりません。イタリア人って皆勝手な事を言うんだけど、それをまとめる人がいないというケースがよくあるんですよね。
そこで、まだ仕事に復帰していなかったし時間があったので、インターネットで調べまくり、子供達を安心して遊ばせる場所で、食事ができて、栗拾いができる所という事で、アグリツーリズモのような所で、遊べる公園があって、栗の木がある所を探しました。

私達が住んでいる町から1時間弱で行ける所が見つかり、そこを私が予約したのです。ただ、インターネットだけで調べたので、内心、良いところかどうかドキドキでした。結局参加者は、どんどん増えて、大人18人、子供18人という大所帯となりました。

幸いお天気にも恵まれ、場所もなかなか良いところでした。このアグリツーリズもは、栗の木に囲まれていて、拾える栗はどっさり落ちていました。その栗の木の森の中に滑り台、ブランコ等の公園があり、しかもそのそばにロバが囲まれた柵のなかで放し飼いになっていたので、子供達は大喜びでした。

栗を拾う息子


滑り台で遊ぶ息子と娘


ロバに草を食べさせて喜んでいる娘


食事中は、子供達が食べに中に入ったり、飽きて外に出たり大騒ぎでしたが、文句も言わずに良く対応してくれたアグリツーリズモの方に感謝!


デザートを外で美味しそうに食べる娘


イタリアにあるアグリツーリズモとは、農村などの過疎化を防ぐために作られた制度で、農家などがレストランを経営する場合、アグリツーリズモと名乗る事ができ、税金が軽減されます。ただし条件として、そこで作られる食事の何パーセントか(忘れました)は、自家製のものである事とされています。

このアグリツーリズもでは、小麦も作っていて手打ちパスタは全て自家製の小麦で作られたものだし、牛や豚も買っていて、肉料理やサラミなども全て自家製という事で、食事もとても美味しかったです。今回は、たまたま夫が日曜日、見本市の仕事をしなければならない日だったので、来れなくて残念だったので、また機会があれば行ってみたいと思っています。


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モンテッソーリ教具 文字盤

今、息子は国立モンテッソーリ園でアルファベットを読む、書く練習を始めたようです。母音は全部完璧に読めて、まだ形は変ですが書けるようにもなりました。子音もいくつかのアルファベットは読めるし書けます。モンテッソーリ教育では、文字盤と呼ばれる木の板にある文字を指でたどりながら、アルファベットの形を記憶するお仕事をします。



そこで、モンテッソーリの教具のアルファベットの文字盤を家でも作ってみる事にしました。モンテッソーリの教師で構成されているアソシエーションがあり、そのサイトから文字盤の文字をダウンロードできます。

文字の部分は子供が指でたどれるように紙ヤスリで作ります。本当の文字盤は木なのですが、家で作るので厚紙にしました。完成したら紹介しますね。

園では、筆記体から読む、書く練習をしています。私は筆記体よりもブロック体の方が子供には分かりやすいのではないかと思いましたが、この年齢の子供には筆記体の方が入りやすいのだそうです。ブロック体の場合は、線を1本書いて次の線を書く時に鉛筆を紙から離して、書いた線の書き始めに合わせなくてはなりませんが、まだまだ不器用なこの年齢の子供には、書き始めから終わりまで鉛筆を紙から離さないで書ける筆記体の方が易しいのだそうです。

また、モンテッソーリの理論では、筆記体が読めて書けるようになった子供は、ブロック体も自然に読めて書けるようになる。ブロック体から先に覚えた子供は、筆記体を読めないし書けないので、2度手間になってしまうという事なのです。

余談ですが、最近、息子と娘は寝る前に私達のベッドで飛び跳ねるのがほとんど日課のようになり困ったものです。
私は、息子が産まれてから、ビデオや写真を編集してDVDを作っています。息子が産まれて1歳になるまでは毎月作っていました。娘の時は3、4ヶ月おきになってしまいましたが、1歳になるくらいまで作りました。それからは、夏休みやスキーバカンスに行った時など思い出に残すためにDVDに編集しています。

息子と娘は、2012年3月にドロミテにスキーバカンスに行った時のDVDを見るのが大好きで、よく「ネーヴェ(雪)のDVD見せて」と言ってきます。そのDVDが始まる時に使った曲がユーミンの「スキー天国、サーフ天国」それ以来、この曲はネーヴェと名付けられ、夜寝る前はいつもモーツァルトやピアノのクラッシック系の音楽をかけているのですが、「ネーヴェつけてー!」と言って来ます。

テンポのよい曲なので、私達のベッドの上で飛び跳ねて喜んでいます。



なので、せっかくシャワーを浴びたのに寝る前にまた汗だくになっています。。。。まあ、2人とも元気なので良い事です。

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空き箱で工作

先週から仕事に復帰したので、バタバタしています。仕事に復帰してからの毎日は、6時30分に起き、朝食を用意し、洗濯物を洗濯機に入れたりして、7時になったら夫と子供達を起こします。そして朝食を食べさせ、ベッドルームを綺麗にして、7時30分には娘と一緒に家を出ます。娘は家から30mくらいの場所にあるモンテッソーリの保育園に連れて行きます。そして私は会社へ。
息子は、夫がモンテッソーリの幼稚園に連れて行くのです。

16時まで仕事をして、娘を迎えに行きます。息子は16時で幼稚園が終わりですが、週3回は児童館で預かってくれるので、17時過ぎに娘と一緒に息子を迎えに行くのです。児童館に行かない週2回は夫が息子を16時にピックして家に連れて帰ります。

娘の保育園は16時30分が最終なので、16時にオフィスを出ても間に合わない可能性が高いのです。道の渋滞次第なので、毎日心配するのも嫌なので、娘をピックして私が到着するまで家で待ち、また家事も手伝ってくれる人を雇いました。

今現在のイタリアはほとんどの夫婦が共働きですが、子供がいる家の多くは家事手伝いの人を雇っています。家事の負担が少し軽減されて、その分、子供達との時間を充実したものにできるのならそれが良いと思ったのです。

このリズムに慣れるまでもう少し時間がかかりそうですが、仕事に復帰して良かったです。やっぱり仕事をしていると、毎日の充実感が違いますよね。体は疲れているけど、精神的には家にいたときよりも良いと思います。

そういえば、今日の話題は、空き箱での工作です。先週、私が仕事に復帰する前、子供達2人とも急に流行性ウィルスにやられたのか、下痢をしたので、園を休ませました。その日はお天気も良くなかったので、家で何かやろうと思って思いついたのが、朝食の時に食べるプルーンケーキが入っている空き箱を使って何かを作ろうという事。

息子が大好きなカーズのマックイーンを本当に適当に作り始めたのですが、ちゃんと絵の具で色をつけて折り紙で装飾したらそれなりにマックイーンになったので、息子は大喜び!車の上部は開けておいてしまじろうの妹のはなちゃんの人形を載せてみました。



ただの箱がマックイーンになったというのが息子にはすごい体験だったようで、ちょっと興奮気味で、次の日、「悪者の車も作ろうよー」と本当に何百回も言って来るので、ビスケットの空き箱でイタリアでは「セッピエ」と呼ばれているらしい、緑の悪者の車も作って見ました。

2人で仲良く絵の具で色を塗っています。


娘が昼寝をしている間に、折り紙で装飾。


できあがったマックイーンに満足そうな息子。


おもちゃを買わなくても、空き箱でこんなに楽しんでくれるのであれば、これからもいろいろ工夫して作り出す楽しみを味わってもらいたいなと思います。


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娘の2歳の誕生日

先日は、娘の2歳の誕生日でした。その日を境にイタリアは残暑から一気に冬の到来となりました。数日前まで日中は、半袖で汗をかいていたのが信じられないくらい寒くなり、私も自分と家族の分の洋服を一気に衣替えをしました。

今年は2歳のお誕生日なので、義父母の家で夫の妹夫婦とその子供達の家族だけでのお祝いをしました。

今日はお誕生日なので、私の友達がプレゼントしてくれた新しい洋服をきておしゃれさんです。


我が家では、1歳のお誕生日は息子の時も娘の時も盛大に友達や家族、親戚を呼んでパーティを開きましたが、それは、あくまでもバッテージモ(洗礼式)をやらない変わりだったので、2歳以降は、今のところ息子の誕生日もいつも義父母の家で家族だけでやっています。

息子と娘、従姉妹と一緒に



私は子供のお誕生日は家族だけでお祝いするべきだと思います。今のイタリアでは、言葉は悪いですが、子供の誕生日会ごときに約3万円ものお金を出して、場所をキープし、パーティを盛り上げるアニマトーレを雇ったり、食べ物を容易したりしてお祝いするのが当たり前になってきています。

息子が通っている国立のモンテッソーリ園でも、毎月誰かのお誕生日会の招待状を息子が持ち帰って来ます。結局、皆がやるからやるという感じで、25人子供がいたら年に25回パーティがあるという感じになっているのです。

そして、そのお誕生日会では本当に山のようなプレゼントをもらうのです。その様子を見る度に、こんなに小さい時からプレゼントを当たり前のようにもらう事になれてしまっている姿に疑問を感じます。息子や娘の世代は、私達が行きて来た時代よりももっと経済的はもちろんの事、地球環境的にも厳しいものになると想像します。それなのに、子供達は小さな時から与えられる事に慣れきってしまっていて、自分で何かを創造するとか、そういう力を育まずに育ってしまうのではないかと思うのです。

なので、我が家ではお誕生日は家族で祝う事にしました。プレゼントも親からと夫の妹夫婦からで2個。義父母は私達の考えに賛成で、いつも「何か必要な物を買ってあげて」とお金を私達にくれます。

義母が作ってくれたフルーツたっぷり、生クリームとヨーグルトのクリームがフレッシュで美味しかったお誕生日ケーキ。


ケーキを美味しそうに食べる娘。


4歳になる息子は、一時期「僕も誕生日パーティしたい」と言っていた事がありましたが、最近は、自問自答のように「僕の誕生日は家でやるから。」と言っています。友達から誕生日会の招待状をもらうたびに「僕も招待状書く」と言っていて、「ノンニとチィア、チィオ、(おじいちゃんおばあちゃんと叔父叔母)、それから従姉妹に書くんだ」とはりきっています。
今のところ、とくにそれで寂しいとか思っていないようなので、このまま行きたいと思います。
そのうち「どうして家は皆みたいにやらないの?」と言い出すかもしれませんが、それがあなた達の将来のためだから、いつかは分かってくれるでしょう。

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数字に夢中

最近、国立のモンテッソーリ幼稚園に通う息子が数字を書く事にすごく熱中しています。ここ数日3日くらい連続で、何枚も0から10までの数字を書いています。息子に聞くと「学校で数字の勉強をしているから、家でもやる。」と日本語で返答してきました。

そして、「マンマ、イル ヌーメロ コミンチャ ダ ゼーロ」(お母さん、数字は0から始まるんだよ)とイタリア語で得意そうに言っていました。

数学の感性を育てるのに、数字を教える時に0から教える事が大切と言います。これは、ヨコミネ式教育法でも確かその事を言っていたと思います。

これが、息子が書いた数字です。


まだ下手ですが、真剣な顔で、「3の次は4」とか独り言を言いながら書いているので、とても愛らしいです。



数字に夢中になり出した日、どうしても3が上手く書けないと言って来ました。
「3は、オヤマを2つ書けば良いのでしょう?」と何度言ってみせても、一人で書こうとするとひとつのヤマを書いた後、同じ場所を少し元に戻ってから毛一つのヤマを書くという事が分からなかったらしく、ただの縦の波のようになってしまって、「3が書けない」と半泣きしていました。

その日は金曜日で、寝る時間になっても真剣に数字を書いているため、明日は土曜日だし、飽きるまでやらせようと思って見守っていると、23時過ぎまでやって、「やっと3が書けた」と言って満足そうな顔をしていました。大人にはどうして3が書けないのか?と思いがちですが、4歳の子供にとっては、2つ目のヤマをかき出す時に同じ所を戻らなければならないという事が分かるまで、かなり時間がかかったようです。

昨年の日本人学校のバザーで買った数字とひらがなの練習帳があったのを思い出し、見せるとまたこれがやる気満々で取り組んでいます。
こういう風に熱中している時が伸びている時期だと思うので、時間が許す限りどんどんやらせてあげようと思っています。



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お勧め補助便器 ー娘のトイレの敏感期ー

ご無沙汰しています!10月に入って長かった息子の気管支炎も治りやっと2人ともコンスタントに学校に行くようになりました。ちょっと今娘が咳をし出したので要注意ですが。。。。10月に入って翻訳の仕事が入り、それを仕上げていました。在宅の仕事も続けているので、1日があっと言う間に過ぎていってしまいます。

8月下旬からオムツを取った娘ですが、今では昼も夜もオムツ無しで完璧におしっこもうんちもできるようになりました。何て楽なんでしょう!そんな娘も今月末で2歳になるのですが、すでに2歳の敏感期に入っているようで、何でも一人でやりたがります。

我が家ではOK BABYというメーカーの補助便器を使っています。これ本当にお勧めですよ!

息子がオムツを取った時に、こっちで買った補助便器やオマルに座りたがらないのでどうしようかと思っていて日本のサイトを見ている時、日本では日本育児という会社が売っているこの補助便器を知りました。「こーいうのが欲しいなー、イタリアには売ってないだろうな」と思っていたらmade in Italyと商品詳細説明の所に書いてあったため、早速イタリアのサイトで探して見ると、OK BABYというイタリアの会社が販売している商品だという事が分かり、ネットでも販売している事を知りました。


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組み立て方を変えるとオマルにもなるし階段つきの補助便器にもなる。



ただ、イタリアでネットを通じて買い物をするのはあまり気が進まず、いろいろお店を探してみましたが、その商品は見つからず、どうしようかなと思っていた時にたまたま寄ったディスカウントショップにあったのです!即買って試してみると息子も嬉しそうに使ってくれたので大正解でした。

この商品は、組み立て方によってオマルにもなるし、階段つきの補助便座にもなるのです。娘はすぐにトイレに行きたがったので、オマルタイプではまり使いませんでしたが、今、この階段つきの補助便座に座るのが大好き!

毎回トイレに行くと、「マンマ ヴィア! ファッチョ ソーラ!」(ママあっち行って!ひとりでやるの!)と言って、一人でズボンとパンツを脱ぎ、階段に上って階段状で向きを変えて座って用を足しています。その後、階段からおりて普段便器の横においてある踏み台に上ってトイレの水を流し「おしっこ ばいばーい」(しまじろうの洗脳の成果)と言って嬉しそうにしています。やっぱり、一人で階段に上ってできるというのが彼女にとってすごく良いみたいです。



最近はトイレ後自分でパンツとズボンをはきたがり、よく足のいれる場所を間違えていますが、根気よく教えてあげると、大体自分でできて満足そうにしています。

出かける前には靴も自分ではいて、靴のタイプによっては自分だけでちゃんとはけている事もあり感心させられます。

そう、11月からどうやら本業の仕事に復帰する事になりそうです。まだ勤務時間等詳細交渉中なのですが、来月からはリズムを掴むまでちょっと大変な日々になりそうです。でも、復帰できる事になって良かったと思っています。この時代、正社員の職があるというのは良い事です。イタリアの経済危機まだまだ続いていて、周りでは解雇されたとか、会社がつぶれるとかなんかそういう暗い話ばかりですからね。

こちらでは秋の気配が近づいて来ていますが、相変わらず朝夕と昼間の温度差が激しくて着るものに苦労します。それではまた。


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久しぶりの結婚式

先週の土曜日は久しぶりに結婚式に出て来ました。新郎も新婦も夫の学生時代からの友達で、私も夫と付き合い出してからは友達として付き合って来た2人が結婚したのです。彼らはずっと友達で、恋人になったのは3年程前で、この仲間内では、私達が2007年に結婚して以来の結婚式でした。

当日は娘は義母に預けて、息子だけ連れて結婚式に参加しました。イタリアの結婚式の多くは、街中の教会で結婚式を挙げ、その後、新郎新婦が記念写真を撮っている間に招待客は車で披露宴会場に移動します。結婚式が午前中の場合には、まさに1日がかりになります。

今回は結婚式の教会と披露宴会場が同じ場所だったので助かりました。その方が招待客は楽です。

また、子供連れのカップルが多かったため、子供用のアニマトーレ(子供を遊ばせてくれる人)が結婚式終了後13時からスタンバイしてくれていて、披露宴が終わる19時まで息子を遊ばせてくれて、食事もさせてくれたので、私達は久しぶりに大人だけの時間を楽しむ事になりました。それでなければ、このながーい昼食子供には耐えられないですよね。

まず前菜は、湖が見える広い綺麗な庭園でビュッフェスタイル。
前菜の後は、レストラン内に入って座って食事になります。


子供達はアニマトーレと一緒に楽しそうに遊んでいます。


劇などもやってくれて息子は一度も私達のテーブルに戻ってこずに遊んでいました。


昼食は、2種類のパスタと肉料理、食事が終わるとまた庭園に出て今度はデザートのビュッフェ


デザートが終わると、いつものイタリアのパーティらしくみんな踊り出します。そして、盛り上がってきた頃、新婦のブーケ投げと新郎のストッキング止め(?)投げが始まります。新婦のブーケ投げはご存知と思いますが、新郎の方は日本ではあまり知られていないと思います。新郎が新婦のストッキング止めのような太ももにしてあるレースの輪っかを取り出し、それをブーケのように後ろ向きに投げます。新郎の後ろには独身男達が並んで、そのレースの輪っかを取り合います。それを見事ゲットした人が次に結婚すると言われています。


なので、結局昼食の結婚式がある場合、おめかしして朝9時頃に家を出て披露宴の昼食が終わるのが19時頃。家に帰るのが20時過ぎと本当に1日がかりで楽しいですけど疲れます。。。。
今回は、娘は連れて行かなくて本当に良かった。。。アニマトーレは3歳からしか預かってくれないので、もし連れて行っていたらお兄ちゃんの所に行きたいけどいけない。テーブルにずっと座っている訳にはもちろん行かないでしょうから、本当に良かったです。息子は約6時間遊び続け、車に乗ったとたん爆睡でした。


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乗馬教室?

私達が住んでいる家の近くに、馬のホテルというのをやっている人がいます。競馬場が近くにあるからでしょうか、馬の世話をしてくれる施設があるのです。
そこで、今年の9月から子供達のための乗馬教室をやるというので、この前見に行って来ました。4歳から乗馬のレッスンが受けれるという事なので、息子は馬を見るのが大好きなので、とりあえず試乗させて見る事にしました。

試乗する息子


馬は1m50cmの高さなので、ポニーの種類に入るそうですが、いわゆるポニーと違って本格的な馬という感じで、ポニーには乗った事のある息子ですが、この馬は高くて怖がるのでは?と思いましたが、喜んで乗りに行きました。

教えてくれる先生は、女の先生で、両手をあげて乗らせたり、仰向けにお腹を上にして寝っ転がらせて乗らせたり、いろいろ段階を踏みながら楽しく教えてくれて、息子も楽しかったようです。

両手をあげて乗っている時


費用は、10回のレッスンで180ユーロ。登録料が50ユーロかかるという事。なので、1回のレッスンが日本円でやく2000円という事になります。
レッスンは、子供は最初のうちはそんなに長い間馬に乗っていられないので、30分程度。その後徐々に伸ばして最終的には2時間という事になるのだそうです。

2000円乗馬の練習が家から歩いて行ける所にあるというのは、日本で考えれば安いものだし、こんな便利な事はありません。10回のレッスンは、好きな日を選べるという事なので、この秋冬に10回とにかくやらせてみようかとも思っています。

それで好きで続けたければ続ければ良いかな?と。
ただ、水泳も日本語学校も行っていて、兄弟で平等でないといけないと思うので、娘にもやらせるとなるとやっぱり結構な出費になりますが、、、ちょっと夫と相談してみます。


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雨の日が楽しみ

9月になってそれぞれの園が始まったと思ったら、息子が気管支炎になってしまい、抗生物質を飲ませているので、今週は家にいます。娘は今、息子が通った家の近くのモンテッソーリ園に通っているのですが、まだ慣らしているので、朝9時に保育園に送り、12時30分に迎えに行っています。来週からはお昼寝も導入し、徐々に夕方16時30分まで時間を延ばして行く予定です。

今回の息子の気管支炎は、結構しつこくて抗生物質を飲ませて5日目になりますが、まだ咳がかなり出ます。何とか来週からは園の戻れると良いのですが、、、本人も園に行きたがっているので。まあ咳以外は熱もなく元気なので、毎日公園に自転車乗りに行ったり、買い物に付き合ってもらったりしています。

ところで、最近息子や娘が楽しみにしている事があります。それは雨がふる事です。9月に入ってお天気が不安定になり、雨が降って急に寒くなったりする日があります。雨が降って来ると2人とも大喜び。それはなぜかというと、長靴を履いて傘を持って外に出る事ができるからです。

長靴を履いて水たまりではねるのが好きなんですよね。ペッパピッグ(英国のアニメでイタリアでもやっている豚が主人公のアニメで、水たまりではねるシーンが良く出て来る)みたいにやりたーい!と行って思いっきり泥水をはねさせて喜んでいます。

雨がやんで急に太陽がでて来た日、長靴はいて傘を持って嬉しそうな二人。



娘ははねる毎に「ジャンプ!」と言ってはねてます。



なるべく子供達の好きにやらせたいのですが、あまりに思いっきりはねるのでズボンがびしょびしょになってしまいました。そこで先日家の近くにあるドイツ系のディスカウントで雨具が半額になって売っていたので、息子と娘に雨の日用のズボンも買いました。実は、上着はこのお店で春先に買っていたのですが、ズボンは必要無いと思ってその時は買わなかったのです。
先日行った時に、ちょうど上着と同じ柄のズボンが息子のも娘のもあったので買ったのです。しかも半額になっていたので良かったです。

今度雨が降ったらもっと思いっきり遊ばせてあげようと思います。


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