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昭仁天皇から徳仁天皇に皇位が移譲された。
その儀式のなかで引き継がれたのが三種の神器。
神道に基づくものということであり、実質的にこれが日本の国教と解釈されるのは間違いない。
政教分離の観点からは、今回の退位と即位については様々な議論があるだろう。

BBCより、
【解説】 「三種の神器」、皇室が持つ謎の宝物
2019年04月29日　アナ・ジョーンズ、BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48089944
記事より、
・天皇の退位と即位は、どちらも神道の象徴的な儀式に彩られる。その中心となるのが「三種の神器」と呼ばれる、皇位を象徴する宝物
・日本の宗教のひとつ、神道は、儀式を非常に重視している。過去や、人間の命に関わる魂とつながるための儀式
・三種の神器も、こうした神道の一部だ。神々から、直系の子孫とされる皇室に代々伝えられていると言われている。日本の天皇は王冠を被らない代わりに、三種の神器が皇位を表す
・名古屋大学の河西秀哉教授はBBCの取材に対し、「いつ作られたのか分からないし、見たことがありません」と説明した
・八咫鏡（やたのかがみ）
　日本の民話では、鏡は神の力を持ち、真実を映すとされる。皇室の儀式では、八咫鏡は天皇の知恵を象徴する
・草薙剣（くさなぎのつるぎ）
　1989年の平成の即位の礼では、天皇は草薙剣を継承したとされているが、剣を納めた箱が開けられることはなかった
・八尺瓊勾玉（やさかにのまがたま）
　現在は皇居に保管されており、天皇の慈悲を象徴している
・竹中博士は、三種の神器が先住の大和民族や出雲民族と帰化系民族の融合を表していると分析する専門家もいると指摘した。この説を採れば、三種の神器は「この三つの民族を差別することなく統治する天皇」を表していることになるという

なぜ、３つなのかということについて、大和民族や出雲民族と帰化系民族の３つの民族を束ねるという意味だという説もあるという。
日本人でこうしたことを考えている人は松江、出雲の島根県人ぐらいのものではないだろうか？
多くの人は何か神聖なもので装飾品程度にしか考えていないと思うのだ。