2017年08月01日
自分を大事にして自分に正直に生きる主人公の物語 仏映画監督エリック・ロメール【緑の光線】
今日は午後から雨が降りしかも途中から激しくなったため、家にこもっておりました。
仏映画監督エリック・ロメールの【緑の光線】は、パリ在住の独身30女がバカンスの相手がいないのと行き先に悩みつつ、海へ山へと出かけては不満を抱く。。。
今の季節にマッチした作品なので、DVDを引っ張り出して鑑賞しました。
主人公の女性はかなり感受性が強く、人付き合いも気難しいところが災いして楽しめません。
ちょっと面倒くさいところがあり、何か言われて気にさわると陰に隠れて泣いていたり、ちょっと幼児性が抜けないイタイ性格。
菜食主義なので、宿泊先の肉料理のおもてなしを前にしても、独自のこだわりを論じてせっかくの楽しい雰囲気を壊してしまったり。
海に行っても夢中になることができず、わざわざ1人だけ森の中に歩いて行き、涙していたり。
海を早く切り上げたかと思うと、友人が気を利かせて山に招待してくれた先で山の孤独に耐えられず、日帰りしたり。
独りを楽しむことも、集団生活も楽しむこともできず、鬱々として。。。
南仏海岸で出会った、ナンパ好きのスウェーデン独身女性から4人のデートをセッティングしてもらいそうな矢先に逃げ出して。。。
最後にたどり着いたのは、どうやらハッピーになりそうな展開でしたが、途中なんともやりきれない気持ちも味わされました。
でも、この女性、実は自分にものすごく正直な生き方をしているだけなのだと気付きました。
周囲に合わせて自分のこだわりを捨てたり、イヤイヤ付き合ったりせず、泣きたい時は泣き、逃げ出したい時は逃げて、自分の感情を素直に表現し、自分を大事にしているのだと。
とかく大人になるにつれて周囲からの評価や、周りの空気の方を重視するあまり、自分の感情を押し殺したり自分のこだわりや価値観を手放したりしがちです。
自分の感情を押し殺しているうちに自分が何を感じているのかわからなくなることもあれば、ストレスをためて具合が悪くなることもあります。
そういう意味では主人公のデルフィーヌは潔い性格で、弱そうで実は案外強い女性なのではないかと、今回思いました。
DVDは以下の画像をクリックするとリンク先に飛びます。
数年前のブログ記事でも【緑の光線】の感想を綴っています。
自分に正直に行きるお手伝いのためにも、倍音ヴォイスとシンギング・リンと響きあいながらゆるゆる緩んで脱力し、五次元の宇宙意識を感じて実践するセッションを実施しております。
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