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2016年06月20日
アブラナモンシロ40円貼りハガキの波太和文機械印
今回は少し変わった消印です。もう30年近く切手趣味誌やオークション誌、即売誌を見てきましたが、その中で機械印の波部が太いものがあります。これを波太バラエティと呼んでいますが、要は波部がつぶされて太くなってしまった消印です。ある趣味誌では、当初は標語ありタイプの機械印を使用していたところ、昭和55年10月の標語機械印の使用中止通達が出されて、かなり波部の磨り減った刻印を倉庫から出してきて使用したのではないか、と推測しています。今回の消印も昭和58年、新居浜局の標語無しのものです。趣味誌の予測には一応該当しています。
2016年06月19日
第1次国立公園「瀬戸内海」4銭の青色船内郵便局印
今回の消印は1940年3月の「鎌倉丸」の船内郵便局印です。青色の欧文櫛型印、SEA POST印です。残念ですが、部分印です。鎌倉丸は、昭和3年2月6日に横浜船渠において秩父丸として起工し昭和4年5月8日進水、昭和5年3月10日竣工した客船です。姉妹船に浅間丸と龍田丸があります。昭和14年1月18日鎌倉丸と改名し、昭和17年8月10
日に日英交換船として横浜出港し10月8日帰港しています。しかし、昭和18年4月27日マニラを出航しバリックパパン向け航行中、28日に米潜水艦の魚雷攻撃を受け沈没しています。
「鎌倉丸」は、1941年7月まで横浜とサンフランシスコを結ぶ北米向け太平洋横断航路に就航しており、その際の消印であると思われます。
（鎌倉丸〜ウィキペディアより）
日に日英交換船として横浜出港し10月8日帰港しています。しかし、昭和18年4月27日マニラを出航しバリックパパン向け航行中、28日に米潜水艦の魚雷攻撃を受け沈没しています。
「鎌倉丸」は、1941年7月まで横浜とサンフランシスコを結ぶ北米向け太平洋横断航路に就航しており、その際の消印であると思われます。
（鎌倉丸〜ウィキペディアより）
2016年06月18日
平成切手カルガモの旧波＋唐草和文年賀機械印
今回の消には様々なエラーが存在しています。まず、平成8年になっても唐草年賀和文機械印を使用している点、次に非常に古い波線部を使用している点です。標語導入前のM波と呼ばれるもので、1968年までは使用されていました。平成8年は1996年ですから、実に30年前の波線部が使用された点です。1年に1回しか使用されない年賀印ですので、何が起きても不思議ではありませんが。
（標語入り機械印データ開始日）
・標語無し⇒長い波線部
・「あて名には郵便番号を」⇒1968年（昭和43年）6月1日〜
・「郵便番号をお忘れなく」⇒1969年（昭和44年）12月位〜
・「郵便番号はハッキリと」⇒1971年（昭和46年）12月位〜
（和文機械印の変遷）
・唐草和文機械印⇒1995〜98年（平成7年〜10年）位
・新和文機械印⇒1990年（平成2年）10月1日〜、全国182の普通局からスタート
（標語入り機械印データ開始日）
・標語無し⇒長い波線部
・「あて名には郵便番号を」⇒1968年（昭和43年）6月1日〜
・「郵便番号をお忘れなく」⇒1969年（昭和44年）12月位〜
・「郵便番号はハッキリと」⇒1971年（昭和46年）12月位〜
（和文機械印の変遷）
・唐草和文機械印⇒1995〜98年（平成7年〜10年）位
・新和文機械印⇒1990年（平成2年）10月1日〜、全国182の普通局からスタート
2016年06月17日
旧マリモ55円の青色エラー和文ローラー印
旧マリモ55円切手は、1956年（昭和31年）5月15日に発行されました。発行目的は小包や外信用などであると思われます。この切手の消印バラエティの収集は難易度が高く、特に県名カタカナローラー印、や局名タテ書ローラー印、鉄道郵便印などは難しいと思われます。さらに欧文櫛型印、欧文機械印などはさらに難易度が高いと思われます。今回の消印は青色和文ローラー印になります、残念ですが、福岡のみの記載で局名が不明で切手の状態もよくありません。
2016年06月16日
カモシカ8円の県名カタカナローラー印
カモシカ8円切手は1952年（昭和27年）8月1日に発行されました、発行目的は第5種郵便用のようです。相当長い期間販売使用されましたので、様々な消印が存在しますが今回は県名カタカナローラー印、昭和20年代の大阪郵政管内、ヒョウゴ灘局印になります。局名年号が判読できる良消です。
2016年06月15日
新ホトトギス3円の1月5日エラー年賀櫛型印
年賀印には下記のような、様々なエラー印が存在しています。今回の消印は日付間違い、いわゆる誤植消印です。C欄に年賀が入るのは1月1日のみなのですが、1月5日の日付の櫛型印です。注文消しのようですが、実逓印ではない場合はある程度の故意的な感じがします。
（年賀エラー印の種類）
・日付誤植
・トビ色
・新波＋唐草年賀機械印
・ゴム印
・櫛型年賀印のエラータイプ
（年賀エラー印の種類）
・日付誤植
・トビ色
・新波＋唐草年賀機械印
・ゴム印
・櫛型年賀印のエラータイプ
2016年06月14日
産業図案・電気炉100円ペアの欧文櫛型印
産業巣案切手はそれまで統一性の欠けていた普通切手を、1948年7月10日の郵便料金値上げとともに各種の新料金用に適応する額面で1948年から1949年にかけて発行されました。印刷は凹版と凸版のみになり、偽造防止で昭和すかし入りになっています。
電気炉100円は1949年（昭和24年）10月15日に発行されました。発行目的は主に外信航空用だと思われます。当時の書状料金は5円、当時の100円は現在では1500円位に相当します。欧文櫛型印ですが材質は金属製ですので、消印が判読できるものが少ないようです。
今回の消印は1951年9月29日、神戸中央局印です。昭和すかし無し発行の3ヶ月前、消印が強いためによく判読できます。
電気炉100円は1949年（昭和24年）10月15日に発行されました。発行目的は主に外信航空用だと思われます。当時の書状料金は5円、当時の100円は現在では1500円位に相当します。欧文櫛型印ですが材質は金属製ですので、消印が判読できるものが少ないようです。
今回の消印は1951年9月29日、神戸中央局印です。昭和すかし無し発行の3ヶ月前、消印が強いためによく判読できます。
2016年06月13日
外信ハガキ「1968年郵便連合加盟」の通信事務機械印
今回は先日入手したオークションからのエンタイヤです。オークションで入手しました「エンタイヤキロボックス」に入っていたものなのですが、どうやら切手収集家のご家族が何らかの事情で出された品のようです。ですので、収集家がご自分で作られたであろう消印類がありました。
今回のエンタイヤは、1968年発行の外信ハガキ「アジア・オセアニア郵便連合加盟記念」への、郵便事務機械印です。おそらく和文機械印の波線部と通信事務を組み合わせたものであると推測されますが、どうしてこのようなものを作成したのか全くわかりません。テスト印字されたものを収集家が入手されたのが疑問です。この外信ハガキの発行枚数が40万枚、日専を見る限りでは実逓便の評価は非常に高いようです。
今回のエンタイヤは、1968年発行の外信ハガキ「アジア・オセアニア郵便連合加盟記念」への、郵便事務機械印です。おそらく和文機械印の波線部と通信事務を組み合わせたものであると推測されますが、どうしてこのようなものを作成したのか全くわかりません。テスト印字されたものを収集家が入手されたのが疑問です。この外信ハガキの発行枚数が40万枚、日専を見る限りでは実逓便の評価は非常に高いようです。
2016年06月12日
和欧文機械印の短期間使用局印（西宮東局）
和欧文機械印には使用期間の短い局が複数存在します。その消印の収集はかなり難しく稀少なものです。下記に様々な資料を参考に記載しました。是非、ご自分のコレクションをご確認ください。稀少なアイテムがあるかもしれません。今回ご紹介するのは、西宮東局印のハガキエンタイヤ、10ヶ月使用期間、開始翌々日印です。
（和欧文機械印使用期間）
・和欧文機械印1期＝1968年12月1日〜1979年8月31日（JAPAN入り）
・和欧文機械印2期＝1979年9月1日〜1990年9月30日（元号入り）
・和欧文機械印3期＝1990年10月1日〜（現在のもの）
特に消印収集の難しい局印（和欧文機械印1期）＝使用期間の短い局
・横浜南局＝使用期間1968年12月1日〜1969年10月20日まで （１０ヶ月間の使用期間、港南局へ局名変更）
・東住吉局＝使用期間1973年5月7日〜1974年7月22日 （1年2ヶ月の使用期間、東住吉局→平野局へ局名変更）
・王子局＝1978年11月6日〜1979年9月30日（11ヶ月の使用期間）
・葛飾新宿局＝1979年2月~1979年9月30日（9ヶ月の使用期間）
・武蔵野局＝1978年10月6日〜1979年9月30日（約1年の使用期間）
・三鷹局＝1978年11月6日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・高津局＝1978年10月18日〜1979年9月30日（約1年の使用期間）
・相模原局＝1978年11月16日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・戸塚西局＝1978年10月20日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・名古屋南局＝1978年10月17日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・大垣局＝1979年3月6日〜1979年9月30日（約8ヶ月の使用期間）
・中京局＝1978年10月18日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・伏見局＝1979年4月9日〜1979年9月30日（約7ヶ月の使用期間）
・西宮東局＝1978年10月23日〜1979年9月30日（約10ヶ月の使用期間）
・鳥取局＝1979年2月26日〜1979年9月30日（約8ヶ月の使用期間）
・熊本東局＝1978年10月30日〜1979年9月30日（約1年の使用期間）
・大分局＝1979年7月9日〜1979年9月30日（約1ヶ月の使用期間）
・福島局＝1979年4月9日〜1979年9月30日（約7ヶ月の使用期間）
・郡山局＝1978年10月16日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
（和欧文機械印使用期間）
・和欧文機械印1期＝1968年12月1日〜1979年8月31日（JAPAN入り）
・和欧文機械印2期＝1979年9月1日〜1990年9月30日（元号入り）
・和欧文機械印3期＝1990年10月1日〜（現在のもの）
特に消印収集の難しい局印（和欧文機械印1期）＝使用期間の短い局
・横浜南局＝使用期間1968年12月1日〜1969年10月20日まで （１０ヶ月間の使用期間、港南局へ局名変更）
・東住吉局＝使用期間1973年5月7日〜1974年7月22日 （1年2ヶ月の使用期間、東住吉局→平野局へ局名変更）
・王子局＝1978年11月6日〜1979年9月30日（11ヶ月の使用期間）
・葛飾新宿局＝1979年2月~1979年9月30日（9ヶ月の使用期間）
・武蔵野局＝1978年10月6日〜1979年9月30日（約1年の使用期間）
・三鷹局＝1978年11月6日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・高津局＝1978年10月18日〜1979年9月30日（約1年の使用期間）
・相模原局＝1978年11月16日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・戸塚西局＝1978年10月20日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・名古屋南局＝1978年10月17日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・大垣局＝1979年3月6日〜1979年9月30日（約8ヶ月の使用期間）
・中京局＝1978年10月18日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
・伏見局＝1979年4月9日〜1979年9月30日（約7ヶ月の使用期間）
・西宮東局＝1978年10月23日〜1979年9月30日（約10ヶ月の使用期間）
・鳥取局＝1979年2月26日〜1979年9月30日（約8ヶ月の使用期間）
・熊本東局＝1978年10月30日〜1979年9月30日（約1年の使用期間）
・大分局＝1979年7月9日〜1979年9月30日（約1ヶ月の使用期間）
・福島局＝1979年4月9日〜1979年9月30日（約7ヶ月の使用期間）
・郡山局＝1978年10月16日〜1979年9月30日（約11ヶ月の使用期間）
2016年06月11日
平等院鳳凰堂24円の和文ローラー印
平等院鳳凰堂24円切手は1957年3月19日発行されました、発行目的は外信書状20グラムまでの対応額面で、この額面は1959年4月の料金値上げまで続きました。ですが、この切手の発行枚数は日専によりますと、335万枚と少なく使用済みの収集にも困難な切手のひとつになります。同じ図案の30円切手の発行枚数が3140万枚と比較しますといかに難しいかが理解できます。今回の消印は、東京中央局の和文ローラー印、昭和34年のようです。
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2020年9月18日