2016年11月21日
立山航空(円位)160円の和文ローラー印
立山航空円位6種は1952年7月1日に、銭位から円位への切手切り替わりの一環として発行されました。この6種はすべて外信航空料金に適合する額面ですが翌年1953年7月1日に外信料金の改定があり、75円と80円以外は適応する料金がなくなってしまいました。しかも、75円と80円は第5地帯(アフリカなど)の利用の少ないエリアになり、実質的には単貼で航空便に使用されることはなくなってしまった航空切手です。従って、混貼や書留、小包などの多用されました。今回の消印は160円切手ですが、本来の目的は第5地帯宛の航空書状やハガキの料金ですが、適正使用が非常に少なく使用済みも少ない切手です。消印は昭和36年の北上局、和文ローラー印です。満月印で判読できるものは大変貴重です。