2017年02月03日
たるんでいるのに嬉しそうにするダイエット成功者の女性の謎。目的がすり替わるだけで感情は正反対になるものなのです。
おはようございます。
水樹です
もうだいぶ前の話になりますが、
私が近所の行き着けの美容院に行っていた頃、
希望の髪型の写真を持って行っても、
「あなたの髪質では無理。」
「少しくせ毛なので、こんな風にならない。」と
言われ続け、希望の髪型を諦めていた頃がありました。
私の髪は一見、ストレートに見えますが、
微妙にくせ毛なのです。
そもそも100%ストレート髪の人は
そうはいないと思いますが。
ところが美容院を変えてみたところ、
私の髪質をかなり氣に入ってくださった
美容師さんが担当になってくれました。
その美容師さんは私が行くたびに、
「本当に羨ましい髪質だわ〜」と
詳細は忘れましたが、何かと褒めてくださいました。
そして、かねてから私が希望していた髪型を告げると、
「あ、できますよ〜」と軽くOKしてくれたのです
「でも、前の美容師さんは、
私の髪質では無理だと言ってましたけど…」と言うと、
「そんなことないですよ〜」と
すぐに希望の髪型にしてくれました。
翌日、会社へ行くと、皆が新しい髪型を
絶賛してくれました。
「なんか、女っぷりが上がったよ!
すごく、似合ってる」と。
私は「これまでの美容師さんからは、
私の髪質じゃ、この髪型は無理だとずっと言われてて、
美容院変えたら、すぐにこの髪型にしてくれたんだ。」と言うと、
同僚は、
「それは、前の美容師さんにその技術がなかっただけの話だよ!」
と言っていました。
これと同じことが、ダイエットの指導者にも言えるのではないかと
思うようなことがありました。
とあるダイエット企業が発表した、
ダイエット成功者の動画を見ていたときのことです。
結果にコミットされた多くの男女が登場し、
男性は美しい筋肉美を誇らしげに披露していました。
男性は一様に素晴らしい肉体に仕上がっていたと思います。
ところが、成果を出した女性たちを見て、
確かに数値のうえでは
ダイエットに成功したと思えるのですが、
何とも言えない悲壮感が漂っているのを
見逃すことはできませんでした。
自分の容姿に悩み続けた日々、
そして、ちょっとストイックな食事内容と
筋肉を付けるためのトレーニングにこれまで
必死で付いてきたわけですし、
「美しくなりたい」との強い想いと、
人前にビキニ姿で登場するというミッションが、
彼女たちを緊張させ、
必死さと切迫感を生み出していたせいも
あるかもしれません。
具体的に言えば、若い女性にはそれほど
悲壮感は感じなかったのですが、
中年以降の女性に悲壮感が漂っていたのが氣になったのです。
さらにさらに具体的に言えば、
「痩せた」という事実よりも、
ビキニを着せられた中年女性の
たるんだ皮膚がとても氣になってしまいました。
なかには、「これでは公開処刑同然ではないか」と
思ってしまうような女性もいました。
たるんだ腹部から視線を上に移してみると、
その顔に、笑顔はありませんでした。
筋肉を付け、体脂肪を落とす。
そういう目的であれば、その企業は
立派に結果にコミットしたと言えましょう。
そしてその手法は、おしなべて
男性の見た目はスッキリとしたものに変えてくれましたが、
中年以降の女性は、
筋肉そのものが付きにくいうえに、
体脂肪を短期間でぐいぐい落としていけば、
残るのは経年、伸ばされ続けてきた
皮膚…、置き去りにされたかのような
「たるんだ皮膚」ということになります。
そして、女性の容姿を最も老けさせるのは、
シミよりもシワよりも、
「たるみ」であることを忘れてはなりません。
女性にダイエットのアドバイスをする一流の指導者は、
そのことにも大きなウエイトを置いているので、
ダイエットをしたからといって、皮膚がたるむことのないよう、
ケアの指導もきちんとしています。
過去記事の…
何事も一足飛びには無理。「明日、オリンピック選手になれるわけじゃない。」それは誰もがわかること。〜Part 1〜、〜Part 2〜、〜Part 3〜で
ご紹介したB子さんのダイエットの指導を担当した
2人の女性たちもB子さんの皮膚をたるませず、
必要以上に筋肉をバキバキにすることがないよう、
B子さんの理想にとことん応えたダイエットを指導していました。
今や、30kg以上痩せたB子さんが美しくなることはあっても、
「たるみ」とも「バキバキ」とも無縁であり、
悲壮感が漂うどころか、無理な我慢もせずに、
女性としての幸せ(優しい旦那さま)まで掴み取ってしまったのは、
何よりも指導者に
「ただ、痩せるだけではなく、数値を操作するだけではなく、
女性としても幸せに美しくなって欲しい」との
願いがあったからにほかなりません。
テレビではよく、「たるんだ皮はダイエットの証」と言って、
ダイエットに成功した女性にお腹の皮をつまませて
誇らしげなポーズを取らせています。
女性も嬉しそうにそのポーズをしているのを見て、
これでは痛い場所(1)を忘れさせるために、
さらに違う場所(2)を痛くして、
痛い場所の(1)と(2)をすり替えているだけではないかと…
「美しくなりたい」からその手段として
「ダイエット」をしているにもかかわらず、
いつの間に目的が「ダイエット=体重という数値を減らすこと」に
すり替わってしまったために、
「たるんだ皮はダイエットの証」という文言を
誇らしげに受け止める状態になってるというわけです。
また、このように感情の操作をしておけば、
二流以下の指導者の技術のなさをカムフラージュできるので、
指導者側には都合のいいすり替えとも言えます。
本来は、皮膚がたるんで嬉しい女性など
一人もいないはずなのに。
自己流でダイエットをした素人さんならいざ知らず、
プロの指導の元でダイエットをしたのに、
たるんだ皮膚を勲章であるかのように刷り込まれているのであれば、
たるんだ皮は「ダイエットの証」ではなく、
「指導者の技術のなさの証」であると
言ってしまうのは厳し過ぎるでしょうか。
いつもありがとうございます!
今日も応援クリックお願いします
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
水樹です
もうだいぶ前の話になりますが、
私が近所の行き着けの美容院に行っていた頃、
希望の髪型の写真を持って行っても、
「あなたの髪質では無理。」
「少しくせ毛なので、こんな風にならない。」と
言われ続け、希望の髪型を諦めていた頃がありました。
私の髪は一見、ストレートに見えますが、
微妙にくせ毛なのです。
そもそも100%ストレート髪の人は
そうはいないと思いますが。
ところが美容院を変えてみたところ、
私の髪質をかなり氣に入ってくださった
美容師さんが担当になってくれました。
その美容師さんは私が行くたびに、
「本当に羨ましい髪質だわ〜」と
詳細は忘れましたが、何かと褒めてくださいました。
そして、かねてから私が希望していた髪型を告げると、
「あ、できますよ〜」と軽くOKしてくれたのです
「でも、前の美容師さんは、
私の髪質では無理だと言ってましたけど…」と言うと、
「そんなことないですよ〜」と
すぐに希望の髪型にしてくれました。
翌日、会社へ行くと、皆が新しい髪型を
絶賛してくれました。
「なんか、女っぷりが上がったよ!
すごく、似合ってる」と。
私は「これまでの美容師さんからは、
私の髪質じゃ、この髪型は無理だとずっと言われてて、
美容院変えたら、すぐにこの髪型にしてくれたんだ。」と言うと、
同僚は、
「それは、前の美容師さんにその技術がなかっただけの話だよ!」
と言っていました。
これと同じことが、ダイエットの指導者にも言えるのではないかと
思うようなことがありました。
とあるダイエット企業が発表した、
ダイエット成功者の動画を見ていたときのことです。
結果にコミットされた多くの男女が登場し、
男性は美しい筋肉美を誇らしげに披露していました。
男性は一様に素晴らしい肉体に仕上がっていたと思います。
ところが、成果を出した女性たちを見て、
確かに数値のうえでは
ダイエットに成功したと思えるのですが、
何とも言えない悲壮感が漂っているのを
見逃すことはできませんでした。
自分の容姿に悩み続けた日々、
そして、ちょっとストイックな食事内容と
筋肉を付けるためのトレーニングにこれまで
必死で付いてきたわけですし、
「美しくなりたい」との強い想いと、
人前にビキニ姿で登場するというミッションが、
彼女たちを緊張させ、
必死さと切迫感を生み出していたせいも
あるかもしれません。
具体的に言えば、若い女性にはそれほど
悲壮感は感じなかったのですが、
中年以降の女性に悲壮感が漂っていたのが氣になったのです。
さらにさらに具体的に言えば、
「痩せた」という事実よりも、
ビキニを着せられた中年女性の
たるんだ皮膚がとても氣になってしまいました。
なかには、「これでは公開処刑同然ではないか」と
思ってしまうような女性もいました。
たるんだ腹部から視線を上に移してみると、
その顔に、笑顔はありませんでした。
筋肉を付け、体脂肪を落とす。
そういう目的であれば、その企業は
立派に結果にコミットしたと言えましょう。
そしてその手法は、おしなべて
男性の見た目はスッキリとしたものに変えてくれましたが、
中年以降の女性は、
筋肉そのものが付きにくいうえに、
体脂肪を短期間でぐいぐい落としていけば、
残るのは経年、伸ばされ続けてきた
皮膚…、置き去りにされたかのような
「たるんだ皮膚」ということになります。
そして、女性の容姿を最も老けさせるのは、
シミよりもシワよりも、
「たるみ」であることを忘れてはなりません。
女性にダイエットのアドバイスをする一流の指導者は、
そのことにも大きなウエイトを置いているので、
ダイエットをしたからといって、皮膚がたるむことのないよう、
ケアの指導もきちんとしています。
過去記事の…
何事も一足飛びには無理。「明日、オリンピック選手になれるわけじゃない。」それは誰もがわかること。〜Part 1〜、〜Part 2〜、〜Part 3〜で
ご紹介したB子さんのダイエットの指導を担当した
2人の女性たちもB子さんの皮膚をたるませず、
必要以上に筋肉をバキバキにすることがないよう、
B子さんの理想にとことん応えたダイエットを指導していました。
今や、30kg以上痩せたB子さんが美しくなることはあっても、
「たるみ」とも「バキバキ」とも無縁であり、
悲壮感が漂うどころか、無理な我慢もせずに、
女性としての幸せ(優しい旦那さま)まで掴み取ってしまったのは、
何よりも指導者に
「ただ、痩せるだけではなく、数値を操作するだけではなく、
女性としても幸せに美しくなって欲しい」との
願いがあったからにほかなりません。
テレビではよく、「たるんだ皮はダイエットの証」と言って、
ダイエットに成功した女性にお腹の皮をつまませて
誇らしげなポーズを取らせています。
女性も嬉しそうにそのポーズをしているのを見て、
これでは痛い場所(1)を忘れさせるために、
さらに違う場所(2)を痛くして、
痛い場所の(1)と(2)をすり替えているだけではないかと…
「美しくなりたい」からその手段として
「ダイエット」をしているにもかかわらず、
いつの間に目的が「ダイエット=体重という数値を減らすこと」に
すり替わってしまったために、
「たるんだ皮はダイエットの証」という文言を
誇らしげに受け止める状態になってるというわけです。
また、このように感情の操作をしておけば、
二流以下の指導者の技術のなさをカムフラージュできるので、
指導者側には都合のいいすり替えとも言えます。
本来は、皮膚がたるんで嬉しい女性など
一人もいないはずなのに。
自己流でダイエットをした素人さんならいざ知らず、
プロの指導の元でダイエットをしたのに、
たるんだ皮膚を勲章であるかのように刷り込まれているのであれば、
たるんだ皮は「ダイエットの証」ではなく、
「指導者の技術のなさの証」であると
言ってしまうのは厳し過ぎるでしょうか。
新品価格 |
いつもありがとうございます!
今日も応援クリックお願いします
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5896789
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック