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2019年10月16日

海街diary[漫画・小説]

**
『海街diary』
(うみまちダイアリー)
[漫画(まんが)・小説]



男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!


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◆『海街diary 漫画』

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『海街diary』吉田秋生 作品紹介



『海街diary』

「ストーリー・あらすじ」


ジャンル:女性マンガ、青春、漫画
ヒューマンドラマ、ファミリー・子育て、映画化
作家:吉田秋生
出版社:小学館
掲載誌:月刊フラワーズ
レーベル:フラワーコミックス
発表号:2006年8月号 - 2018年8月号
巻数:1〜9巻(全9巻完結)



◆海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!

◆海街diary 2 真昼の月

姉たちとのあたらしい生活にも慣れてきたすず。そんな彼女が登校途中に見かけた男は、姉の佳乃(よしの)の元彼・朋章(ともあき)だった。彼に興味を持ったすずは…!?鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しいシリーズ第2巻。

◆海街diary 3 陽のあたる坂道

最初の出会いから季節がひとめぐりした夏−−−。すずと三人の姉たちは、父の一周忌で再び河鹿沢(かじかざわ)温泉を訪れた。複雑な思いを胸に抱くすずだが…?家族の「絆」を鎌倉の美しい自然とともに描く、大注目のシリーズ第三巻!四人姉妹それぞれの時間がゆっくりと動いていきます。楽しいことも悲しいことも家族の中で彩られ昇華され、いつしか美しい思い出になる。

◆海街diary 4 帰れないふたり

鎌倉に移り住んで2年。季節は巡り、大人になりゆく中学生・すずに、恋のさざ波が…!? 家族の情景を鮮やかに、優しく切り取った感動物語第4巻!

◆海街diary 5 群青

ある日、香田家にすずの叔母と名乗る女性から電話があった。四姉妹は彼女と会うことになったけれど…。古都・鎌倉を舞台に、家族の絆や人と人の交流を情景豊かに描く大人気シリーズ。生と死をみつめた感動の第5巻!マンガ大賞2013受賞作!

◆海街diary 6 四月になれば彼女は

2015年初夏公開予定での実写映画化も決定!!監督を熱望し、映像化に挑むのは『そして父になる』で昨年第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した是枝裕和監督。すずの母が生まれ育った街、金沢。会ったことのない祖母の月命日、遺産相続の手続きのため母の生家を初めて訪れたすず。そこで四姉妹を待っていた”いちがいもん”とは!?

◆海街diary 7 あの日の青空

中学最後の年を迎えたすずに、静岡の高校から舞い込んだ
”サッカー特待生”の誘い。
受けるかどうかなかなか決められず悩むすずに、寄り添う風太だが・・・。
一方、すずの姉たち3人も、それぞれ恋の悩みを抱えていて・・・!?
初夏の風が吹く鎌倉の街を舞台に繰り広げられる、
大人気シリーズ最新7巻!!

◆海街diary 8 恋と巡礼
鎌倉を舞台に繰り広げられる四姉妹の物語、最新刊。
家のゴミ箱で見つけてしまった妊娠検査薬のことを誰にも相談できず、気持ちが落ち着かないすず。そんなとき、地蔵堂の軒下で眠っている千佳を見つけて、彼女の秘密も知ってしまい・・・。
姉達には隠したまま、千佳とある願掛けに出掛けるすずだが、そこで事件が・・・。
そして姉妹それぞれの恋が、大きく動き始めて!?

◆海街diary 9 行ってくる
大ヒット☆鎌倉での四姉妹物語…ついに完結春夏秋冬、いつもこの街にいた。いつも一緒だった。そして―――すず、旅立ちの時…浜田は千佳(ちか)と入籍し、エベレスト登山のために旅立った。幸(さち)と佳乃(よしの)もそれぞれの恋が進展。すずは中学生最後の夏が終わろうとしていることを実感する…。すずが中学1年の夏、蝉時雨のやむ頃から始まった家族の物語、ついに完結!すず、そして弟・和樹の“その後”を描いた番外編「通り雨のあとに」も収録。



海街diary[小説]



作家: 高瀬ゆのか、吉田秋生、是枝裕和
ジャンル: 小説・実用書
巻数: 1巻

大人気コミックの映画版を完全ノベライズ!

行方知れずだった父の葬式で、三姉妹は腹違いの妹に出会う。大人以上に気丈な異母妹―すずに、長女の幸は声をかける。「一緒に暮らさない?」
しっかり

行方知れずだった父の葬式で、三姉妹は腹違いの妹に出会う。大人以上に気丈な異母妹―すずに、長女の幸は声をかける。「一緒に暮らさない?」
しっかり者の長女・幸。姉とぶつかることの多い次女・佳乃。マイペースな三女・千佳。そして、不倫の子であると負い目を抱えながらも鎌倉に来る決意をした四女、すず。四姉妹の生活が始まったが…。
鎌倉を舞台に、人の強さ、弱さ、優しさを温かい視点で描いた大ベストセラー・マンガ大賞2013受賞、「flowers」で連載中の大人気コミック『海街diary』を実写映画化、その完全ノベライズをお届け! 
2015年6月13日公開。監督・脚本は是枝裕和、四姉妹キャストは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。



【登場人物】
【香田家】

香田幸(こうだ さち)
 長女。
 物語開始時、29歳。容姿は黒髪のショートカット。鎌倉市民病院の内科病棟に勤務する看護師。通称は「シャチ」。妹には「愛の旅人」と呼ばれる。
 父親を喪い憔悴していた異母妹のすずを気にかけ、鎌倉に引き取った。生真面目で毅然とした性格は教師だった母方の祖母譲りで、実の母・都とは会うたびに衝突し、妹たちと口論になることも少なくない。同じ病院の小児科医・椎名和也と不倫関係だったが、彼とのボストン行きの誘いを断って関係を断つ。その後、師長から打診されていた緩和ケア病棟に異動し、主任に昇格したほか、7巻では同じ病院に勤務する井上泰之と恋仲となった。実は酒乱で弱いのに飲みたがり、交際相手と上手くいかないと果物を大量に買ってくる傾向にある。
 千佳が妊娠した事実をたまたま知ったすずに口止めし、千佳が子供の父親である三蔵にすら隠そうとしたことを知って叱責する。

香田佳乃(こうだ よしの)
 次女。
 物語開始時、22歳。容姿はパーマをかけたセミロング。短大卒業後に地元の鎌倉八幡信用金庫で働くOL。当初は信用金庫の窓口業務がメインだったが、3巻目で上司の坂下課長と共に外回りも担当するようになった。通称は「よっちゃん」。他の姉妹からは「愛の狩人」と呼ばれる。
 カマドウマが苦手。仕事柄、金に関してシビアだが、その反面、酒癖が悪い上に男運が極めて悪く、昔ホストに100万円貢いだことがある。(『ラヴァーズ・キス』の1年前の)藤井朋章と付き合っていたが、朋章には外資系企業で働いていると偽り、後に互いの秘密が暴露され関係に終止符を打つ。それ以降はしばらく男に縁がなく酒に愉しみを見出していたが、新しく上司になった坂下美海に恋心を抱き、猛烈にアタックして仕事に意欲を燃やすようになり、美海と相思相愛の仲になる。

香田千佳(こうだ ちか)
 三女。
 物語開始時、19歳。容姿は冒頭では団子に結わえていたが、恋人である浜田三蔵店長とお揃いにするため、父の葬儀の前日にアフロヘアーにした。顔にそばかすがある。スポーツ用品店「スポーツ・マックス」藤沢店勤務。
 行動は破天荒で一番掴み所のない性格。勤務先が後援をしている縁で地元のサッカークラブ・湘南オクトパスのメンバーと面識がある。口論の頻度が多い幸と佳乃の関係の本質を理解している。すずと特に仲が良く、三蔵の子を妊娠していることを告げた。姉たちに叱責されて妊娠を三蔵に告げ、帰国した彼と結婚した。すずの卒業式の日、息子・走馬を出産した。
 実写映画版では髪型は変わらず終始シニヨンにしている。一部のシーンでは眼鏡を掛けている。

浅野すず(あさの すず)
 本作の主人公。
 香田三姉妹の異母妹。引き取られた先の香田家での立場は「四女」。
 物語開始時、13歳。誕生日は8月7日。容姿は黒髪のショートヘアだったが、鎌倉に来てからボブカットに変えた。基本的に積極的で明るい、しっかり者の少女。
 金沢の呉服屋の娘である母親の喜和子が香田家の婿養子だった父親の浅野と不倫関係に陥り、鎌倉から駆け落ちした後に生まれた。母がクモ膜下出血で亡くなるまでは仙台におり、全国大会で優勝経験のあるジュニアサッカーの強豪「青葉JFC」でレギュラーだった。父の葬儀で面識を得た香田三姉妹に引き取られ、鎌倉へ引っ越してくる。亀ヶ谷中学に転校し、「湘南オクトパス」に入団して本来の活発さを発揮するようになる。
 当初、裕也に想いを寄せていたが、想いを告げる前に彼女の存在を知ったことで失恋した。その後、徐々に風太の存在が大きくなっていき交際を始める。静岡県の男子サッカーの強豪校・掛川学院から女子サッカー部の新設に伴い、スポーツ特待生枠での入学を打診され、それを受ければ姉達と一緒にいられなくなると悩むが、風太に背中を押されて静岡に行く決心をし、高校進学のために一旦住み慣れた鎌倉を離れる。
 その10年後、番外編「通り雨のあとに」で父の十三回忌を機に両親の墓を鎌倉に移すことにし、甥たちを連れて山形へ赴き、久しぶりに再会した義弟・和樹に風太と結婚する旨を報告した。

【湘南オクトパス】

多田裕也(ただ ゆうや)

 湘南オクトパス・ジュニアのエースで主将だったが、利き足である右足の脛に悪性腫瘍ができたため、右足の膝から下を切断。リハビリの後に義足でチームに復帰するが、後にサッカー選手の夢を諦めた。背番号は10。亀ヶ谷中学では2年次にすずのクラスメイトとなる。父親を早くに亡くしており、母子家庭で経済状況は芳しくない。そのため、特待生の話が来ても断った。
 スマートで気遣いが上手に見えて鈍感で、すずと美帆に想いを寄せられていたことに気づかない。3巻で彼女がいることが発覚するが、その彼女とは受験勉強もあって擦れ違いの末に別れてしまう。その後、すぐに新しい彼女ができる。

尾崎風太(おざき ふうた)

 すずのクラスメイトで、湘南オクトパスのチームメイト。背番号は18。髪型はスポーツ刈り。家は酒店で大家族。裕也の発病により主将を引き継いだ。すずに恋するが、告白できないでいた。そんな煮え切らない態度に気付いた友人たちに後押しされる形で、すずとの交際を始める。本人に自覚はないが、観察力に優れている。すずに舞い込んだサッカー特待生の話に動揺するが、彼女が鎌倉からいなくなることを一番怖れながらも静岡に行くすずを応援する。
 誕生日は9月18日。
 『ラヴァーズ・キス』の登場人物・尾崎美樹の弟。 

緒方将志(おがた まさし)

 すずのクラスメイトで、湘南オクトパスのフォワード。背番号は7。通称は「マサ」。小学校まで大阪にいたが、サラリーマンの父の転勤で鎌倉に引っ越してきた。興奮すると関西弁を捲くし立て、口が軽く気が短い上に空気が読めない。その性格のおかげで聞き辛い情報を相手から聞き出すのが上手いが、周囲に「あいつに知られたら鎌倉全市民に知られたも同じ」と警戒されている。
 『ラヴァーズ・キス』の登場人物・緒方篤志の弟。

坂下美帆(さかした みほ)

 藤沢女学園に通う中学生で、すずとは同学年であり湘南オクトパスの正ゴールキーパー。通称:みぽりん。裕也にずっと想いを寄せていたが、告白して玉砕して諦めた。腰越漁港の漁師の家の4人兄妹の末っ子で、長兄は鎌倉八幡信用金庫で働いており佳乃の上司、次兄は漁師を継いでおりオクトパス・ジュニアの1期生、三兄は高校生で緒方将志の兄である篤志の友人。
 誕生日は9月17日。

井上泰之(いのうえ やすゆき)

 湘南オクトパス・ジュニアユースの監督。市民病院のリハビリ科に勤務する理学療法士。通称は「ヤス」。すずを介して、同市民病院勤務の幸と面識を得て[注 2]、彼女に好意を寄せる。尾崎光良の大学の後輩で[3]、尾崎酒店の常連客。次第に幸と惹かれ合う。
 最終巻で鍼灸師の資格を取るための学校に行くために監督を辞めると話している。

【鎌倉の知人・同僚】

大船のおばちゃん
 幸、佳乃、千佳の大叔母(母方の祖母の末妹)。すずとは血縁関係はないが、好意的に受け入れている。大船在住で幸たちとよく連絡を取りあい、すずにも料理のレクチャーをするなど世話をしている。話が長いのが玉に瑕。

尾崎光良(おざき てるよし)
 風太と『ラヴァーズ・キス』の登場人物・尾崎美樹の兄。通称:テル。『ラヴァーズ・キス』にも登場する尾崎酒店の3代目店主。職業柄、藤井家に出入りがある関係で藤井朋章とも個人的に親しい。尾崎酒店のサイトで日本酒愛好会「鎌倉七酔人」を主宰している。大学進学後[注 3]に家業を継ぎ、高校時代からの恋人・春江と結婚[4]し、6巻で愛息・光道が誕生した。中学生に携帯電話やスマホは持たせないのは家風だと言い張る父親とは裏腹に、時代錯誤と感じて風太にスマホを渡す。

藤井朋章(ふじい ともあき)
 本作とクロスオーバーしている『ラヴァーズ・キス』の主人公。物語開始時、17歳。産婦人科の藤井病院の息子。風太には「トモちゃん」と呼ばれている。第1話登場時は大学生と偽って佳乃と恋人関係にあったが、後に互いの嘘がばれて別れた。この時期は稲村ヶ崎のマリンショップ「ドルフィン」でバイトをしながら、長谷にある古びたマンションで一人暮らしをしていた。小笠原でダイビングショップを経営している叔母・美佐子は幸の元同僚。
 悪い噂が絶えないが、母親が植木屋の息子・岩崎光司と浮気したことで父親とは険悪になり、その後、岩崎に父親のことで強請られていたが、その岩崎が自殺した際に殺したのではと警察に疑いをかけられた過去を持つ。複雑な家庭環境で育った者同士、すずとは共感し合う。本作に絡むのは第4話「花底蛇」まで[注 4]で、その後の消息は風太と光良からの伝言で知らされ、2年後の19歳時点で、大検を受けて東京でバイトしながらの予備校生活を経て、イルカの研究をしている大学講師のサポートをしていて興味を持ったらしく、その先生と一緒に「東京海洋大学海洋生物研究所小笠原鯨類調査団 2013.春」と映っている記念写真が披露された。

浜田三蔵(はまだ さんぞう)
 千佳の勤め先・スポーツマックス藤沢店の店長にして彼氏。髪型はアフロヘアー。そのため、風太らにはアフロ店長で定着している。家族構成は不明だが複数の兄がいるらしい。登山が趣味で、過去にマナスル登頂に成功している。登山中に遭難しかけ、凍傷で足の指を3本ずつ失っている。井上泰之の大学時代の先輩。超一流のクライマーであり、自身が登山家としての現役時代に世話になったシェルパのアン・パサンが息子を得た矢先、酔っ払って足を滑らせて増水した川に落ち溺死したことを社長から知らされ、山岳会の仲間である高山と共に追悼式に出席すべくネパールのシェルパの村に向かう。アン・パサンの死の報せを受けた直後、福田に相談した際、何かに悩み迷っていた。千佳が自身の子を妊娠していることを知り、慌てて病院に駆けつけて結婚を申し込んだ。

椎名和也(しいな かずや)
 市民病院の小児科医。小児ガンに詳しい。裕也の主治医。精神を病んだ妻とは別居しており、幸と3年間不倫関係にあった。ボストン行きを切っ掛けに離婚を決意。幸との関係にも終止符を打つ。すずには“シカ先生”と呼ばれていた。

高野(たかの)
 幸の上司。内科と緩和ケア病棟の師長で、緩和ケア病棟が新設された際に幸を引き抜き、主任に推薦した。

アライ
 幸の同僚の看護師。作中では一度も顔を見せておらず、後ろ姿も一度しか描かれていない。同僚からは一貫して苗字のみ、尚且つ片仮名で呼ばれているため、具体的なフルネームやプロフィールは不明である。滅茶苦茶な対応ばかりして同僚に迷惑をかけてばかりしており、だらしなく看護師としての技術も未熟。その一方で患者にとって致命的なミスは絶対にせず、他の者には気付かなかった患者の気持ちを察したり死んだ患者に対しても声掛けを行うなど、彼女のミスは本当に大切なこととそれ以外との落差が激しいことに起因する。そのためか患者からの信頼は厚い。それに気がついた幸の推薦により、幸と共に緩和ケア病棟に異動する。
 最終巻でも顔の下半分だけであり、最後まで顔が不明だった。

坂下美海(さかした よしみ)
 美帆の長兄。佳乃の上司の係長。都市銀行から地元信用金庫に転職した経歴を持つ。現在は佳乃と組んで外回りをしている。尾崎酒店の常連客。人懐こそうな見た目とは裏腹に、心を見せなかった。実は担当していた客が踏み切りで自殺し、それ以来、自身を責め苛んでいた。その後、佳乃と恋仲になる。

二ノ宮幸子(にのみや さちこ)
 大衆食堂「海猫食堂」の店主。将志の一家と家族同様の付き合いがあり、すずたち湘南オクトパスのメンバー・市民病院の職員・信用金庫の職員など地元民に贔屓にされていたが、母親を看取った半年後に自身も末期癌を患い、幸が勤める緩和病棟で亡くなった。
 実写映画版では原作と異なり序盤から登場している。

福田仙一(ふくだ せんいち)
 喫茶店「山猫亭」の店主。二ノ宮の友人で、その死後、海猫食堂のレシピを引き継いだ。尾崎酒店の常連客。関西出身で非常に口は悪いが、配慮に長けている。17歳の時に自動車整備工場を営んでいた父親が首を吊っても自業自得だと悲しむこともなかったが、母親が債権者に頭を下げまくって2年後に亡くなったのだった。援助を頼んで断った父の妹である叔母の息子(自身の父方の従兄弟)を危ない相場に手を出させてヤクザの紐付きの金貸しを紹介して自殺に追い込んだ過去がある。自身の働いていたエベレストのホテルに泊まってみたいという二ノ宮の願いをはぐらかしていたことを悔やんでおり、将志が北鎌倉高校の受験に合格した頃、ヒマラヤを目指して旅立った。
 実写映画版では原作と異なり序盤から登場している。映画版では海猫食堂の味を原作とは異なり自分で受け継ぐと言っている。

緒方ミドリ(おがた みどり)
 将志の母。海猫食堂のパート店員。海猫食堂が二ノ宮の死で閉店した後は、山猫亭の手伝いをしている。

加藤乃恵留(かとう のえる)
 豪福寺の住職。「山猫亭」の常連。佳乃に粉をかけているが、惚れっぽいのが仇で2回も妻に逃げられ離婚した。ミポリン(美帆)の長兄の下の名前が「美海(よしみ)」だと知って爆笑するが、佳乃にはフランス語でクリスマスの意味である「ノエル」が名前の読みだとわかって内心唖然とされたことを知らない。最初の妻との間の一人息子・留伽(るか)が寺を継ぐことになるが、息子の名前でも佳乃に呆れられた。

尾崎光道(おざき てるみち)
 光良の息子。風太の甥。6巻で産まれている。

浜田走馬(はまだ らんま)
 千佳と三蔵の息子。すずの甥。最終回のすずの卒業式の日に産まれた。

【その他】

今井都(みやこ)
 幸、佳乃、千佳の母。夫に捨てられた2年後、幼かった娘たちを仲の悪い実家の母に押しつけて再婚相手となる男の処へ逃げるように去った。そのこともあり、反りの合わない幸とは会う度に衝突し、下の娘達の顰蹙を買っている。

浅野(あさの)
 香田姉妹の父。香田家の婿養子だったが、不倫に走って妻と幼かった娘たちを捨て、後にすずの母となる不倫相手の季和子と駆け落ちして仙台に移り住む。季和子の急死後、すずと共に山形に移り、陽子と再々婚した。山形の河鹿沢温泉の旅館「あづまや」で働いていたが、末期の胃癌を患い亡くなった。香田家に残した娘たちの写真を大切にしていた。

浅野季和子(あさの きわこ)
 すずの母。旧姓は「北川」。浅野と不倫関係に陥り双方共に家を捨てたため、実家とは自ら縁を切り生活費の足しにとお金を渡そうとした母にそれを断り、香田家の元妻にも娘達にも浅野を奪い申し訳ないと思っており、何故そこまでと詰問した兄にすずという文字通り子宝を授かった自身がこれ以上何も受け取るわけにはいかないと答えた。

陽子(ようこ)
 香田姉妹の父の再々婚相手。前夫のDVの相談に親身になって向き合った香田姉妹の父と再婚したため、短期間、すずの義母だった。両親の事故死後、叔父夫婦に甘やかされて育ったためか精神的に脆く、口さがない近隣住民から「男好き」と称されるように少々だらしがない。佳乃曰く「自分たちの母親そっくり」。夫(香田姉妹の父)の死後、その一周忌の前に別の男と再々婚して米沢に移り住む。その相手との間に守という男の子を産むが、叔父夫婦に預けて以降は消息不明。

和樹(かずき)
 陽子の連れ子。物語開始時、小学2年生。母がすずの父親と再婚したため、短期間、すずとは義姉弟だった。すず曰く「なんちゃって弟」の1人。義父の死と義姉・すずが去った後、1年も経たずに再々婚した母の相手に馴染めず、米沢に移った母と弟・智樹(ともき)と別れて子のない大叔父・飯田(いいだ)夫妻に引き取られる。
 番外編「通り雨のあとに」で20歳になり「あづまや」で働く姿が描かれる。弟・智樹が15歳の時に傷害と窃盗で更生施設に入り、退所後に借金を頼んだのを拒絶したらお布施を盗んだため、住職の母子に謝罪した。一方的に預けられた異父弟・守と共に暮らしており、養い親の大叔父が亡くなり、大叔母も夫の死で認知症が一気に進んで介護施設に預けるも先は長くない。

北川十和子(きたがわ とわこ)
 すずの生母・季和子の妹。年齢は幸より若干高い35歳(5巻時点)。実家は金沢の天保元年創業の老舗の呉服屋「扇屋」の末子で次女。タウン誌の編集に携わっている。よく転ぶため、周囲にはそそっかしいと言われている。自身の母(すずの祖母)が亡くなり、孫娘の預金通帳を残していたことを知って、すずの消息を探していた。

北川直人(きたがわ なおと)
 すずの従兄。「扇屋」の社長・正人とその妻・里美の息子。心臓に障害を抱えて生後1週間で他界した妹がいた。県立美術大学3年生。ポジティブな方向音痴で、地図やスマホの地図アプリを無視して行動してしまう。叔母の十和子と同様によく転ぶ。

守(まもる)
 陽子と再々婚の相手との間に生まれた少年。生まれてすぐ母親の叔父夫婦に預けられ、和樹と共に旅館を手伝う。番外編に登場。

妙(たえ)
 旅館「あづまや」の女将の姪。勝気な性格で、和樹に思いを寄せている。番外編に登場。



【受賞】

第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、
マンガ大賞2013、
第61回小学館漫画賞一般向け部門[2]受賞。




---以上
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