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2024年05月06日
数学I・A 過去問を丁寧に解説【第7回】
引き続き、大学入学共通テストから問題を解いていこうと思います。
問
p、qを実数とする
花子さんと太郎さんは、次の二つの二次方程式について考えている。
@x2+px+q=0
Ax2+qx+p=0
@またはAを満たす実数xの個数をnとおく。
(2) p=−6のとき、n=3になる場合にqの取りうる数は?
@x2−6x+q=0
Ax2+qxー6=0
なので、
x2−6x+q=x2+qxー6
ー6x+qx+q+6=0
(q−6)x+(q+6)=0 この時点で1方程式になったので、これを
(q+6)(x−1)=0 となり、q=−6またはx=1ですが、
q=−6だとP=−6と同じになり、nの個数が減ってしまうことから、q≠6
なので、x=1で計算すると
@12−6+q=0
q=5
A12+qー6=0
q=5
というわけで、q=5。このとき、xの解が3個かどうかを調べてみると、
@x2−6x+5=0
=(x−1)(x−5)=0 なので、x=1,5
Ax2+5x−6=0
=(x+6)(x−1)=0 なので x=−6、1
なので、xの解は3個である、となる。
他の解については、二次方程式の判別式(ax2+bx+cの判別式は、D=b2-4ac)を使って解いていきます。
@の判別式 D1=36−4q
Aの判別式 D2=q2+24
判別式が正の場合は異なる2つの実数解をもち、0の場合は重解を持ちます。なので、
@0≦36−4q ⇒ q≦9
A0≦q2+24
Aの式はq2+24なので、qにどんな数字が入っても0より大きくなることから、重解を持つ式にならない。
そうするとAの式はnが2個となるので、@で重解を持つ必要がある。
なので、q=9となります。
なので、答えはq=5、9となります。
長々と書きましたが、今後ともよろしくお願いいたします。
問
p、qを実数とする
花子さんと太郎さんは、次の二つの二次方程式について考えている。
@x2+px+q=0
Ax2+qx+p=0
@またはAを満たす実数xの個数をnとおく。
(2) p=−6のとき、n=3になる場合にqの取りうる数は?
@x2−6x+q=0
Ax2+qxー6=0
なので、
x2−6x+q=x2+qxー6
ー6x+qx+q+6=0
(q−6)x+(q+6)=0 この時点で1方程式になったので、これを
(q+6)(x−1)=0 となり、q=−6またはx=1ですが、
q=−6だとP=−6と同じになり、nの個数が減ってしまうことから、q≠6
なので、x=1で計算すると
@12−6+q=0
q=5
A12+qー6=0
q=5
というわけで、q=5。このとき、xの解が3個かどうかを調べてみると、
@x2−6x+5=0
=(x−1)(x−5)=0 なので、x=1,5
Ax2+5x−6=0
=(x+6)(x−1)=0 なので x=−6、1
なので、xの解は3個である、となる。
他の解については、二次方程式の判別式(ax2+bx+cの判別式は、D=b2-4ac)を使って解いていきます。
@の判別式 D1=36−4q
Aの判別式 D2=q2+24
判別式が正の場合は異なる2つの実数解をもち、0の場合は重解を持ちます。なので、
@0≦36−4q ⇒ q≦9
A0≦q2+24
Aの式はq2+24なので、qにどんな数字が入っても0より大きくなることから、重解を持つ式にならない。
そうするとAの式はnが2個となるので、@で重解を持つ必要がある。
なので、q=9となります。
なので、答えはq=5、9となります。
長々と書きましたが、今後ともよろしくお願いいたします。
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