ひょんな事から、LGの3Dモニター D2342P-PNが手に入りましたので、
さっそくPS3に接続して試してみました。
何だか最近モニター運が良すぎるんで、交通事故にでも会わなければ良いのですが、、、
さて、モニター本体はこんな感じです。
箱から出してスタンドを付けたばかりで保護フィルムも外していませんが、
持ち上げた第1印象としては、軽い!w
LGのサイトによれば3.5kgだそうで、
LEDバックライトになってからさらに軽くなったんでしょうかね?
横からみるとこんな感じです。
最近はもの凄く薄いモニターも多いので、驚きに値するスリムさではありませんが、
それでも薄くて、設置しやすい部類ではないでしょうか?
ちなみに少し気になったのが、スタンドの剛性の弱さですね。
ハッキリ言ってグラグラです。
もうすこしガッシリ感を出してくれても良いんじゃないでしょうか?
今までLGのモニターを何種類も見てきましたが、こんなにグラグラなのも珍しいかもしれません。
ひょっとして最初から3万円を切った価格がターゲットプライスだったので、
コストダウンしまくったんでしょうか?
そして、付属の3D偏光グラスがコチラ。
普通のグラスタイプと、メガネに取り付けられるクリップ式の2種類のグラスが、
丁寧な保護袋に入れられて同梱されていました。
それにしても、グラスタイプは安物作りにもほどがあるだろ?って感じの安いつくりです^^;
100円均一で売ってる質の悪いパーティーグッズみたいな感じか、それよりも安っぽいか。。。
正直、こんなんで本当に3Dに見えるのか疑ってしまうほど。。。
まぁ追加のグラスも安く手に入りそうな予感がして、そう言う意味では悪くないのですが、
それにしても、もう少し何とか出来るだろ?って感じですね。
こちらも低価格のために思い切ってやった事なんでしょうか??
で、PS3と接続して、PSボタンをプッシュ!
接続のためには、特別に用意したHDMIケーブルではなく、
以前から使っていたHDMIケーブルを使いました。
ケーブルを差し替えて、普通に電源を入れただけなのですが、
こんな画面が出てきました。
自動的に3Dモニターであると、認識された様ですね。
と言う訳で、あっと言う間にPS3側での「ディスプレイ設定」が完了しました。
手元には、いくつか3D対応のゲームタイトルがあったのですが、
まず起動させたのは、グランツーリスモ5でした。
いくら3Dモニターが認識されたといえ、そのまま3Dになる訳ではなく、
オプション画面に入って、3Dの設定を施しました。
と言っても、3Dをオンに変更したのみ^^;;
設定項目が2つほどあったのですが、項目の意味が分からなかったので、
とりあえずデフォルト設定のままでGo!ですw
3Dをオンにしたからと言って、メニュー画面から3Dになる訳ではないのですが、
偏光グラスをかけると、なんだか3Dっぽく見える気がするから人間の目なんて
大した事のないものですね^^;;
さて、いよいよレース画面へ。
って、 おぉ!!! 当然なんですが、3Dに見えるじゃないですか!!w
先行して走っているライバルカーまでの奥行きとか、
オーバーテイクしていく時の車の迫ってくる感じとか半端ないですね。
ただ、肝心な画面の綺麗さで言うと、やはり少しだけ残念な感じですね。
3Dの奥行き感と引き換えに、画面の繊細さ、車のボディーのツヤツヤ感などが、
結構失われた感覚ですね。
偏光型の立体視では、縦方向の解像度が半分になりますので、
ある程度覚悟していた事ではありますが、
実際に目の当たりにすると、やはり残念感は否めませんね。
家電店で、アクティブシャッター式の3DTVでグランツーリスモ5のデモが流されていたので、
それを体験した事がありましたが、私が生理的に嫌いな特有のチカチカ感はないものの
画質の綺麗さと言う面では、やはり劣るの確かですね。
写真などに収めて、画質をお見せできないのが残念です。。。
さて、次に体験したのはKILLZONE3です。
こちらの方も、オプション画面から3Dをオンにする事で、立体視が楽しめる様になります。
ただKILLZONE3の場合は、すべての画面が3Dになりますね。
で、実際のゲーム画面ですが、
こちらの3Dは非常に汚いですね。。。
本来の2D画面では確認出来るディテール、スキン、バンプみたなものが
すべてすっ飛んでしまった様な画面になってしまいます。
極端に言うならば、PS2の画面に戻ってしまったかの様な感覚ですね。
自分とモニターまでの距離とか角度みたいなものが悪いのか?と疑ってしまうほどですね。
KILLZONE3にも3Dでの設定項目がありますので、
うまく設定すればもっと綺麗に見えるのかもしれませんが、
正直言って、3Dになってもこんな画質になってしまうのなら2Dでプレイした方が、
100倍も幸せですね。
もし設定変更をして綺麗になったら改めて報告しますが、
D2342P-PN + KILLZONE3は相性が悪すぎると言わざるを得ませんね。
静止している時でも酷いのに、動き始めた時には、最悪な画質になります。
何となく面白かったのは、被弾して目の前に血しぶきが付いた画面になった時でした。
2Dの時にはイメージ出来ませんでしたが、デザイナーが表現したかったのは、
こういうイメージだったのか。と、初めて分かった感じでした。
画質低下は上でも書いた通り、グランツーリスモでも感じた訳ですが、
ここまで酷い画質低下は感じませんでしたので、設定なんでしょうか。。。
その後PCにも接続して3Dを楽しんでみました。
モニターに付属のソフトウェアをインストールするだけで、
普通のゲームや、映像、フォトなどが、3D変換されて楽しむ事が出来ます。
詳しくは
公式サイトで確認してもらうとして、、、
残念ながら、私の手元には3D変換に対応したPCゲームはありませんでしたので、
iPhoneで撮影した画像や、録画してあったTV番組などを3D化してみました。
確かに3Dに見えるのですが、その画質といえば、イマイチって感じですね。
それでも普通に録画した番組が3Dで見られるのには、ちょっとした楽しさを感じました。
最後に、、、
3Dグラスは安っぽいものの、本当に軽くチカチカ感もないので、
気分良く3Dを楽しむ事が出来ました。
また、アクティブシャッター式ではないので、少々首を傾けたところで、
3Dが破綻する様な事はありませんでした。
画面は23インチと、パーソナル向けサイズなのですが、
画面に対して、かなり横の角度からでも、3Dを楽しむ事が出来ましたので、
複数人数でも3Dを楽しめる事が分かりました。
PC用モニターとしての画質は10点満点中だと、6点ぐらいでしょうか。
もちろん設定次第ではあると思いますが、色温度などがプリセットでは、
ぜんぜんイケてない状態で、またマニュアルで調整しようとしても、
まったく思い通りにならない感じですね。
また画質という意味で一番気になったのは、
画面を良く見ると、画素と画素の上下間に、線が入って見える事ですね。
PSP3000が発売になった時に液晶の横縞がユーザー間で問題視された事がありましたが、
あれの細ーーい線バージョンとでも言いましょうか??
他のモニターと見比べると明らかにそれが確認出来ます。
ひょっとしたら偏光式3Dパネルの宿命なのかもしれませんが、
やはり残念に思う点である事には間違いないですね。
レビューは以上です。
過度の期待は禁物ですが、それでも3万円を切った価格で
3Dを楽しめるのは魅力ではないでしょうか?
眼への負担も大きくない様に感じたのも魅力的な部分だと思いました。
軽負担で3Dを楽しみたいのならオススメします。
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