2011年04月26日
任天堂、「３ＤＳ」世界販売目標未達 Ｗｉｉ後継機を来年発売
産経ビジネスサイトより
任天堂の岩田聡社長は２５日、記者会見し、据え置き型ゲーム機「Ｗｉｉ（ウィー）」の後継となる新型ゲーム機を２０１２年中に発売する方針を明らかにした。今年６月に米ロサンゼルスで開かれるゲーム機の見本市で具体的な仕様を公表する。発売は１２年４月以降で、３Ｄ（立体）対応に関して岩田社長は否定的な考えを示した。
今年２月発売の携帯型ゲーム機「ニンテンドー３ＤＳ」の３月末までの世界販売台数は３６１万台で、目標の４００万台に届かなかった。岩田社長は「東日本大震災の影響で消費マインドが冷え込んだ」と説明。１２年３月期は世界で１６００万台を目指す。
２５日発表の１１年３月期連結決算は、売上高が前期比２９．３％減の１兆１４３億円、最終利益が６６．１％減の７７６億円と大幅な減収減益。円高進行に伴う為替差損を４９４億円計上したほか、ゲーム機やソフトの販売不振が響いた。１２年３月期は人気ソフト発売に伴う販売増を見込み、売上高が８．４％増の１兆１０００億円、最終利益が４１．７％増の１１００億円と予想した。
任天堂的にはE3まで次世代据え置き機の事を内緒にしておきたかったんでしょうかね？
ずいぶん前からWii HDなるマシンの開発の噂は広くひろまっていましたし、
おそらくそれは本当に開発されていたものと思いますが、Wii市場が完全に冷え切ってしまい、
特に深刻なのがサードパーティーのソフトが全く売れなくなっていましたので、
先を見据えた上での路線変更を行ったものと思われます。
そうでなければ、これほどまでに世界的シェアを奪ったコンソールを
この様な期間で捨てる様な事はしないと思いますし、厳しい判断だったと思われますが、
強力なサードパーティーからのソフトウェア無しでは、結局コンソールとしては
終焉に向かってしまう事はN64の時の経験から学んでいる事でしょうから、
そうするのが一番の方策だと判断したのでしょうね。
しかし、現在のWiiユーザーの多くは低年齢層や、ファミリーユーザーといった、
カジュアルゲーマーなのであって、画面の綺麗さと言った、マシンとしての性能だとか、
マシンでのマルチメディア対応みたいな事には全く無関係な人が多く、
現状のWiiのスペックで満足している人がほとんどだと思われ、
普通にスペックアップしただけでは、世代交代を理解し、
次世代機についてくるユーザーがどれほどいるのかは、非常に怪しいところです。
噂では新マシンはWii専用タイトルの後方互換機能も有しているとの事なので、
つまりWiiリモコンはそのまま使えると想像される訳ですが、
それだけでは当初噂されたWii HDと何ら変わりがない訳ですし、
任天堂の事ですから、それらの事をすべて理解した上で、
どんなユニークな仕組みをもったマシンが発表されるのか、６月が本当に楽しみです。
噂の様にタッチパネル搭載のコントローラーになるのでしょうか？？
ただ、Wiiが正常に進化し、Wiiユーザーを引き継ぐ事の出来る可能性があるとすれば、
Xbox360のキネクトの用な入力デバイスが一番自然な様に思うんですが。。。
あと、任天堂3DSが世界販売で目標に届かなかった件ですが、
震災の影響を示す社長の考えは明らかに間違いだと思いますね。
間違いなく価格と現在発売中のソフトのバランスでのコンソールとしての魅力の問題で、
そこにプラスして、すでに広く浸透し未だメインとなっているDSと関係も
３DSの立ち上げに良い影響を与えていないのは確かですね。
人々が３DSへの興味・魅力を失ってしまう前に廉価版を投入する方が良いと思われますが。。。
折角魅力的なマシンなんですから。。。
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