2016年02月02日
自分の髪を寄付するという選択肢があることを覚えておこう
年末のある日、Facebookのタイムラインに流れてきた投稿に目が留まりました。そこには長い髪をばっさりカットした写真と、ひとつのリンクが記載されていました。辿ったリンク先にあったのは「ヘアドネーション」という見慣れない言葉。そう、この投稿者は寄付するために伸ばし続けた髪をついにばっさりカットし、ヘアドナーになったいうことでした。
髪を寄付するという知識も発想も無かった私はまさに目からウロコがこぼれました。なるほど、そういう手があったか。私の髪も今では背中に届くほどの長さ。意味もなくただ伸ばし続けたに過ぎないのですが、こうなったらもう少し時間をかけて腰のあたりまで伸ばしてからバッサリとドネーションさせていただこうと決めました。
寄付された髪はどのように利用されるのか、またどんな髪でも寄付ができるのか。調べてみました。
主だった団体はふたつ。
JHDAC (Japan Hair Donation & Charity)
http://jhdac.org/JHDACfはヘアドネーション活動をしている日本で唯一のNPO団体です。病気や怪我等が原因で髪に何らかの悩みを抱えている18歳未満の子供たちに、寄付毛100%で作られたフルオーダーのウィッグ「Onewig」を無償でプレゼントしています。
「キレイの力」プロジェクト
http://www.ribbonz.jp/kireinochikara/#intro抗癌剤治療による副作用「脱毛」に悩む女性に医療用ウィッグを贈るプロジェクトです。NPO法人キャンサーリボン協会とP&Gパンテーンによる共同プロジェクトとなっています。
※: 現在、「キレイの力」プロジェクトに髪を寄付できるのは看護学生限定で、学校単位での応募のみ受け付けているようです。
どんな髪でも寄付できるのか?
上記のように「キレイの力」プロジェクトでは看護学生からの寄付のみ受付となっているので、JHDACの規約を確認してみました。
基本的な条件は以下の通りです。
日常のヘアケアが良好で、端的なダメージがなければ問題ありません
端的なダメージとは『軽くひっぱっただけで切れるような状態』とあるので、日常的にケアされている髪であれば大抵は受け付けてもらえるそうです。これはパーマやヘアカラー、縮毛矯正などの処理がされていても
端的なダメージがなければ問題なしということです。
また、白髪が混ざっていてもOKで、くせ毛、縮毛でも受け付けてもらえます。
長さの規定はあるの?
ウイッグの素材として使用できる最短の長さは31センチとなっています。乾燥した状態で、くせ毛等は引っ張って伸ばした状態で、毛束を根本からしっかり結んだ状態で測った長さです。シャギーが入った部分やその他長さが足りない部分はカット練習用のモデルウィッグ制作用に転売されることもあり、その場合の収益金は「Onewig」制作費用として大切に活用されるようです。
提供する部分の長さが31センチ以上必要ということは、実際にカットした後のことを考慮してどれだけ伸ばすか考えないとダメですね。私自身はカットした後でもボブで束ねておける長さをキープしたいので、腰に届くくらいまで伸ばすつもりでおります。
「Onewig」を一本作るにはおよそ20〜30人分の髪が必要で、制作コストは10万円前後かかるそうです。そのためJHDACでは髪だけでなく募金や寄付金も受け付けています。他にもクーポンを購入するだけでできる寄付というのもあります。「頭美人」というサイトからヘッドスパのクーポンを購入すると、その購入金額の5%がOnewig制作費として寄付されますよ。
ヘッドスパ頭美人
自分の髪が少しでも喜んでもらえるよう、しっかりお手入れを続けていこうと思ってます。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
posted by kwiserecomend at 16:35| 生活・暮らし