2012年03月28日
融合召喚の方法7
本日はちょっと特殊な融合関連のカードを紹介&補足をしたいと思います。
「未来融合−フューチャー・フュージョン」
永続魔法
自分のエクストラデッキに存在する融合モンスター1体をお互いに確認し、決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、選択した融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
融合代用カードの一つですが、このカードは永続魔法とほかの「融合」関連のカードとは一味違う模様。素材はなんとデッキから調達できるため、純粋に「融合召喚」のために使用するのであれば融合素材を集める必要がない分何かと自由なタイミングで発動でき、融合素材分のアドバンテージの損失を回避する事ができると良いこと尽くめです。ただし、2回目の自分のスタンバイフェイズが来るまで待たなければいけないという点とこのカードが破壊されたとき、このカードの対象となっている「融合モンスター」もおじゃんになってしまう点が制約としてついてきます。
ただし、このカードの真の利用目的としては素材をデッキから墓地に送る点にあるといえます。
墓地に送ることによって効力を発揮するモンスターも今の環境では少なくないため、「融合モンスター」の素材であるという条件が必要であるものの簡単に墓地に送る事が出来る点は見逃せないポイントであるといえます。
「簡易融合」
通常魔法
1000ライフポイントを払って発動する。レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃する事ができず、エンドフェイズ時に破壊される。「簡易融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
こちらも一風変わった融合代用カードであります。このカードも融合素材を必要とせず「融合召喚」できる点で「未来融合−フューチャー・フュージョン」と同様でありますが、呼び出せる「融合モンスター」にレベル5以下の制限がかかっています。また若干ではありますがライフコスト、発動回数+「融合モンスター」の攻撃不可、エンドフェイズ時の自壊効果を頭に入れておかないといけません。
これだけ制約、デメリットが付与されているこのカードの利用目的として純粋な「融合召喚」目的で扱うのは如何なものかと思われる事でしょう。ではどのような用途として使用するのかと・・・
単直に行ってしまえばモンスターを展開したい時、つまり「シンクロ召喚」「エクシーズ召喚」の素材として使うのにもってこいなカードなんですね。「シンクロ召喚」であれば容易くレベル調整に使用する事が出来ますし、「エクシーズ召喚」であればランク5のモンスターまで対応する事ができるわけです。
最後に補足ですが
「ジェムナイト・セラフィ」レベル5 地属性 天使族
攻撃力2300 守備力1400
「ジェムナイト」と名のついたモンスター+光属性モンスター:このカードは上記のカードを融合素材とした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分のメインフェイズ時に1度だけ、自分は通常召喚に加えてモンスター1体を通常召喚できる。
この融合モンスターのテキストにある「このカードは上記のカードを融合素材とした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。」や「このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。」というテキストなんですが、このテキストが記載されている「融合モンスター」の場合、融合素材代用モンスターを扱うことはできないので注意が必要となります。またこの場合素材を必要としない「融合召喚」の方法である「簡易融合」での「融合召喚」も行うことができません。
また重要なポイントが隠されているのですが、
「このカードは上記のカードを融合素材とした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。」
と
「このカードは上記のカードを融合素材とした融合召喚でのみ特殊召喚できる。」
この二つのテキストの「エクストラデッキから」という文章があるかないかで蘇生制限の有無が違ってきます。どういう事かといいますと、上のテキストの場合だと条件を満たした場合でのみエクストラデッキから特殊召喚が可能。ということで正規の「融合召喚」さえ行っていれば、その「融合モンスター」が墓地へ送られたときに他のカードの効果で墓地や除外ゾーンから再び特殊召喚できるのですが、下のテキストの場合だと条件を満たしたときにしか特殊召喚できない。となっているために正規の「融合召喚」を行ってフィールド上に出したとしても、その「融合モンスター」が墓地へ送られてしまった場合、他の効果によって墓地や除外ゾーンから再び特殊召喚する事ができないんですね。
前から度々このルールを説明していますが、このルールを一般的に「蘇生制限」と呼んでいます。
今回で「融合召喚」については最後になったかと思います。長かったですね・・・
では以上になります〜