2012年12月16日
カード考察 第37回 「No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド」
本日はかなり久しぶりのカード考察の第37回目になります。今回は今月の2012年12月21日に発売が予定されている「Vジャンプ2013年2月号」に収録されている「No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド」の考察を行っていきます。
ではまずカードテキストです
「No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド(ナンバーズ106 きょがんしょうジャイアント・ハンド)」 ウルトラレアカード VJMP-JP074
ランク4 地属性 岩石族 エクシーズ・効果モンスター
攻撃力2000 守備力2000
レベル4モンスター×2
相手フィールド上の効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択した効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。この効果は相手ターンでも発動できる。
恐らくアニメの劇中にて「ギラグ」というキャラクターが使用するであろう、バリアン勢力のオーバーハンドレッド・ナンバーズの1枚です。敵役のカードではありますが現時点(2012年12月時点)でまだアニメには登場していないので今後の活躍を期待したいところですね(^^)
ではステータスから見ていきましょう。まず「エクシーズ素材」として必要とするのはレベル4のモンスター2体と「エクシーズ召喚」を一番行いやすいレベル帯で「エクシーズ素材」に一切の制限が無いため様々なデッキに入れる事ができる汎用性の高さが売りとなるでしょう。攻撃力と守備力は2000とまぁランク4にしては並みか平均以下と言った所でしょうが、これは後の効果を考察していけばこのステータスである理由もご理解して頂く事ができるかと思います。
このカードの効果を発動するためには一度に2つの「エクシーズ素材」を取り除かないといけません。つまり基本的にはこのカードをフィールド上に「エクシーズ召喚」をしてから1回きりだけしか使用できない事になりますが、肝心の効果の内容はというと・・・
発動時に相手モンスター1体を対象に選択し、効果解決時に効果が無事に処理されれば「このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り」ですが、その対象に選択したモンスター1体の効果を無効化&表示形式の変更不可にする事ができるため、汎用性のあるランク4「エクシーズモンスター」としては非常に強力な効果を持ち備えたモンスターとなっているんですね^^
この手の効果にありがちなのは「発動したターン終了時」まで適用される事が多いのですが、この効果の場合上記の「」内で述べたように「このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り」効果を適用できる点が大きな違いとなっています。裁定次第なのですが、このカードの効果が適用されている間にフィールド上から離れた場所で対象となった相手モンスターの効果が発動された場合も無効化できるのかどうかでこのカードの使い勝手が大きく変わってきますよね。そして、この点においてこのカードのステータスが高すぎては恒久的に効果の無効化を適用できる万能カードに、(下級モンスターに戦闘破壊される程)低すぎてもそれではすぐに戦闘破壊されて効果の無効化を解除されてしまう、という事になってしまうため、攻守2000というステータスがいかに調整された具合になっている事がお分かりになるでしょう(ちなみに「フォトン・スラッシャー(=攻撃力2100)に戦闘破壊されてしまう点も恐らくこのカードのステータスを決定する際の基準になったのでしょうか」)。
また、この手の無効化の効果では当たり前かもしれませんが、「この効果は相手ターンでも発動できる」というテキストが存在するため相手のターンにも問題無く発動する事ができ、(目に見えてはいますが)カウンター罠の様に使用して行く事ができる点も大変魅力的であります(当然ご説明するまでもなくスペルスピードは2ですからね)。
このカードは特に下級モンスターに対して有効なカードだと言えるでしょう。このカードのステータスはデメリット無し下級モンスターの最大ラインである攻撃力2000(例外として上記で述べた「フォトン・スラッシャー」といった(一部デメリット持ちの)モンスターも存在しますけど(^_^;)) であるため、下級モンスターを相手にした場合で戦闘破壊されると言ったことはめったに無いでしょうから。「レスキューラビット」や「カードカー・D」、「ガジェット」、「エレキ」といった(低攻撃力の)下級モンスターで下地を固めてくるデッキ相手にはかなり刺さるのではないかと考えられます。
あえてデメリットを挙げるとすると「ダーク・アームド・ドラゴン」といった1ターンに複数回発動できる起動効果を持つ高攻撃力モンスター(まぁそんなに数は無いと思われますが)相手ではせっかくこのカードの効果によってモンスター効果を無効にした所で、同一ターン中にこのカードが戦闘破壊された後に起動効果を再び発動される恐れがありますよね。この点では「エンドフェイズ時まで(モンスター)効果を無効にする」といった効果より劣っているんじゃないかなと考えられます。また表示形式の変更ができないだけで「攻撃宣言」自体には一切の制約が無いため、対象となるモンスターが下級モンスター以外の相手(切り札クラスの最上級モンスターやこのカードと同じく「エクシーズモンスター」等)となると簡単に戦闘破壊されてしまうという点も痛い所です。
と上記で大きく2点程デメリットを挙げてみましたが、そもそもこのカードは「エクシーズモンスター」であるため状況に応じて「エクストラデッキ」から「エクシーズ召喚」を行う事ができる訳です。相手がその様な(このカードが苦手とする)モンスターを多用するデッキであれば出さなければ良いだけの話ですからね。
このカードは何回も申し上げていますが様々なデッキに無理なく組み込む事ができる汎用性(のある)ランク4モンスターです。そのため、ランク4の「エクシーズモンスター」を「エクシーズ召喚」しようと考えた上で、(このカードにおいては下級モンスターを多用する等の)刺さるデッキには大変有効な選択肢の1つとなるという事が大変強力&魅力的なのではないかと思います。
ちなみにこのカードを特殊召喚する際に「H・C エクストラ・ソード」を「エクシーズ素材」として「エクシーズ召喚」する事ができると攻撃力3000の大変強力なモンスターになるのではないかなぁと考えたりしてます(>_<) (「H・C エクストラ・ソード」はどんなデッキにでも入れられるカードという訳では無いですから、これこそ「机上の空論」かもしれませんけどねw)
では本日は以上となりますね〜 また宣伝になりますが「アマゾン」さんにて「Vジャンプ2013年2月号」の予約を受け付けていますのでリンクを掲載しておきます(^^) 価格は1冊530円(税込)になります。
ではまずカードテキストです
「No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド(ナンバーズ106 きょがんしょうジャイアント・ハンド)」 ウルトラレアカード VJMP-JP074
ランク4 地属性 岩石族 エクシーズ・効果モンスター
攻撃力2000 守備力2000
レベル4モンスター×2
相手フィールド上の効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択した効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。この効果は相手ターンでも発動できる。
恐らくアニメの劇中にて「ギラグ」というキャラクターが使用するであろう、バリアン勢力のオーバーハンドレッド・ナンバーズの1枚です。敵役のカードではありますが現時点(2012年12月時点)でまだアニメには登場していないので今後の活躍を期待したいところですね(^^)
ではステータスから見ていきましょう。まず「エクシーズ素材」として必要とするのはレベル4のモンスター2体と「エクシーズ召喚」を一番行いやすいレベル帯で「エクシーズ素材」に一切の制限が無いため様々なデッキに入れる事ができる汎用性の高さが売りとなるでしょう。攻撃力と守備力は2000とまぁランク4にしては並みか平均以下と言った所でしょうが、これは後の効果を考察していけばこのステータスである理由もご理解して頂く事ができるかと思います。
このカードの効果を発動するためには一度に2つの「エクシーズ素材」を取り除かないといけません。つまり基本的にはこのカードをフィールド上に「エクシーズ召喚」をしてから1回きりだけしか使用できない事になりますが、肝心の効果の内容はというと・・・
発動時に相手モンスター1体を対象に選択し、効果解決時に効果が無事に処理されれば「このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り」ですが、その対象に選択したモンスター1体の効果を無効化&表示形式の変更不可にする事ができるため、汎用性のあるランク4「エクシーズモンスター」としては非常に強力な効果を持ち備えたモンスターとなっているんですね^^
この手の効果にありがちなのは「発動したターン終了時」まで適用される事が多いのですが、この効果の場合上記の「」内で述べたように「このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り」効果を適用できる点が大きな違いとなっています。裁定次第なのですが、このカードの効果が適用されている間にフィールド上から離れた場所で対象となった相手モンスターの効果が発動された場合も無効化できるのかどうかでこのカードの使い勝手が大きく変わってきますよね。そして、この点においてこのカードのステータスが高すぎては恒久的に効果の無効化を適用できる万能カードに、(下級モンスターに戦闘破壊される程)低すぎてもそれではすぐに戦闘破壊されて効果の無効化を解除されてしまう、という事になってしまうため、攻守2000というステータスがいかに調整された具合になっている事がお分かりになるでしょう(ちなみに「フォトン・スラッシャー(=攻撃力2100)に戦闘破壊されてしまう点も恐らくこのカードのステータスを決定する際の基準になったのでしょうか」)。
また、この手の無効化の効果では当たり前かもしれませんが、「この効果は相手ターンでも発動できる」というテキストが存在するため相手のターンにも問題無く発動する事ができ、(目に見えてはいますが)カウンター罠の様に使用して行く事ができる点も大変魅力的であります(当然ご説明するまでもなくスペルスピードは2ですからね)。
このカードは特に下級モンスターに対して有効なカードだと言えるでしょう。このカードのステータスはデメリット無し下級モンスターの最大ラインである攻撃力2000(例外として上記で述べた「フォトン・スラッシャー」といった(一部デメリット持ちの)モンスターも存在しますけど(^_^;)) であるため、下級モンスターを相手にした場合で戦闘破壊されると言ったことはめったに無いでしょうから。「レスキューラビット」や「カードカー・D」、「ガジェット」、「エレキ」といった(低攻撃力の)下級モンスターで下地を固めてくるデッキ相手にはかなり刺さるのではないかと考えられます。
あえてデメリットを挙げるとすると「ダーク・アームド・ドラゴン」といった1ターンに複数回発動できる起動効果を持つ高攻撃力モンスター(まぁそんなに数は無いと思われますが)相手ではせっかくこのカードの効果によってモンスター効果を無効にした所で、同一ターン中にこのカードが戦闘破壊された後に起動効果を再び発動される恐れがありますよね。この点では「エンドフェイズ時まで(モンスター)効果を無効にする」といった効果より劣っているんじゃないかなと考えられます。また表示形式の変更ができないだけで「攻撃宣言」自体には一切の制約が無いため、対象となるモンスターが下級モンスター以外の相手(切り札クラスの最上級モンスターやこのカードと同じく「エクシーズモンスター」等)となると簡単に戦闘破壊されてしまうという点も痛い所です。
と上記で大きく2点程デメリットを挙げてみましたが、そもそもこのカードは「エクシーズモンスター」であるため状況に応じて「エクストラデッキ」から「エクシーズ召喚」を行う事ができる訳です。相手がその様な(このカードが苦手とする)モンスターを多用するデッキであれば出さなければ良いだけの話ですからね。
このカードは何回も申し上げていますが様々なデッキに無理なく組み込む事ができる汎用性(のある)ランク4モンスターです。そのため、ランク4の「エクシーズモンスター」を「エクシーズ召喚」しようと考えた上で、(このカードにおいては下級モンスターを多用する等の)刺さるデッキには大変有効な選択肢の1つとなるという事が大変強力&魅力的なのではないかと思います。
ちなみにこのカードを特殊召喚する際に「H・C エクストラ・ソード」を「エクシーズ素材」として「エクシーズ召喚」する事ができると攻撃力3000の大変強力なモンスターになるのではないかなぁと考えたりしてます(>_<) (「H・C エクストラ・ソード」はどんなデッキにでも入れられるカードという訳では無いですから、これこそ「机上の空論」かもしれませんけどねw)
では本日は以上となりますね〜 また宣伝になりますが「アマゾン」さんにて「Vジャンプ2013年2月号」の予約を受け付けていますのでリンクを掲載しておきます(^^) 価格は1冊530円(税込)になります。