2012年10月08日
カード考察 第36回 「DNA改造手術」
(2012年10月12日・加筆修正済み)
「DNA改造手術(ディーエヌエーかいぞうしゅじゅつ)」
永続罠
種族を1つ宣言して発動する。このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターは宣言した種族になる。
本日は久しぶりなカード考察になります(先日にカード考察に近い記事がありましたけどね)。第36回目は「36」とは全く関係ありませんが、このカード「DNA改造手術」を考察していきます。
かなり昔から存在するカードですが、出た当初から「ある時期」まで長い間「種族」を変更する事は「リミッター解除」や「虫除けバリアー」といった一部のカードの組み合わせ以外では滅多に使われる事がなかったカードだと思われます。
しかし、「ある時期」より「種族」というステータスの重要性は高まってきてると言えるでしょう。
その「ある時期」とは、 そう それは「シンクロ召喚」に始まり、そして「エクシーズ召喚」という新たなルールの追加によって「種族」を参照する機会が増えてきた事にあると言えます。
「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」のバリエーションを増やすために、「シンクロ素材」、「エクシーズ素材」に「縛り(条件)」がついているか、ついていないか、といった事をコ○ミさんがカードを作成する段階で考えられると思います。そこで、縛りがある事によって縛りがない「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」と比べて強力な効果を持たせる事ができる反面、汎用性では縛りが無いモンスターに劣る等といったことが考えられますよね。
(2012年10月12日・加筆修正部)
上記で言う「縛り」とは今現在だと「シンクロ素材」、「エクシーズ素材」の「属性」、「種族」、「カード名」にあたるステータスという訳なんですね。今はまだ存在してないのですが今後は「属性」を参照にする「エクシーズモンスター」も出てくるかもしれません。すいません、もう「属性」を参照する「エクシーズモンスター」は登場してました(汗 あの「No.22 不乱健」の「エクシーズ素材」が「『闇属性』のレベル8モンスター×2体」でしたね(>_<) このカードを忘れてるとは私もまだまだです・・・ ただこの記事では「属性」に関して「DNA改造手術」とは関係がないのでここでは割愛させて頂きます。
「種族」の面において縛りがある「エクシーズ素材」に関しては「同じレベルのモンスター」を必要数揃えれば良いというだけでは無く、「種族」も特定の「種族」のモンスター同士でなければいけませんよ、という縛りがない「エクシーズモンスター」と比較すると非常に「エクシーズ召喚」をやり辛い「エクシーズモンスター」になっている訳ですね。
そのようなモンスターの代表的な例として「エヴォルカイザー・ラギア」という「エクシーズモンスター」が挙げられるのですが、このモンスターは「エクシーズ素材」として2体の「『恐竜族』レベル4モンスター」を必要としています。このような「エクシーズモンスター」を「エクシーズ召喚」するためには、基本的にある程度「種族」を統一させたデッキでないと呼び出す事は難しいと言えるでしょう。
そのため「エクシーズ素材」に「種族」縛りがある「エクシーズモンスター」を使用する際においては、デッキが「種族」統一されているデッキとなってしまい、(モンスターの)デッキ構成の幅が狭まってしまう点がネックになる事があるかもしれません。
当然ですが、この「種族」で統一したデッキを作りたい!(「BF(ブラックフェザー)」デッキや「甲虫装機(インゼクター)」デッキ、「炎星」デッキ、「HERO」デッキ、等)という事を前提として、この「種族」を「エクシーズ素材」として必要とするこのカードは無理なく使用する事ができるため、(一応)エクストラデッキに入れてあるんです、という事であれば一番理に適っているデッキの作成方法だと思われます。
逆に「種族」縛りがあるこの「エクシーズモンスター」を利用したいがためにデッキを仕方なく「種族」の統一したデッキ構成にしなければならない・・・ といったデッキの作成方法だとうまくデッキがまとまらない可能性も出てくるでしょう。
そこで目を付けたのが今回の「お互いのフィールド上の全ての表側表示モンスターの『種族』を自分の好きな『種族』に変更できる」、このカード「DNA改造手術」という訳です。
この記事で一番言いたかった事、基本中の基本になりますが、このカードがデッキに搭載されていれば、メインデッキからモンスターの「種族」を統一していなくても、このカードを発動しその効果によって同じ「種族」のモンスターをフィールド上に並べる事ができる訳です。
そのため「種族」縛りがある「エクシーズモンスター」を種族を統一していない様なデッキで呼び出す事でき、デッキの構築に関して「種族」に関する制限を受けずに作成可能、という魅力的なメリットを受ける事ができる訳ですね(^^)
だからといってこのカードを端っから(はなっから)頼りにしたデッキの動かし方ではそれは上手くはいかないでしょう(当然3枚までしか積めませんからこのカードを引けない時もあるはずです)。それだと破滅を招くだけになると思います。
なので、モンスターを展開する事ができた際に、「ついでに」このカードが存在していれば、汎用性のある縛りが無い「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」を呼び出すといった一択だけでは無く、非常に強力な効果を持つ「種族」縛りがある「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」を呼び出せるではないか!といった気持ちで使って行くのが一番最適な使い方だと考えます。
1枚のカードから2枚のカードへ展開できるカードはそう多くは存在しませんが、その中のカードとして有名なのが「墓守の偵察者」ですよね。リバースに成功すればもう1枚の「墓守」と名のつく攻撃力1500以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができるモンスターです。つまり、同名のカードも引っ張ってこれるため、このカードしか積んでいなくても運用方法としては悪くはないと思われます。
そこで、この効果を適用できればこのカード1枚でレベル4モンスターが2体揃う事になります。ここで汎用性のある「エクシーズモンスター」を特殊召喚できればいいのですが、「DNA改造手術」が存在する事によって「恐竜族」が宣言されていれば、一際(ひときわ)効果の強力さが目立つ「エヴォルカイザー・ラギア」を2枚のカードから呼び出す事ができる訳です。これは一例にすぎませんがモンスターを展開できるデッキとの相性は非常に抜群であると言えるでしょう。
また、「レスキューラビット」と組みわせて使ってみるのも悪くはないんじゃないかなと考えてたりします。
例えば「エヴォルカイザー・ラギア」を呼び出すために「恐竜族」の「セイバーザウルス」を使用するのは基本中の基本だと思われますが、それだけだと「『恐竜族』の通常モンスター」が少ないから仕方なく使いにくい「大くしゃみのカバザウルス」を使用しているっていう方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで攻撃力2000を誇る「ジェネティック・ワーウルフ」と「アレキサンドライドラゴン」が「恐竜族」モンスターとして扱う事ができたら、迷わずにこちらの方をデッキ組み込みたいですよね(やはり1枚のカードとしてみると圧倒的使い勝手が違うと思われます)。そこで「DNA改造手術」をデッキに組み込めば「他種族」の上記の2枚を一緒に組み込んで「エヴォルカイザー・ラギア」を呼び出すといった事も考えられると思います。「ジェネティック・ワーウルフ」に関しては「獣戦士族」ということで「魁炎星王−ソウコ」を呼び出すこともできますから、「DNA改造手術」が来なかったからと言って全く役に立たないという事にはならないと思いますしね(^^)v
また、今までは自分が「シンクロ召喚」、「エクシーズ召喚」を行う事を前提として話を続けてきましたが、逆の使い方として「種族」縛りのある「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」に対するメタカードとしても取り扱う事ができるんですよね(>_<)
つまり、相手が「エヴォルカイザー・ラギア」であれば「恐竜族」、「H−C エクスカリバー」であれば「戦士族」、「魁炎星王−ソウコ」であれば「獣戦士族」、のモンスターを2体以上展開してきた時に、「あぁ『エクシーズ召喚』を狙っているんだな」という事が分かれば「エクシーズ召喚」される前の自分に優先権がある段階で「DNA改造手術」を発動し、全く関係が無い「種族」へ変更してやれば良いわけです。既にモンスターは展開されている状態なので「エクシーズ召喚」自体を防げるわけではありませんが、上記の特段強力な「エクシーズモンスター」達の正規召喚を妨害できただけでも相当相手にとっては誤算となる事でしょう。
また地味なポイントとして、私が良く好んで使用している「一族の結束」の機能を「種族」を変更してやることによって完全にシャットアウト(使えなく)する事ができるんですよね(^_^;) これはこのカードを使っている際のメリットの1つであると思うので覚えておいて損はないでしょう♪
ちなみに、今度登場する「炎星」に対するメタカードとしても機能しない事もないといえます。「炎舞」の効果は「獣戦士族」に効果が及ぶ メイン効果・バンプアップ効果のため「種族」を変更してしまえば「炎星」や「獣戦士族」モンスター達は「炎舞」の恩恵を受ける事ができなくなってしまうんですよねw。これは相当な戦力ダウンが期待できます。ただし、「炎星」の中にはフィールド上に表側表示で存在する「炎舞」1枚をスペルスピード1の「サイクロン」として運用する事ができる「勇炎星−エンショウ」が存在するため、このカード1枚に頼りきる事は禁物であります。何事も使い所を見計らって使って行きたい所ですね〜
では本日は以上になります〜
「DNA改造手術(ディーエヌエーかいぞうしゅじゅつ)」
永続罠
種族を1つ宣言して発動する。このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターは宣言した種族になる。
本日は久しぶりなカード考察になります(先日にカード考察に近い記事がありましたけどね)。第36回目は「36」とは全く関係ありませんが、このカード「DNA改造手術」を考察していきます。
かなり昔から存在するカードですが、出た当初から「ある時期」まで長い間「種族」を変更する事は「リミッター解除」や「虫除けバリアー」といった一部のカードの組み合わせ以外では滅多に使われる事がなかったカードだと思われます。
しかし、「ある時期」より「種族」というステータスの重要性は高まってきてると言えるでしょう。
その「ある時期」とは、 そう それは「シンクロ召喚」に始まり、そして「エクシーズ召喚」という新たなルールの追加によって「種族」を参照する機会が増えてきた事にあると言えます。
「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」のバリエーションを増やすために、「シンクロ素材」、「エクシーズ素材」に「縛り(条件)」がついているか、ついていないか、といった事をコ○ミさんがカードを作成する段階で考えられると思います。そこで、縛りがある事によって縛りがない「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」と比べて強力な効果を持たせる事ができる反面、汎用性では縛りが無いモンスターに劣る等といったことが考えられますよね。
(2012年10月12日・加筆修正部)
上記で言う「縛り」とは今現在だと「シンクロ素材」、「エクシーズ素材」の「属性」、「種族」、「カード名」にあたるステータスという訳なんですね。
「種族」の面において縛りがある「エクシーズ素材」に関しては「同じレベルのモンスター」を必要数揃えれば良いというだけでは無く、「種族」も特定の「種族」のモンスター同士でなければいけませんよ、という縛りがない「エクシーズモンスター」と比較すると非常に「エクシーズ召喚」をやり辛い「エクシーズモンスター」になっている訳ですね。
そのようなモンスターの代表的な例として「エヴォルカイザー・ラギア」という「エクシーズモンスター」が挙げられるのですが、このモンスターは「エクシーズ素材」として2体の「『恐竜族』レベル4モンスター」を必要としています。このような「エクシーズモンスター」を「エクシーズ召喚」するためには、基本的にある程度「種族」を統一させたデッキでないと呼び出す事は難しいと言えるでしょう。
そのため「エクシーズ素材」に「種族」縛りがある「エクシーズモンスター」を使用する際においては、デッキが「種族」統一されているデッキとなってしまい、(モンスターの)デッキ構成の幅が狭まってしまう点がネックになる事があるかもしれません。
当然ですが、この「種族」で統一したデッキを作りたい!(「BF(ブラックフェザー)」デッキや「甲虫装機(インゼクター)」デッキ、「炎星」デッキ、「HERO」デッキ、等)という事を前提として、この「種族」を「エクシーズ素材」として必要とするこのカードは無理なく使用する事ができるため、(一応)エクストラデッキに入れてあるんです、という事であれば一番理に適っているデッキの作成方法だと思われます。
逆に「種族」縛りがあるこの「エクシーズモンスター」を利用したいがためにデッキを仕方なく「種族」の統一したデッキ構成にしなければならない・・・ といったデッキの作成方法だとうまくデッキがまとまらない可能性も出てくるでしょう。
そこで目を付けたのが今回の「お互いのフィールド上の全ての表側表示モンスターの『種族』を自分の好きな『種族』に変更できる」、このカード「DNA改造手術」という訳です。
この記事で一番言いたかった事、基本中の基本になりますが、このカードがデッキに搭載されていれば、メインデッキからモンスターの「種族」を統一していなくても、このカードを発動しその効果によって同じ「種族」のモンスターをフィールド上に並べる事ができる訳です。
そのため「種族」縛りがある「エクシーズモンスター」を種族を統一していない様なデッキで呼び出す事でき、デッキの構築に関して「種族」に関する制限を受けずに作成可能、という魅力的なメリットを受ける事ができる訳ですね(^^)
だからといってこのカードを端っから(はなっから)頼りにしたデッキの動かし方ではそれは上手くはいかないでしょう(当然3枚までしか積めませんからこのカードを引けない時もあるはずです)。それだと破滅を招くだけになると思います。
なので、モンスターを展開する事ができた際に、「ついでに」このカードが存在していれば、汎用性のある縛りが無い「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」を呼び出すといった一択だけでは無く、非常に強力な効果を持つ「種族」縛りがある「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」を呼び出せるではないか!といった気持ちで使って行くのが一番最適な使い方だと考えます。
1枚のカードから2枚のカードへ展開できるカードはそう多くは存在しませんが、その中のカードとして有名なのが「墓守の偵察者」ですよね。リバースに成功すればもう1枚の「墓守」と名のつく攻撃力1500以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができるモンスターです。つまり、同名のカードも引っ張ってこれるため、このカードしか積んでいなくても運用方法としては悪くはないと思われます。
そこで、この効果を適用できればこのカード1枚でレベル4モンスターが2体揃う事になります。ここで汎用性のある「エクシーズモンスター」を特殊召喚できればいいのですが、「DNA改造手術」が存在する事によって「恐竜族」が宣言されていれば、一際(ひときわ)効果の強力さが目立つ「エヴォルカイザー・ラギア」を2枚のカードから呼び出す事ができる訳です。これは一例にすぎませんがモンスターを展開できるデッキとの相性は非常に抜群であると言えるでしょう。
また、「レスキューラビット」と組みわせて使ってみるのも悪くはないんじゃないかなと考えてたりします。
例えば「エヴォルカイザー・ラギア」を呼び出すために「恐竜族」の「セイバーザウルス」を使用するのは基本中の基本だと思われますが、それだけだと「『恐竜族』の通常モンスター」が少ないから仕方なく使いにくい「大くしゃみのカバザウルス」を使用しているっていう方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで攻撃力2000を誇る「ジェネティック・ワーウルフ」と「アレキサンドライドラゴン」が「恐竜族」モンスターとして扱う事ができたら、迷わずにこちらの方をデッキ組み込みたいですよね(やはり1枚のカードとしてみると圧倒的使い勝手が違うと思われます)。そこで「DNA改造手術」をデッキに組み込めば「他種族」の上記の2枚を一緒に組み込んで「エヴォルカイザー・ラギア」を呼び出すといった事も考えられると思います。「ジェネティック・ワーウルフ」に関しては「獣戦士族」ということで「魁炎星王−ソウコ」を呼び出すこともできますから、「DNA改造手術」が来なかったからと言って全く役に立たないという事にはならないと思いますしね(^^)v
また、今までは自分が「シンクロ召喚」、「エクシーズ召喚」を行う事を前提として話を続けてきましたが、逆の使い方として「種族」縛りのある「シンクロモンスター」、「エクシーズモンスター」に対するメタカードとしても取り扱う事ができるんですよね(>_<)
つまり、相手が「エヴォルカイザー・ラギア」であれば「恐竜族」、「H−C エクスカリバー」であれば「戦士族」、「魁炎星王−ソウコ」であれば「獣戦士族」、のモンスターを2体以上展開してきた時に、「あぁ『エクシーズ召喚』を狙っているんだな」という事が分かれば「エクシーズ召喚」される前の自分に優先権がある段階で「DNA改造手術」を発動し、全く関係が無い「種族」へ変更してやれば良いわけです。既にモンスターは展開されている状態なので「エクシーズ召喚」自体を防げるわけではありませんが、上記の特段強力な「エクシーズモンスター」達の正規召喚を妨害できただけでも相当相手にとっては誤算となる事でしょう。
また地味なポイントとして、私が良く好んで使用している「一族の結束」の機能を「種族」を変更してやることによって完全にシャットアウト(使えなく)する事ができるんですよね(^_^;) これはこのカードを使っている際のメリットの1つであると思うので覚えておいて損はないでしょう♪
ちなみに、今度登場する「炎星」に対するメタカードとしても機能しない事もないといえます。「炎舞」の効果は「獣戦士族」に効果が及ぶ メイン効果・バンプアップ効果のため「種族」を変更してしまえば「炎星」や「獣戦士族」モンスター達は「炎舞」の恩恵を受ける事ができなくなってしまうんですよねw。これは相当な戦力ダウンが期待できます。ただし、「炎星」の中にはフィールド上に表側表示で存在する「炎舞」1枚をスペルスピード1の「サイクロン」として運用する事ができる「勇炎星−エンショウ」が存在するため、このカード1枚に頼りきる事は禁物であります。何事も使い所を見計らって使って行きたい所ですね〜
では本日は以上になります〜