燃焼室の気密テストをやりました
とりあえず サビてはいますが使えそうなエンジンだったので
ちょっとほっとしています
今回は シリンダーブロックのサビをなるだけ 除去して
シリンダーヘッドからバルブを外して行こうと思います
まあ分解作業はとても地味な作業なんですけどね〜
まずは シリンダーブロックのウォータージャケットの
サビ取りからです
とりあえず様子見って事で 固いナイロンブラシで
パークリを吹きかけながらゴシゴシしていきます!
なんとなくは取れましたが ナイロンブラシじゃ らちがあきません
なので 今度は240番の空研ぎペーパーでガシガシやっていきます!
ただ240番でも あんまり変わり映えしませんでした
もう少し番手を下げてガリガリ削ろうかな〜とも思ったんですが
ちょっとコイツを試してみます!
サビキラーシリーズの「サビハイダー」です
自分はこんなサビ取りにはいつも「花咲かG」と言う溶剤を使っていました
花咲かG(Hanasaka G) タンククリーナー 00011772 新品価格 |
バイクのタンクの中のサビを除去する溶剤で バイク乗りには有名な溶剤です
この「花咲かG」には サビを取るだけではなく
新たなサビの発生を抑えるために タンク内のコーティングもしてくれます
こんな めちゃめちゃ良い商品が
いつも行ってる「アストロプロダクツ 」さんに常備していたんですが
なんと常備をやめたとの事...
ネットで購入してもよかったんですが「アストロ」さんによると
「花咲かG」に変わって常備する商品が この「サビハイダー」なんです
BAN-ZI (バンジ) サビハイダー 1L 中性 錆除去剤 サビ取り 漬け込み バイク 車 新品価格 |
んで この「サビハイダー」は「花咲かG」と同様で
サビを除去した後コーティングもしてくれるとの事
サンポールにドブ漬けでもしようかな〜っと思っていたんですが
今回はこの「サビハイダー」を使って行こうと思います!
水で20倍に希釈して使います
1度使用した後も再度使用可能との事なんで ここあたりも「花咲かG」と同じです
ウォータージャケットを満水にさせて 約12時間放置です
この間に 今度はシリンダーヘッドのバルブを外して行こうと思います
んで ここで失敗してしまいました
バルブを外すのに「バルブスプリングコンプレッサー」が必要なんです...
写真の後ろにシリンダーブロックが写っていますが
ウォーターポンプ の穴を木で留めているのが「バルブスプリングコンプレッサー 」なんです
この後バルブを外すので用意していたんですが すっかり忘れてしまい
目の前にあった「バルブスプリングコンプレッサー 」を使ってしまいました
さてさて どうしたものか...っとここでとあるYouTuberさんがやっていたヤツを
思い出しまして 近くのホームセンターにダッシュ!
買ってきたのが これ!
16mmと20mmのエンビパイプです
20mmはT型になっていて これを組み付けて使用します
昔は リテーナをリテーナに合うソケットで叩いてコッタを外していました
まあ軽自動車くらいなら その方法でもよかったんですが
あまり参考にもして欲しくないので 今回はこの方法でバルブを外していきます
ちなみにこの方法は「ガレージライフ」のシュンヤさんがやっていました
エンビパイプでリテーナを押し込み その隙間から磁石でコッタを拾います
自分は最初 横からコッタを取っていましたが
T型の真ん中に穴を開けて 真上からコッタを取った方がやりやすかったです
実際にシュンヤさんも そうやって取ってました
ちなみにコッタは半月の形をしており 2つあります
小さな部品なので無くさないように注意してください
リテーナが取れて...
スプリングが外れます
バルブは下側に抜けます
この後 バルブのステムシールを外して最後にバルブシートを外せば
バルブの構成部品を外せた事になります
シリンダーヘッドから外したバルブ達は
ちゃんと どこのポートから外したかちゃんと管理しておくのが良いです
基本的に交換しない部品は 元の場所に装着するのが良いと思います
自分は100均でボックスを買ってきて 写真のように保管しています
続いて バルブステムシールを外します
専用のSST(特殊工具)があるみたいなんですが
自分は「ネジザウルス」でグリグリやって外しています
この「ネジザウルス」舐めたネジや潰れたネジなど結構外れてくれます
これがバルブステムシールです
こんなに小さい部品なんですが とても重要な役目をしてくれてます
簡単に言うと エンジンオイルが燃焼室に流入するのを防止する役目をしています
オイルが燃焼室に混入し そのまま燃焼されるとマフラーから
モワモワ〜っと白い煙が出てきます
このバルブステムシールが悪くなって
吸気・排気バルブからエンジンオイルが燃焼室まで下がってくるのが
「オイル下がり」と呼ばれていて
ピストンからエンジンオイルが燃焼室まで上がってくるのが
「オイル上がり」と呼ばれています
んで 燃焼室のポートをよく見てみると...
カーボンが膜を作っていました
これでよく圧縮してたな〜って思いました...
さてさて次回は 本格的に洗浄していきますが
整備業界でもお馴染みの「サンエスK1」を使って
丸っと洗って行こうと思います
良かったら「ジムニー よみがえれ!」シリーズ
これからもご覧いただけたら 幸いです
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