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2020年04月10日

止めてはいけない数

ちょっと長いが、実際に大学生の頃に経験した話。 当時、塾のセンセーをしていた。 とは言っても、あまり大きな塾でもないので和気藹々としたもので、先生同士のつながりもしっかりしていた。 まだ覚えてるのが、水曜日、数学のオッサン先生と同じ数学のニーチャン先生と俺しかいない曜日だ。 酒好きだからコンビニで酒買って来たりして、生徒がいない職員室でささやかな酒盛りをよくやった。 そんな酒盛りをやっていたある春の日に、なぜか怖い話をすることになった。 お互いその手の話が嫌いではないので、 「よし、じゃあとっておきを話してやろう」とばかりに、ノリノリで話を始めることに。 少し話をして盛り上がってきたときだった。 オッサン先生がふと、 「そう言えば、怖い話をするときって、そこで止めちゃいけない『数』があるそうですよ」 いくつだっけなぁ、なんて言いながら、ともあれ今までにした話をカウントして、 俺が『正』の字をつけて記録することにした。続きを読む...

夏の暑い昼下がり

私の父がまだ子供だった時分の話ですので、今から60年以上昔のことになります。 当時、長崎県S市に住んでいた父は、家族に頼まれて回覧板をお隣に出しに行きました。 季節は夏、暑い昼下がりで、家の中から外に出るとぼうっと頭がかすんだほどだったそうです。 通りに出ると、ふいに背後から声をかけられました。 「おい、○○」 名前を呼ばれた父が振り向くと、少し離れたところに同級生のA君が立っていました。 父はそのA君とはそれほど親しくもなく、ほとんど話をしたこともなかったので、 何の用かと不審に思いながらも、「なんだAか。どうしたんだ?」と訊ねると、 「ちょっと俺と一緒に来てくれないか」と答えるのです。続きを読む...

未遂

今から十数年前の事。 土曜日の昼下がり、電話がかかって来た。 『適当に押していたら繋ったんです』 相手は50代位の男性の声。 イタ電かと思って切ろうとしたら、時間があったら話だけでも聞いて欲しいという。 暇だったし、丁寧な感じの相手だったんで聞いてあげた。 仕事の愚痴から始まって、妻にないがしろにされていること、子供に馬鹿にされていること、 その他諸々と小一時間語った。 相槌打ったり励ましたりしていたら、最後に、 『ありがとうございました。思いとどまる事が出来ました…』 ガチャリ、ツーツーツー… なんか、後味が…悪い。 <感想> まあ…結果的には良かったんじゃないでしょうか? 繰り返しかけられると困りますけどね。 マスク緊急手配★ウィルス感染予防にも花粉症対策にも最適♪

黒犬

知り合いの話。 彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。 その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。 ある山奥へ踏み込んだ時に、地元の農民に注意された。 『この辺りの山には入らん方が良いよ。犬に襲われるから』 野犬かと思ったが、よく聞いてみるとどうやら違うモノらしい。 『黒犬って名前でね、地の中を泳いで移動するんだ。  別の村じゃ土中犬とも呼ばれてる。  森の中で、いきなり足元が盛り上がり、犬の頭が飛び出て噛み付いてくるんだ。  群れで襲ってくるから、襲われた奴は地面の下に引き摺り込まれちまう。  悲鳴を聞いて助けに行ってみれば、もうそこには凹みが残されているだけ。  やっとこさ掘り起こすと、散々に食い荒らされた骸が出て来るんだ。  相手が土の中じゃ、簡単に追い払うことも出来ないしね』 「それは本当に犬なのですか?」と問えば、こんな答えが返ってきた。 『犬に似た何かの化け物・・・ってことだ。  でっかくなった古い木に、黒い獣の精が湧くことがあるらしくて、それが育つとこの黒犬になるんだそうだ。  元は木のくせに、何で肉を喰らうのかね。  年寄りが言うには、大昔は都からわざわざ狩りに来ていたらしい。  その肉を鍋で煮込むと、これが何ともいえない程に美味なんだってさ』 本当に何でも食べるんだなぁと、聞いてから苦笑いしたのだそうだ。 <感想> あそこはなんでもありなんですね。 マスク緊急手配★ウィルス感染予防にも花粉症対策にも最適♪

毒虫

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。 その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。 棚田の多い山奥の邑で、ある朝騒動が持ち上がった。 邑の外から来たらしい様子の男を、何人かの邑人が取り囲んで責め立てている。 彼が騒ぎを聞きつけた時には、既にかなりの人集りができていた。 何事かと見ていると、男はどうやら手中の何かを守ろうとしているようだ。 邑人がそれを奪おうとすると、大声を出して威嚇している。 いきなり、男は殴り倒された。 馬乗りになった邑人たちが小袋を取り上げ、中を確認して怒声を上げた。 サッと取り囲んだ空気が変わるのがわかる。 集まった人々が皆、ひどく腹を立てている印象を受けた。 今にも私刑が始まりそうな雰囲気に彼が困惑していると、顔見知りが忠告してくれた。 『関わるな。彼奴ら、殺されても仕方のないことをやろうとしてたんだ。  毒虫をこの邑に持ち込んで、放そうとしていやがった』 「毒虫というのが、あの手の中にあった袋の中身ですか。  一体何なのですか?」続きを読む...
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