新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2021年06月13日
歴史125・絶対王政




絶対王政とは、国王が絶対的な権力を握って政治をすることです。
ムチャクチャやりよることです。
16世紀ごろから、ヨーロッパで絶対王政をする国々が出てきます。
前に、イギリスのピューリタン革命(歴史122参照)や名誉革命(歴史123参照)のことを書きましたが、革命前のイギリスは、絶対王政でした。
次回で取り上げるフランス革命も、革命前は絶対王政でした。
特に、太陽王と言われたルイ14世が、典型的です。
たいがい国民から、たくさん税金をふんだくっていきます。
搾取(さくしゅ)というやつです。
そりゃあ、革命されてしまいますわ。
![]() | 小学館版学習まんが 世界の歴史 9 絶対王政 (小学館 学習まんがシリーズ) [ 新井 淳也 ] 価格:1,078円 |

2021年06月12日
地理125・重工業




機械工業や金属工業などをまとめて、重工業といいます。
化学工業を合わせると、重化学工業です。
先進国な感じがします。
重工業の反対は、軽工業です。
軽くて小さな製品をつくる工業です。
食料品や衣類などの日用品は、軽工業となります。
九州は重工業発祥の地です。
歴史で、官営八幡製鉄所を習いました。
なぜ、八幡製鉄所が九州に造られたのか?
それは、近くに筑豊(ちくほう)炭田があったこと。
中国からも、原料を輸入していたこと。
地理的に近いというのは、大事です。
テストによく出ます。
脳トレとして、チャレンジしてみましょう。
矢印の方向に読む二字熟語で、真ん中に共通する漢字は何でしょうか?
小学6年までに学習する漢字を使っています。
難易度は★★☆☆☆

![]() | 価格:792円 |

どうでしたか?
解答をのせておきます。

2021年06月06日
公民124・貿易




あなたがお店でTシャツを買えば、それはあなたと店との取引。
売買です。
国と国との間で商品の取引をすれば、それは貿易になります。
売り買いは、それぞれ輸出、輸入という言い方をします。
たとえば、日本の車をアメリカへ売れば、“車を輸出した”ことになります。
アメリカの小麦を日本が買えば、“小麦を輸入した”ことになります。
日本は車を作るのが得意。
アメリカは小麦をたくさん栽培している。
両国とも、得意なものを貿易によって交換しています。
それが国際分業(公民2参照)です。
![]() | 改訂2版 絵でみる 貿易のしくみ【電子書籍】[ 片山立志 ] 価格:1,485円 |

2021年06月05日
歴史124・立憲君主制(りっけんくんしゅせい)




立憲君主制とは、どういうものか。
漢字を2つに分けてみましょう。
立憲と君主。
立憲とは、『憲法をもとにする』という意味。
君主とは、国の一番えらい人、つまり国王や皇帝です。
なので、立憲君主制とは、憲法をもとにして、国王が政治を行う制度、ということになります。
イギリスは名誉革命(歴史123参照)のあと、立憲君主制となり、議会政治をしていくことになります。
「俺が憲法」
みたいな、国王のむちゃぶりはできなくなりました。
なんせ、権利章典(公民21参照)という基本法ができたからです。
『王は君臨すれども統治せず』
国王が政治を行う制度とはいっても、名ばかりなのですよ。
![]() | 価格:1,980円 |

2021年05月30日
地理124・エネルギー革命




エネルギー源として使われるものが、急速に替わる現象がエネルギー革命です。
1960年以降は、エネルギー源が石炭から石油に替わりました。
石油のほうがエネルギーの効率がよく、飛行機の燃料など、いろいろと利用価値があるからです。
エネルギー源の座を奪われた、かわいそうな石炭ですが、現在も細々と使われています。
石油が勢力を伸ばしてきたせいで、九州の炭鉱はすべて閉山していきました。
脳トレとして、チャレンジしてみましょう。
矢印の方向に読む二字熟語で、真ん中に共通する漢字は何でしょうか?
小学6年までに学習する漢字を使っています。
難易度は★★☆☆☆

![]() | 価格:1,540円 |

どうでしたか?
解答をのせておきます。

2021年05月29日
公民123・経済成長とバブル景気




成長するということは、人間なら身長が伸び、体重が増えるということ。
経済の成長とは、生産されるモノが増え、サービスも増加するということ。
たくさんのモノやサービスがあふれると、みんながそれをドンドンジャンジャン買います。
そうなると、世の中にお金が回り好景気に・・。
モノやサービスの中でも、特に、株や土地が儲けのために、ドンドンジャンジャン買われたときがありました。
1980年代後半のバブル景気です。
しかし、ブクブクと泡(バブル)のように膨れ上がった実体のともなわない景気は、90年代に入って弾けました。
NTTという会社は、聞いたことがあるでしょう。
電話をはじめとした、通信事業の会社です。
もともとは日本電信電話公社という、政府が株の3分の1を持つ特殊な会社でした。
株と土地が異常に上がったバブル時代に民営化。
NTTの株が売り出されることになりました。
将来有望株のNTTさんは、大人気。
大型新人の登場みたいなもんです。
1株が119万円で売り出されると、あれよあれよという間に、値段が上がっていきます。
わずか2ヶ月で最高値、318万円!
それ以前に売買した人は、NTT株長者です。
今でも持っている人は、まちがいなく大損していることでしょう。
![]() | 業界だけが知っている 「家・土地」バブル崩壊 [ 牧野 知弘 ] 価格:924円 |

2021年05月23日
歴史123・名誉革命




ピューリタン革命(歴史122参照)で力を持ったクロムウェルさん。
権力を持つと人が変わるのか、独裁政治を行うようになります。
そうなると、当然、国民はブーブーブーイング。
クロムウェルが亡くなると、結局、王政が復活します。
しかし、またしても国王のむちゃぶりが始まるのです。
前回同様、基本3点セットで覚えましょう。
@原因・・国王が相次いでむちゃぶり(専制政治)
A過程・・ガマンの限界にきた議会の人たちが、新しい国王を迎えた
B結果・・前の国王(ジェームス2世)が逃げて、1688年、革命成功
ちなみに、なぜ“名誉”なのかというと、ピューリタン革命のときは、国王を処刑しましたが、今回は処刑せずに革命が成功したからです。
こののち、権利章典(公民21参照)が発布されます。
法律ですよ。
![]() | 物語イギリスの歴史(下) 清教徒・名誉革命からエリザベス2世まで (中公新書) [ 君塚直隆 ] 価格:902円 |

2021年05月22日
地理123・棚田(たなだ)




棚田を実際に見たことがありますか?
教科書に写真が載っていたりします。
ネットで写真を見ることもできます。
なので、どんな田んぼか、大体わかると思います。
棚というより、階段状です。
傾斜地につくられた水田です。
田んぼ1枚1枚がとても小さいので、農業機械が使えません。
収穫量も多くはありません。
となると、誰もお米をつくろうとは思わないでしょう。
疲れるだけです。
ヘロヘロになる割には、お金にもならない。
耕作されなくなった棚田もありますが、オーナー制度というしくみを利用して、景観を維持し、観光地としている場所もあります。
棚田百選というものがあることを知っていますか?
農林水産省が、全国134の地区を認定しています。
百選といいつつ、134です。
その中の1つ、石川県の能登半島にある白米千枚田(しろよねせんまいだ)は、棚田の先が日本海。
映えます。
さみしい冬場は、イルミネーションをします。
映えます。
ちなみに近くには、揚げ浜式製塩法をしている塩田もあります。
車の免許を取ったら、ドライブしてみてください。
![]() | 全国棚田ガイド 日本の棚田百選を含む全国の美しい棚田212/中島峰広/棚田ネットワーク/旅行【1000円以上送料無料】 価格:2,750円 |

![]() | 【ネコポス対応】古代伝承揚げ塩浜作り釜揚厳選!「能登塩」100g 価格:600円 |

2021年05月16日
公民122・金融政策




金融政策とは、世の中に出回るお金の量を調節する政策です。
景気はいいときもあれば、悪いときもあり、波があります。
その波をできるだけ小さくして、景気を安定させるために、日本銀行がおこないます。
金融政策の1つに、公開市場操作があります。
国債(こくさい)の売買によって、通貨量を調節する政策です。
「はぁ・・?」
と思ったことでしょう。
「そもそも、国債って何だ?」
「それを、どことどこが売買する?」
「それがどうして、通貨量を調節できるんだ!」
次々と、疑問がわき起こってきたことでしょう。
何も思わなかった人は、公開市場操作という言葉ぐらいは、頭に入れておきましょう。
しくみが気になって、夜も眠れないという勉強熱心な人は、この先も読んでください。
まず、国債とは、国が発行する借用書だと思ってください。
お金を借りていることを証明する紙です。
景気がいいときというのは、世の中にお金が出回っています。
あまりたくさん出回るのもよくないので、日本銀行は国債を民間の銀行に売ります。
当然、その代金を民間銀行は払います。
日銀が国債によって、世の中のお金を回収しているようなものです。
民間銀行は手持ちのお金が少なくなるので、企業に貸すことは難しくなります。
となると、企業の生産活動もパッとしなくなり、景気を抑えることができるのです。
この逆が、4コマまんがに描いた不景気の状態です。
民間銀行が持っている国債を、日本銀行が買います。
代金を民間銀行に払います。
世の中に、お金を放出したようなものです。
民間銀行は手元に資金が増えるので、企業にドンドンジャンジャン貸すことができます。
すると、生産活動が活発になり、景気回復!
こうやって、日本銀行と民間銀行の間で国債を売買して、世の中に出回るお金の量を調節しているのです。
ややこしいところなので、高得点を狙いたい人だけ、しくみを覚えておきましょう。
![]() | 中央銀行がわかれば世界経済がわかる 日銀の金融政策は、なぜ効果がないのか? [ 増田悦佐 ] 価格:1,540円 |

![]() | 価格:836円 |

2021年05月15日
歴史122・ピューリタン革命




「なんじゃ、ピューリタンって? 誰が革命をやりよった?」
そう思ったことでしょう。
ピューリタンとは、清教徒のことです。
清教徒革命ともいいます。
1642年に、イギリスで起こった革命です。
宗教改革(歴史85参照)のところで、ルターとカルバンの名前を出しましたが、清教徒というのは、カルバンさんの新教を信仰した人たちです。
革命まで起きるということは、それまでに、つらく苦しいことがあったはず。
@原因 A過程 B結果 の3点セットで覚えましょう。
@原因・・国王のむちゃぶり(重い税をかける)
A過程・・国王に腹を立てた清教徒の多い議会派が、国王の味方である王党派と衝突
B結果・・クロムウェル率いる議会派が勝利。しかし、国王が言うことを聞かなかったため処刑
![]() | ピューリタン革命と複合国家 (世界史リブレット) [ 岩井淳 ] 価格:801円 |
